hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

冬眠日記その1 ~雨が僕を狂わせる~

いやあ、寒いですなぁ。霰が降ってきたよ。

 

先週の土曜日から、僕にしては珍しく頭が痛い。ズキズキするわけではなく鈍い痛みなのだが、今まで頭痛とは無縁だった僕なので何となく不安で何となくイライラしている。降り続く雨も影響しているのかもしれない。こういう時は、授業が終わったらスパッと帰宅するに限るんだけど、なかなか校長に言い出すこともできなかった。昨日の授業は久々に全敗だった。何かがおかしかった。妙に頭の中がザワザワしていた。弱ったものだ。しかし、こういう重い始まりこそ冬眠日記に相応しい。さて、今日は何を書こうかな。

 

まずはhanamiの今年のベスト10を決めよう。

 

上半期は以下の通りである。

原マスミ「人間の秘密」

戸川純「おしまい町駅ホーム」

早川義夫「恥ずかしい僕の人生」

あがた森魚「いとしの第六惑星」

ニール・ヤングポカホンタス

 

下半期は以下の通りである。

・Girls At Our Best ! 「Go for Gold」

デヴィッド・ヨハンセン「Bohemian Love Pad」(ライヴヴァージョン)

・テデスキ・トラックス・バンド「Come See About Me」

・ヒュー・コーンウェル「Shaking Like a Leaf

グリーン・デイ「American Idiot」

デヴィッド・ボウイ「Fascination」「Something In the Air

ジョージ・ハリスン「セット・オン・ユー」「ブロウ・アウェイ」「イズント・イット・ア・ピティ」

 

この中からベスト10を選ぶのだ。むずかしそうだな。そうだなあ。選んだアーティストや曲にまつわる話があったら、書いておくと参考になるかもな。思い浮かぶままに書いてみるか。

 

初めて聴いてぶったまげたアーティストはGirls At Our Best ! で決まりだな。このバンドは、僕が購読している「ハイウェイ40号線の女」というブログで知った。このブログを書いているsycoさんは、実に色々なアーティストを自身のブログで紹介しているので、いつかそのアーティストをまとめて聴くというのが、目下の懸案事項である。その中で何故Girls At Our Best !を聴いたのかは定かではない。しかし「Go for Gold」を聴いてぶっ飛び、彼女たちのアルバムを聴いて再びぶっ飛んだ。これを聴かなかったらみなさん大損しますよ、と書いたのを記憶している。イントロが鳴ったら最後まで聴く曲の第1位である。これは外せないな。Girls At Our Best !を聴いていると何故かヤング・マーブル・ジャイアンツも聴きたくなるのが不思議だ。ノミネートしたアーティストの中では一番ギザギザしている音かもしれない。

 

次は原マスミの「人間の秘密」だな。これもよく聴いていた。ノミネート作品を選ぶにあたり、久しぶりに聴いてみたが、それ以来毎日聴いている。歌詞も曲も完璧に僕の好みである。原マスミは昔々に聴いてみたがそんなには引っかからなかった。アップルミュージックの中をフラフラと彷徨っていたら偶然見つけて聴いてみたら驚いた、というわけだ。こういう出会いは今までにはなかったことだ。これもイントロが鳴ったら手が止まる曲だ。

 

グリーン・デイを聴いたのは、エレキギターを買ったことが大きな要因である。パワーコード、簡単、パンクっぽいやつは誰かいないかを考えてグリーン・デイを聴いてみたらいつの間にか僕の耳に馴染んでいた。それまではこういう明るいパンクは避けていたんだけど、楽しくて何が悪い?という声が聞こえてくる。こういう曲も素直に聴くことができるようになったのはエレキギターのおかげかな。

 

早川義夫を聴くのには体力がいる。聴く時は「聴くぞ」と気合を入れて聴かねばならない。そして僕にとっては痛いことを歌う。昔どこかの評論家が「早川の歌は説教臭い」と書いたそうだが、とんでもない話である。早川義夫はいつも本当のことを歌うロッカーだ。説教臭いと思うのは、薄汚れた自分を見たくないからである。早川義夫は常に純度100%の自分でいたいのだ。そのためには自分を傷つけるのも厭わない。そんな人の歌を聴くんだから体力がいるのは当然だ。

 

テデスキ・トラックス・バンドは、偶然見つけたバンドだ。エリック・クラプトン主催のコンサートを観ていたら、彼らが出演していた。いろいろなアーティストが演奏していたが、彼らは飛びぬけていた。スーザン・テデスキのヴォーカルとギター、デレク・トラックスの超絶ギター、そしてバックのメンバー。それぞれの音が絡み合ってゴキゲンな音楽を奏でている。自分で見つけることができて嬉しかった。

 

そしてジョージ・ハリスン。僕は彼を舐めていた。ヒドイ奴である。つい最近聴いたのに、聴くことになったきっかけが思い出せない。とにかく最初は彼のベストアルバムを聴いたんだった。そしてアルバムを4枚ほど取り込んだ。こんなことをするのは久しぶりだった。巡りあわせと言うしかないだろう。今の僕の耳だからこそ、発見することができたのだと思った。

 

以上3グループ、3人について思い出すことを書いてみたが、果たして彼ら(彼女ら)はhanamiの今年ベスト10に入るのだろうか。さあ、今から熟考するぞ・・・

 

 

では、一気に発表します。

 

1位:原マスミ「人間の秘密」

2位:Girls At Our Best ! 「Go for Gold」

3位:ジョージ・ハリスン「ブロウ・アウェイ」

4位:デヴィッド・ボウイ「Something In the Air

5位:あがた森魚「百合コレクション」

6位:デヴィッド・ヨハンセン「Bohemian Love Pad」(ライヴヴァージョン)

7位:ニール・ヤング「サザン・マン」(アコースティック・ヴァージョン)

8位:早川義夫「ラブ・ゼネレーション」

9位:グリーン・デイ「American Idiot」

10位:テデスキ・トラックス・バンド「Come See About Me」

 

どうですか、みなさん。ちゃんと10アーティスト10曲選びましたよ。やった!お見事!おいおい、あがた森魚ニール・ヤング早川義夫のノミネート曲が違うじゃないか、と文句をつけるあなた、騙されたと思って聴いてみてくださいよ。あがた森魚と言えば「百合コレクション」。吉井和哉もカヴァーしているし、自身もセルフカヴァーしているこの曲なんですよ、やっぱり。そして早川義夫と言えば彼の基本姿勢を歌った「ラブ・ゼネレーション」、この曲になるんですよ。何しろ「信じたいために親も恋人をも全てあらゆる大きなものを疑うのだ」って歌うんだよ。これこそロックじゃないか。ニール・ヤングの「サザン・マン」はやはり最近聴いたライヴ盤の出来があまりにも良かったのでこっちにした。これくらい許してね。それよりデヴィッド・ボウイの「Something In the Air」のベース・ギターを聴いて機嫌を直してよ。カッコイイから。いやあ、これを見ると僕のこの1年がよく分かる。うん。よかったよかった。

 

頭痛は今は治まっている。さあ、ジョージの「オール・シングス・マスト・パス」を聴こう。