hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

模写をした

10年くらい前、ゴッホに夢中になった時があった。その生き様を知り、絵を見ることで何故だか分からないが、ゴッホは「ロックだ」と思った。それで何をしたかというと、模写をした。作品は僕の好きな「星月夜」だ。たまたま絵に関する本を読んだ時に、クレヨンで新聞紙に描くと色ののりがよくなっていいよと書いてあったのでその手法で挑戦することにした。

 

新聞紙だから失敗してもいいや、というくらいの気持ちで描き始めたらこれがもう面白いというか集中しちゃってクレヨンの動きが止まらなかった。糸杉、月夜、遠方の景色の順に描いていった。糸杉の形や色合い、そして幻想的な月夜をどんな色で表すか、考え試みるのはとても楽しい作業だった。月夜はちょっとくらい違っていてもいいや、くらいの気持ちで描いていった。そこまで描けたらほぼ完成だが、遠景の教会や家々なども集中をとぎらせることなく描き終えることができた。「何故ゴッホはこんな絵を描いたのか?」などとは思わずただひたすら2時間くらい描き続けていた。

 

これに味をしめてトモフスキーのジャケットをこれまた新聞紙とクレヨンを使って描いた。この絵は3時間くらい集中して描いていたっけ。新聞紙とクレヨンはほんとに相性がよくて気持ちよく描くことができた。お勧めです。

 

絵を描く時、それが模写であっても人は集中するようだ。画家が絵を描く時は、寝食もろくにとらず絵に取り組む人がいる、ということが何となく分かる。