シマムラは油断がならない場所である。だから僕はシマムラに行こうって決めた時には、「これとこれと・・・」と買うものとその個数を勘定してから行くことにしている。昨日もそうだった。「Tシャツ1枚、長袖Tシャツ1枚、半袖1枚、靴下1セット」。これで決まりだ。しかし、帰り道「うん?合ってたっけ?」といつものように考え込んでしまった。
家に帰って袋を開けると、靴下1セット、Tシャツ2枚、カーゴパンツ1本が入っていた。カーゴパンツ?うーん、その時の気持ちを思い出せない。いやいやここはちゃんと思い出さねば。
カーキ色のカーゴパンツが目に入った時、「ああ、昔履いていたなあ。あれを履きながらウォーキングをしていたんだっけ」なんて思ったんだ。次に「もしかしたら今年もこれ履いてウォーキングすれば・・・」「ポケットがたくさんあるのっていいよなあ」なんてことを考えたんだと思う。気がついたら手に取って試着室に入っていた。
まあ、衣類は必要な物だから、そしてシマムラだから許そう。問題は次だ。
家に帰るつもりの僕はふといつもとは違うルートで帰ることを思いついた。その道沿いには本屋がある。その本屋「明文堂」は魔窟である。油断すると数千円が財布の中から消える。僕はその明文堂の駐車場にいた。
さあ、ちょっくら入ってパトロールしてみるか。そう思ったが、目ぼしい本は見つからなかった。「まあ、こんなもんだろう」と思い、音楽コーナーに行ったら「ルー・リード詩集」という本が目についた。こんなん見るの初めてだぞ。どうしよう、本の厚さは7㎝くらいある。値段は?3300円か。そりゃそうだ。これだけ厚いんだから。
僕はルー・リードのファンだ。このブログにも度々登場する伝説のロック・シンガーだ。しかしどんなことを歌っているのかはあまり知らない。どうしよう。全詩集ではないところが玉に瑕だが、僕が買わなきゃ誰が買う?ってな顔をして鎮座している。
決心して本を手に取った。さてと帰るか、と思いエッセイコーナーを横目で見ながらレジに向かうと「ひとりの人間のなかに、こんなに大量の『おもしろい』があっても、よいものだろうか」と書かれた帯がかかっている本を見つけた。
帯をよく見ると糸井重里が書いているではないか。誰の本だ、と思って見ると和田誠だった。和田誠か。村上春樹と組んでいるイラストレーターじゃないか。これは信用してもいいんじゃないか。僕は中味をよく吟味しないでレジに向かっていた。この本は1760円だった。
家に帰って2冊重ねると10㎝くらいになった。これを今から読むのか。などとは思わずにすぐ、ルー・リード詩集のページを開いた。
久しぶりに詩集というものを読んだ。なかなかよかったよ。言葉が凝縮されていて。こういう凝縮され且つ(読者が想像できる)余白のある言葉を羅列できるのは素晴らしいな。僕も書いてみたい、と思った次第であった。
全然タイトルの話にいかないね。ムーンライダーズか。ランキングの記事を書いている間、そして昨日今日と彼らのアルバムばかり聴いている。きっかけは何だったのだろう。きっと六可レコードで「アマチュア・アカデミー」を買ったからだ。あれから家にある彼らのレコードや、サブスク音源をずーっと聴いていた。
「アマチュア・アカデミー」、いいね。でも僕はやっぱり「イスタンブール・マンボ」が一番好きかなあ。いやいや「アニマル・インデクックス」も見過ごすわけにはいかない。おっと「夏の日のオーガズム」を初めて聴いた時の衝撃は忘れられんなー、なんて具合に聴いていた。勿論鈴木博文のソロ作品にも手を出していた。
そんなことをしている時は悪い循環が僕を待っている。今回は「そう言えばビートニクスってあったよな」が始まりだった。いろいろ探した結果メルカリを利用することにした。そしてその作品は僕が思っていたのと違っていたやつだった(内容はよかったよ)。性懲りのない悪循環は続く。「そう言えば、昔鈴木慶一ってソロ出してたよな。俺、気に入ってたはずだよ。なんてタイトルだったっけ?」
メルカリで探すと下の方に(だいぶスクロールすると)ちゃんとあったよ。「そうそう。『鈴木白書』だ!」。そのCDは710円で売られていた。あとは何も書くまい。
それでは。今日は僕のダメっぷりを書いたつれづれ日記になってしまったな。まだまだあるよ。ダメダメエピソードは。