hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

大寒波日記 ~ちょっと刺激されるとすぐに反応してしまう~

タイトル(~ちょっと刺激されると・・・~)はどういう意味かって?最近僕が入れ込んでいる「20世紀ロック」のことですよ、旦那。昨日「20世紀ロック」の「ザ・ドアーズのファースト・アルバム全曲解説」という10分弱の番組を見ていたら、2つのことを思った。1つ目は「そうか、アルバムには箸休め的な曲ってあるもんなんだ。なるほど」、2つ目は「このアルバムに収録されている『アラバマ・ソング』(クルト・ワイル作)はやはりドアーズヴァージョンで決まりだな」である。こんな風にちょっと何かに刺激を受けると調べたくなってくる。昨日はどちらに行ったのか?

 

 

正解はクルト・ワイルである。「大学生の時にクルト・ワイルの『セプテンバー・ソング』をルー・リードが歌っていてそれを気に入っていたなあ」→「そういえば1回探したけれどなかったな」→「『セプテンバー・ソング』か。もう1回探してみるか」ってなったのが、始まりだった。

 

そこから最終的にはテレヴィジョンの「フリクション」までいったのかな。いやもっと横道にも逸れていたな。それは置いておいて「セプテンバー・ソング」の話に戻ろう。

 

クルト・ワイルは1920年から生涯にわたって活躍し続けたドイツの作曲家である。彼は自身のコンサート用の作品の作曲をしつつ、演劇やオペラ・ミュージカルの作曲に同等の力を注ぎ、多くの作品を残した。特にブレヒトが台本に協力した「三文オペラ」で知られる(ウィキより)。繰り返しになるが、そのクルト・ワイルの作品をルー・リードが歌っていたのを思い出したのだ。

 

 

あれは確かハル・ウィルナー?だっけ。そんなような名前の人が色々な人に声をかけてクルト・ワイルの全曲集みたいなアルバムを作ったんだった(調べてみると1985年の「星空に迷い込んだ男―クルト・ワイルの世界」というアルバムだった)。その中にルー・リードの「セプテンバー・ソング」が入っていた。だからそこから攻めていけばいいのだろうが、僕はもっと大胆にいった。

 

アップルミュージックで「lou reed September song」と検索をしてみたらビンゴ!一発で見つけちゃったよ。30年以上聴きたくても聴けなかった曲を一発でだよ。すごいじゃん。早速聴いたら今でもいい出来だったので安心した。変な曲だったらどうしようとチラリと思ったんだがね。あの頃ルー・リードは第何期目かのピークを迎えていたように思う。MTVにも見事に乗っかっていたし。彼のヴォーカルは冴えに冴えわたっていた。

 

そうなると自然にルーの他の名曲も聴きたくなる。僕にとって馴染みのある曲を取り込んでみた。全7曲。

 

その7曲とは・・・

 

・Perfect Day(「トランスフォーマー」(1972)より)

・Walk on the Wild side(〃)

・Satellite of Love(〃)

・Martial Law(「レジェンダリー・ハーツ」(1983)より)

・September Song(「星空に迷い込んだ男―クルト・ワイルの世界」(1985)より)

・The Original wrapper(「ミストライアル」(1986)より)

・Romeo Had Juliette(「ニューヨーク」(1989)より)

 

 

である。ちと物足りない。そこで僕は何を思ったのか、T. レックスにいってしまった。T. レックスのエレクトリックな曲はほぼ除外して、アコースティックな名曲を中心に選んでみた。以下の通りである。

 

・Mambo Sun(「電気の武者」(1971)より)

・Life’s A Gas(〃)

・Spaceball Ricochet(「ザ・スライダー」(1972)より)

・Ballrooms of Mars(〃)

・Main man(〃)

・Children of the Revolution(ベスト盤(1973)より)

・Broken Hearted Blues(「タンクス」(1973)より)

・Life Is Strange(〃)

 

 

ルー・リードT.レックスを聴いている方なら「ベタですなあ」と言うであろう。そうである。「ベタなロックに乾杯」なのだ。

 

ルー・リードマーク・ボランの歌を聴いているとこの世の人の歌とは思えなくなる。こんな人が確かに実在したんだな。

 

それともうひとつ。この検索活動をしているうちに、テレヴィジョン(ニューヨークのパンクバンド)の「フリクション」(という曲)までいったと書いた。道順を思い出すと、ルー・リードマーク・ボラン→・・・(不明)→ジョニー・サンダースリチャード・ヘルテレヴィジョン、だったと思う。マーク・ボラン以降はちょいちょいと曲をつまみ食いをすながら「フリクション」まで行った。

 

1年、いや、半年でもいいや、それくらい時間をかけて今書いたアーティストに触れるのはOKだろう。でもその日の一瞬といっていいくらいの時間に今書いたアーティストの音楽に触れるのって如何なものなんだろう。確かにジョニー・サンダースのところで大阪ライヴがあって、それがアコースティックライブでこれは買いだな、と思ったり、テレヴィジョンはたくさんライヴ盤を発表しているなと気づいたりはした。でもなぁ。そんなに知る必要があるかって話なんだよ。でもそのおかげで「セプテンバー・ソング」を発見することができたしなあ・・・。そもそも絶対に「セプテンバー・ソング」を聴かなきゃいけなかったのかってことも考えてしまう。

 

ウェブの意味を調べると、「Webとは、インターネット上のさまざまな情報の閲覧を可能にするシステムです」「直訳すると『世界規模のくもの巣』になります。無数のコンテンツがまるでくもの巣のように、世界中に結び付けられていることから、そのように名付けられました」だって。「くもの巣」とはよく言ったものである。僕らは「くもの巣」のおかげで随分と便利な生活を送っている。便利な生活に絡めとられていると言ってもいい。便利は善なのか、くらいは言ってみたくなるね。

 

 

 

今日は「ちょっと刺激されるとすぐに反応してしまう」とだけタイトルに書いていたのだが、取り急いで「大寒波日記」という言葉も添えてみた。日中降ったよ。ドカンとまでじゃないけれど、これは帰ったら雪かき決定ですな、と思わされるほどの雪が積もりつつある。そして止みそうもない。問題はギター教室をどうするか、だ。

 

 

 

 

夕方ギター教室に電話をして、土曜日のお昼に変更してもらった。木曜18時から1時間という設定自体が間違っていたのかもしれない。今度、相談してみよう。

 

 

帰り道はスッキリ除雪してある道と、ガタガタ道とがあって難儀した(我が家ではガタガタ道を車を上下させながら運転することを「ジャンピング」と呼んでいる)。車をジャンピングさせながら「なんでこんな大切な道を除雪しないんだよ」と悪態をつきつつ帰ってきた。

 

 

雪かき?うん・・・。無理矢理車を駐車場に入れちゃったよ。疲れるもん。今日はしない。周りの他の家は?どうなってるんだって?ちゃんとしてあるよ。グチャグチャなのはウチだけだよ。こっぱずかしいね。

 

 

ルー・リードマーク・ボランの組み合わせはシャッフルして聴くとなかなかいい。


www.youtube.com