hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

運転してみたよ

思えば車屋さんにフィアット500のことを問い合わせたのは10月20日のことである。それから2週間弱。昨日今日と僕はこのコに乗っている。いやあ、楽しいなあ。

 

昨日、車屋さんに電話したら「今洗車しているところです。洗車が終わったら連絡しようと思っていました。今日、納車できますよ」と言われた僕は舞い上がって、定時ダッシュで帰宅した(いつものことなのだが)。帰宅して、車にスタッドレスタイヤを積み込み、最終チェックをしてから車屋さんに行った。

 

今日はこの話で盛り上がろう。頑張るぞ。

 

エンジンのかけ方やら、ギアの動かし方、駐車の仕方、給油の仕方(これは意外にも車屋さんのお兄ちゃんにしては手間取っていた。僕はしばらくセルフでガソリンを入れるのをやめようと決心した)、ウィンカーとライトの位置(左についている)、その他いろいろと教えてもらった。特にデュアロジックのことについては僕にしては珍しく詳しく聞いてみた。結果、最初はオートマチックモードで運転してまず車に慣れる、そしてゆくゆくはマニュアルモードで運転した方が車にもやさしいということが分かった。

 

最初にデュアロジックが起動(?)するモーターのこと(モーター音が鳴り終わったらエンジンキーを差し込む、らしい)について聞くと、「いや、そんなことはないと思いますよ。座ってすぐにキーを差し込んでエンジンをかければいいですよ」と言われた。また、ガソリンについては「レギュラーで大丈夫です」と言われた。

 

請求書をもらった僕は、お兄ちゃんのところにもう一度行き、「遠からず、カーステのグレードアップをしたいと言い出すと思うんですけど、こちらで面倒は見てくれるますか?それともオートバックスみたいなところに行った方がいいんでしょうか」と尋ねると、「こちらでも対応できます」ということだったので希望を伝えた。僕の希望は2つ。AUX端子をつけてもらう(有線でスマホにつなげたい)ことと、スピーカーのグレードを上げたい、ということだった。

 

お兄ちゃんは、「AUX端子を付けるんだったら、パネルをめくることになるので、先日hanamiさんが言ってたカーナビの取り外しも可能だと思いますよ。スピーカーの方はどうでしょう。こことこことここの6か所にスピーカーが付いてますんで、音を聴いて確かめて下さい」と言われた。分かりましたと言って、僕は車屋さんの人達に丁重に礼を言い、「まずガソリンを入れてきま~す」と言って、車をソロソロと発進させた。

 

そして10mも進まないうちに道に寄せ停車するはめになった。「窓はどうやって閉めればいいんだ?」あちこちのボタンを押しても反応しない。やっと窓を開閉するボタンを見つけて無事窓を閉め、再び発進した。もう6時を過ぎてるし、暗くなってから僕は活動しないようにしているし、このまま家に帰って明日ガソリンスタンドに行けばよかったのかもしれない。でも、もう乗ったからにはワクワクは止まらない。気づくとたまに行くガソリンスタンドの方に向かっていた。

 

オートマチックモードにしてあるので、そのままアクセルを微調整しながら踏んでいればよいのだが、緊張からか、4速までしかスピードを出すことができない。当然後ろの車は僕の車を煽り気味である。僕は頑張ってアクセルを踏み込んで、ようやく5速で走ることができた。そしてめでたくガソリンスタンドに着いた。僕はエンジンを切り、店員にキーを渡して「レギュラー2000円分お願いします」と言った。店員は心得たもので、手際よく給油口を開け、ガソリンを入れていた。

 

無事ガソリンを入れたが、右折するのは怖いので必然的に左方向に進むことになった。ますます家から遠ざかっていく。どうすればいいんだ?このまま真っ直ぐ走っていくと隣の市に行ってしまう。またどこかで左折しなければ、と思いながらタイミングを窺っていた僕は反射的に殆ど使ったことのない道に入り込んでいた。「まずいな」と思いながら走っていると、国道と合流する道を見つけた。意を決して僕は右折のウィンカーを出し、無事国道に合流することができた。

 

そのまま家に帰ろうと思えば帰ることができたが、僕は家を通り過ぎていた。まだこの車を運転したかった。そして銀行に向かうことにした。銀行についてハンドブレーキをかけてエンジンを切って(まるで初心者だ)お金をおろして、またエンジンをかけてハンドブレーキを下ろして今度こそ家に向かった。

 

そしたら意味不明の赤ランプがついている。まずい、と思いながら走っていると今度は正面パネルに「Boot Open」という文字が出てきたではないか。さらにまずいと思った僕は路肩に自動車を停め、早速スマホで検索したらあったよ、ちゃんと。これはリアハッチが開いたままですよ、という警告だった。僕は知らない間にリアハッチを開けるボタンを押していたのだ。「別にそんなボタンはなくてもいいのに」と思いながらも解決してよかったと思いながら帰路に着いた。

 

最後はバックでの車庫入れだが怖い。なかなか上手く操作できない。フィアット500は、日本のオートマチック車とは違ってクリープ現象は起きないので、ちゃんとアクセルを踏み込まないと車は動かない。そのアクセルの加減がバックだと、どうも分からない。何度か挑戦してやっと車庫入れすることができた。その後僕は、ちゃんと車が停まっているか心配になり、家から出て確かめた(3回も)。

 

 

帰宅した妻からは「くぅわいい~(可愛い)ね!」と言われ、嬉しくなった僕は今日の顛末を話した。次の日の朝、起きて直ぐに妻から「車に乗せてよ」と言われた。勿論僕は快諾した。その時気づいたが、運転席に座った途端、どこかからモーター音が聞こえてきた。「何だ。やっぱりモーター音、するじゃん」と思った僕は、気をつけねば、と「モーター音モーター音」と頭の中に叩き込んだ。町を軽く1周して家に戻ると妻から「乗り心地は・・・悪いね」と言われた。僕もそう思っていたので「そうだね。ゴツゴツした走りだね」とだけ答えた。でもそれに勝る運転する喜びがこの車にはある、ということも昨日の時点で分かっていた。

 

その後大切な用事があった僕は、時間より早く家を出て町を走り回った。そして用事を終えるとまた町を走った。「そうだ。学校に行く練習をしよう」と思い立ち、隣の市まで軽くドライブもした。少しずつこのコと仲良くなっていくのを感じながら家に戻って、こうして記事を書いているというわけだ。

 

早くオートマチックモードを脱出してマニュアルモードで運転したいものだ。そしたらもっと運転ライフが楽しくなるはずだ。ああ、これから通勤が楽しくなるだろうな。

 

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