ドラムとベースとピアノと歌だけで

そろそろエルトン・ジョンについて書きたいなと思っていたところ、初期のライヴアルバムが秀逸だと何かに書いてあった。早速調べて聴いてみたら、凄すぎてびっくりした。かっこいいロックアルバムじゃん。

 

 

「ライヴ‼(17-11-70)」と題されたこのライヴアルバムは、1971年に発表された。タイトル通り1970年11月17日、ニューヨークのラジオ放送のために公開録音された13曲から6曲を抜粋したものである。

 

 

これが凄いのなんのってっていう出来なのだ。メンバーはドラムにナイジェル・オルソン、ベースのディー・マレイ、そしてピアノとヴォーカルがエルトン・ジョンである。たった3人なのに迫力満点なのである。

 

 

最初は正直音質は今イチかなと思って聴いていたが、それを凌駕する演奏っぷりであった。3人の演奏力が半端ない。僕はエルトン・ジョンには割と華やかなイメージを持っていた(しっとり系のバラードも含めて)。このアルバムはそうだなあ、乱暴に言うとクリームみたいなロックバンド、という感じかな。3人で暴れまくっている。

 

 

1曲目の「パイロットにつれていって」からテンション高めのエルトンのヴォーカルが冴えている。ナイジェルとディーがコーラスで絡むことができるのも強味だ。レコードでは1曲目に配置されているが、実際のライヴでは最後から3番目に演奏している。何ていうか隙のない演奏である。レコードの1曲目に選ぶのも頷ける。

 

 

2曲目の「ホンキー・トンク・ウィメン」は言わずと知れたストーンズのカヴァーである(実際は9曲目に演奏)。これもまた素晴らしいんだよなあ。特に最初にコーラスから入るんだけど、そこだけでも聴いてみてよ。観客からは笑いも出ている。エルトンが変なアクションをしたのかもしれないし、コーラスがかっこよすぎて笑ったのかもしれない。僕は初めてこのコーラスを聴いた時は、耳が止まった(←伝わるかな)。


www.youtube.com

 

 

白眉は何と言ってもB面最後のメドレーだろう。「布教本部を焼き落とせ」~「マイ・ベイビー・レフト・ミー」~「ゲット・バック」と続くが、15分以上の曲の後半(4分30秒くらいから始まるよ)は大セッション大会になっている。ドラムとベースとピアノで大セッション?って思うでしょ?これも興味があったら是非聴いてみてください。凄いよ。


www.youtube.com

 

 

 

ジャケットはエルトン・ジョンがしゃがんでピアノを弾く姿を横から撮影したものだが、かっこいい。ライヴの熱がよく伝わってくるジャケットである。



 

1971年はエルトン・ジョンにとっては多忙だが充実した1年だったのだろう。その後、「フレンズ」という映画のサントラと、「マッドマン」というスタジオアルバムを発表している。そして1972年には、今僕が最も気に入っているアルバム「ホンキー・シャトー」が発表されるのだ。

 

 

そろそろ「ロケット・マン」を観る時期に来たのかもしれない。そういえばドキュメンタリー映画も公開されていたよな。

 

 

 

今日はお日様も出て、穏やかな天気だった。来週頭には再び10年に一度の低温が襲ってくるなんてホントかよって思ってしまうほどであった。神様、もう雪はこりごりですので、少し緩めにお願いします。

 

 

 

 

それでは。