hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

ギターが届いた

いつだったか「僕は頓馬だ」という記事を書いた。そこで書くつもりだったのがアップルミュージックのことである。大分前デヴィッド・ボウイの記事を書いた時に、「日本のアップルミュージックは『ダイヤモンドの犬』を抹殺している。ひどい話だ」と書いた。つまり僕は長らくアップルミュージックで開いた最初の画面で見られるアルバムしか取り扱っていないのだ、と思い込んでいたのだ。

 

でもある日、「アルバム」の横に「>」マークがついていることに気づき、何気なくタップしたら、ズラッとそのアーティストの作品が出てきて驚いた。「そうか。こんなことになっていたのだ。それにしても俺はこんなことにも気づかなかったのか」と愕然とした。ボウイ作品は「>」をタップするとちゃんと全作品が見ることができた。これを頓馬と呼ばずして何と呼ぶのだろう?

 

 

続いてキャロル・キングの「つづれおり」についても書き留めておこう。こちらも長らく「つづれおり」に挑戦していたがなかなかスッと頭に入らない、というか心地よく聴こえない、と書いた。それがどうだろう、この2,3日で心地よく聴こえてくるではないか。これは単純に聴く回数が増えたことが一番の原因であろう。それに人間というのは勝手なもので(僕だけかな?)一度アルバムの中で「いいな」と思えるような曲を見つけるとその他の曲に対する集中度も変わってくる。そして他の曲も「いいな」と思うようになる。

 

もしかしたら人間の認知能力とはそういうものなのかもしれない。「つづれおり」で肝になる曲の良さが分かってきた。つまり自分の細胞に何らかの形で取り込まれた。その結果、「つづれおり」の文脈で創られた他の曲にも友好的に接し、その結果「いい曲だな」と思える。僕の場合このアルバムに関しては30年近くかかったが、こういう情報処理能力って今の若い人たちは凄いんだろうな。まあ僕には僕なりのスピードがあるからそれでいいけど。いや、僕にしてもここ数年の音楽の聴き方は今までとは全然違ってきてる。

 

 

 

さあ、新しいギターについて書いてみよう。メールを確認すると、16日木曜日20時過ぎに楽天市場でポチっとしている。そして17日金曜日正午ごろにワタナベ楽器が注文を受け付け、その日の18時過ぎに発送している。僕の家に届いたのは18日土曜日の午前だった。凄いスピードだ。現代の人は宅急便の人の給料を上げなければいけないと思う。いや、全ての運輸業に関わる人の給料を上げねばならない。

 

名前はSQUIER(スクワイヤ―)Affinity Telecaster Deluxe Burgundy Mistという。改めてこのギターを眺めていて思ったが、僕はどうもギターに可愛さを求めているようだ。普通だったらクラプトンの黒のストラトキャスターとか、ジミー・ペイジレスポールなんかは持っておきたいな、とギターおじさんは思うのではないだろうか。僕にはそういったオーソドックスなギターを持ちたいという欲求が全くない。まあ、31500円だったので気安く買えたというのもある。とにかく土曜日曜はこのギターでピストルズを思いっ切り弾いていた。

 

ピックアップがハムバッカーというのが初めてなので、どういう音がするんだろうと思っていた。僕は分厚いというかコッテリした音なのかな、と思っていたけれど、出てきた音は意外にもシャープに響いた。ハムバッカーであろうとテレキャスターな感じ?になるのかな。それはそれで構わない。続いてリア、フロント、真ん中と試してみた。ピストルズにはリアが似合っているな、と思った。

 

昨日日曜日はギター教室だったので、嬉しんぼの僕は新しいギターを抱えてレッスンに臨んだ。ギターのことをあれこれ話し、そこからライヴの話になり(「イーグルスを見た」とか「ストーンズの1回目の来日と時に見に行った」とか「今度ディランが来る」とか)、30分が過ぎた。1時間に4000円ほどだから、2000円をお喋りに使ってしまったというわけだ。最近ケチな僕は焦ってレッスンするよう仕向けた。

 

結局新しいことは教わる時間がなかったものの、先生が自分のギターを持たせてくれた。ネックを握った瞬間「ああ、これいい感じ」と思った。こういうのって感覚ですよね?ちょろっと弾いたが、弾きやすい。これもさっきの「つづれおり」の話じゃないけど、一度ネックを握って「いいな」と思ったら、そのいいイメージでギターを弾くことができるような気がする。

 

となると、断然楽器屋さんで試し弾きするのがいいに決まっている。でもこれがなかなかできないのが地方に住む人のつらいところである。ギターを弾くのが達者な人はきっと都会に行って、何台も試し弾きをして、ギターを買ってるんだと思う。それくらいのことはするよな、きっと。早く僕も「ちょっと大阪に行ってきま~す」なんてことをブログに書きたいものだ。

 

お金も必要だ。ギター貯金(月に1万円くらいかな?)をしながら、ギターの練習をする。これはいいアイディアかもしれない。2年で24万円のギターが買える。3年で36万円のギターが買える。3年となると僕は61歳である。そうか、還暦過ぎちゃうんだ。となれば60歳の誕生日祝いに向けて貯金をする、というのがいいようだ。計算すると21万円だった。還暦で21万円はしょぼくないか?ということでボーナス月には貯金額を大きくする。還暦まで4回ボーナスがあるからその月は1回10万円にしよう。となると・・・52万円だ。

 

よーし。2024年12月29日まで頑張ってギタ練して、その日に52万円のギターを買う、でどうだろうか。ギブソン?はたまたストラト?思い切ってグレッチ?いやあ、妄想は膨らむばかりだ。どこで買おうかな?東京まで行っちゃう?

 

ちまちま安いギターを買うのはもうやめよう。それより練習練習。

 

 

以上、短いですが新しいギターが来た!編でした。