1970年のビートルズ関連のリリースを(シングル盤を中心に)調べてみた。
3月 6日(英国):シングル「レット・イット・ビー」…ザ・ビートルズ
4月17日:アルバム「マッカートニー」…ポール・マッカートニー
5月 8日(英国):アルバム「レット・イット・ビー」…ザ・ビートルズ
10月 5日(米国):シングル「ボークー・オブ・ブルース」…リンゴ・スター
11月23日(米国):シングル「マイ・スィート・ロード」…ジョージ・ハリスン
11月27日:アルバム「オール・シングス・マスト・パス」…ジョージ・ハリスン
12月11日:アルバム「ジョンの魂」…ジョン・レノン
12月28日(米国):シングル「マザー」…ジョン・レノン
今日のテーマはジョン・レノンのシングル盤「マザー/ホワイ」だからそこに注目すると、上のような位置にあることが分かると思う。ポールがビートルズのアルバム「レット・イット・ビー」発表前にソロアルバムを発表し、11月にはジョージがソロデビューを果たしている。リンゴはまあ置いといて、ジョンが年末に満を持してソロデビューしている。(シングル盤はそれまでに発表していたけれど)
ジョンは、「マザー」のシングル発売を商業的な面から疑問に思っており、「ラヴ」をシングルとして出すことも検討していたという(ウィキペディアより)。確か英国では狂気じみているという理由で放送禁止みたいなことになってなかったっけ?(朧げな記憶)
ジョンの感覚は正しいと思う。昨日、シングル盤「マザー/ホワイ」を聴いてそう思った。しかし、である。だったら何でB面を「ホワイ」にしたんだよ、という疑問が残る。
この曲は「ジョンの魂」と同時に(ですよね?もう調べるのに疲れちゃった)発表されたオノ・ヨーコのアルバムからの1曲である。バックは「ジョンの魂」と同じメンバーである。「ホワイ」については後で書くことにしよう。
シングル盤「マザー」は、アルバムとはちょっと違うところがある。冒頭に入っている鐘の音がカットされ、さらにアウトロのリフレインの回数が少なくなっている。そのため約3分53秒と短縮されている。さすがにアウトロの狂気じみたシャウトはフルで入れづらかったのだろうか。調べてみると(最後の力を振り絞って調べた)、シングルヴァージョンを発売した国はアメリカ、ニュージーランド等で、アルバムヴァージョンを発売した国は日本、ポルトガル等だという。
というわけで、ついこの間までビートルズビートルズと騒いでいたファンに届けられたのが、リンゴのカントリー曲、ジョージらしさ満載のキラキラした曲、そしてジョンの「マザー」ということになる。当時のファンはこれについてどう思ったのだろうか。
ああ、でも今思い出した。こういう記事を昔書いたことあるよな。いかんいかん。
「マザー」を聴いて、とりあえずB面にひっくり返したビートルズファンは更に困ったと思う。何でジョンのシングルにヨーコの叫び声が聴こえてくるんだよーってな感じである。ジョンも「『マザー』、ちょっとまずいかな?」と思っていたはずなのに。ヨーコに上手いこと言われて押し切られたのであろうか。
「ホワイ」は最初ジョンの狂ったようなギターと「エイッ!」というシャウト2回から始まる。ベースとドラムスは「ジョンの魂」みたいな堅実なプレイだ。その後、ヨーコの例の奇妙奇天烈なシャウトが始まる。その間を埋めるジョンのギター。
ジョンのギターは基本的には狂った響きだが、時々我に返ったようにロックンロールする時がある。
確かこの曲についてJUNさんは「後のPILの『メタル・ボックス』なんかは確実に参考にしているはず」と言ってたような気がする(朧げな記憶)。
確かにジョンの狂ったギターはPILのギタリストだったキース・レヴィンあたりが影響を受けていそうだ。まあ怖いかもしれないけど、興味があったら聴いてみてください。
とにかく僕は、ジョン・レノンのシングル盤「マザー/ホワイ」を買って聴いた。つまり今日からジョン・レノンデイが始まるかもしれないということだ。そのことだけを書きたかったのだ。だからこれでおしまいにしよう。
それでは。