hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

第3回リモート飲み会~ジョンの歌詞を読み込まねば!編~

28日月曜日、3回目のリモート飲み会をした。今回はウエブカメラも購入し、動作確認もしっかり行い予定時刻に備えた。途中トラブルがあったが概ね良好に僕のパソコンは働いてくれた。

 

いつもブログにコメントをしてくれているJUNさんとするので、話題もそのことが中心となった。しかしやはりその時喋って、すぐお互いに意見を言い合ったり曲を確認したりするのは楽しい。細かいことも話せるし。

 

この日僕は2個の質問を用意していた。「The Kafersとビートルズの曲の類似性について」「ジョン・レノンの『インスタント・カーマ』がどのようにマーク・ボランに影響を与えているか」である。

 

近況を聞きつつも僕はいきなり1個目の質問をぶつけた。

 

「The Kafersってどこがビートルズと似ているんですか?」

「何だか1曲の中にたくさん(ビートルズの曲の)アイディアが入っているような気がする。それとラトルズと似ている。あとは、たどたどしくギターを弾いている様までも似ている。」

「でも、ラトルズってネタ元が結構分かりやすいじゃないですか」

「確かに。もしこの調子で1枚アルバムを作るのなら大変だと思うよ。」

 

 

ジョン・レノンの『インスタント・カーマ』がどのようにマーク・ボランに影響を与えているんですか。」

JUNさんはギターを取り出し、

「『インスタント・カーマ』はこんなコード進行でしょ?例えばTレックスの『メタル・グル』はこんな進行。同じでしょ?キーは違っても。マーク・ボランの曲ってこういう進行の曲多いんだよね。」

といろいろ弾いてくれる。

「確かに。」

 

 

とこんな風にJUNさんが書いてくれたコメントについての見解をもう少し詳しく話して下さいよ、というような話の展開となった。

 

覚えている限りでは、

「寅さんは1本目から観た方がいい。もしくは名作と呼ばれる作品(例えば「夕焼け小焼け」)を観てからでもいい。寅の成長がよく分かる。そしてシンプルなストーリーの中に深読みできる面もある。」

 

ルー・リードはロバート・クワインと組んでいた時が一番良かった。ロバートがその後参加したマシュー・スイートも素晴らしい。」

 

「この前のルー・リードなんかもそうだけど、いわゆるメイキングものとかアンソロジーとかはあまり好きじゃない。よく作品の最後にボーナス・トラックとして(デモテープ等が)入っているが全部削除している。」

 

「『ゲット・バック』が楽しみだ。しかしその頃のジョンはヘロイン中毒真っ盛りで必ず挙動不審な所が映っている映像があるはずだからそこをどうするか。それを見るのはつらい。この前の5分間のプレビューは本編では使用されないそうだ。つまり『余り物で作った』ものらしい。『余り物』であの出来ってすごい。」

 

などなどである。(グレン・グールドやバッハやアルヴォ・ペルトの話もしたな。マッカートニーⅢのドラムが綺麗すぎるとも言っていた)

 

一番興味深かったのは、ジョンの「ゴッド」と「イマジン」は対(でしたっけ?)になっているという話だった。「ゴッド」で「I don’t believe・・・」といろいろなこと(魔法や聖書)や人(仏陀ビートルズ)を信じないと表明したジョン。「イマジン」でも最初、「天国なんてない」と宗教の否定?から始まっている。

 

キリスト教圏の人達はここにひっかからないのかな。誰も言ってないようだけど。」

「そう言えば『実はイマジンは非常に危険な歌である』という内容のブログを読みましたよ」

「ジョンは1作目(ジョンの魂)をシュガーコーティングしたものが2作目(イマジン)だと言っていたから歌っている内容はそんなに変わらないんじゃないかな」

 

と言うやり取りから、「ああ、そう言えば第2回目のリモート飲み会での反省は『歌詞を読め!』だったなあ。」と思いだした。成長していない俺。世界中の人が「イマジン」を歌っていることにイラつくことは書いた。だが、何故イラつくのかちゃんと説明できない。JUNさんのような真摯な態度で音楽を聴くことからしか説明は生まれてこない・・・。

 

ブログのコメントのやり取りも楽しいが、やはりダイレクトに話を聞く方が断然楽しい。当然だけど。それと、上手く言えないが僕たちはこれらの話題についてそんなにテンポよく話していたわけではない。ぼそぼそと喋り出し、やがて盛り上がることもあったが、大体はポツリポツリと話し合っていた。その間が別に気詰まりではなく、逆に臨場感があって不思議だった。

 

僕の薬が効いてきて「ろれつが回らなくなってしまいました」(←こわいな)と言う言葉で今回は終了した。(その後片づけをしてすぐに布団に入ったところ、久しぶりに爆睡できて非常に嬉しかった)

 

JUNさんは「今度は桜の咲く頃に」と言ってくれた。その頃までに僕は誰に出会って、ジョンのどの歌の歌詞を自分の中にインプットしているのだろう。楽しみだ。