僕のそうじスイッチは病休に入ってもオフのままだったが、今週の様子を見るとやっと発動したようである。月曜日火曜日は草むしりをした。家の後ろはだいぶきれいになった。今日は、リビング、玄関、キッチンなどフローリングの部分を洗剤拭き&水拭きした。やはり水拭きをすると座っていても気持ちがいい。もしほんとにそうじスイッチがオンになったのなら明日も何かするはずである。楽しみである。
さて、ジャクソン・ブラウンだ。僕は「ポール・ウェラーとジャクソン・ブラウン、どっちも生真面目だなあ」「ジャクソン・ブラウンの『孤独のランナー』を聴くと(歌詞を読むと)彼が疲れながらも前を向いているのが分かる」といった内容の記事を書いたことがある。彼について書くのはこれで3回目だ。何を書こう。実は全然考えていないんだよね。
何だかんだ言って、5月に入ってからはXTC、ムーンライダーズ、ケイト・ブッシュを熱心に、そしていつものように節操なく聴いていた。そして昨日からはジャクソン・ブラウン一色である。理由は自分でも分からない。でも書くのは3回目なんだから少しは気合を入れないといけない。
今回のブームで僕が思ったことは、彼の曲と彼と一緒にアルバムを作ったバンド(バンドと言ってもいいと思う)の親和性が非常に高いのではないかということだ。何て言うんだろう、理由のある音っていうか、この曲にはこういう演奏だろうという気持ちがはっきりと伝わってくるというか、そんな感じがした。もちろんジャクソン・ブラウンの声質にも合っている。
例えば?そうだなあ、名曲「レイト・フォー・ザ・スカイ」でのイントロのギターなんかそうじゃない?よくこんなイントロを思いついたものだ。どんぴしゃりである。デヴィッド・リンドレーがギターなんだろうか。
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僕はこういうサウンドに対して、長い間「けっ」と思っていたが、やっとそのよさがしみじみと感じられるようになった。ジム・モリソンやイギー・ポップのようなヴォーカリストとしてのカリスマ性は感じられないし、ザ・フーやツェッペリンみたいにハードな路線でガンガンいくわけでもない。一時期付き合っていたニコのような妖しさもない。しかし、確かにロックを感じさせる。声とメロディライン、演奏がバッチリなら、きっとそれに歌詞も大いに関係してくるだろう。遺憾ながら検索して引用させてもらおう。
(「洋楽和訳 Neverending Music」というサイトから)
「プリテンダー」
まず解説から。「これは夢をあきらめて、お金を貯めるために、単調でルーティーンな人生を送る男についての歌である。彼は«プリテンダー»(偽って生きている男)なんだ」
家を借りることにしよう フリーウェイの陰になった場所に
朝にはお弁当を作って 毎日仕事に出かけるんだ
そして日が陰ってきたら 家に帰り疲れた身体を横たえる
そしてまた 朝の光が差し込んできたら 起きて同じことを繰り返すのさ
アーメン もう一度言おう アーメン
何が変わってしまったのか知りたいんだ 愛がもたらすものを僕たちは心待ちにしてた
それは気まぐれな夢に過ぎなかったんだろうか 何か大きな目覚めとなるはずだったのに
時が移り行くものだとわかっていたよ みんな言う 結局はあっという間の出来事なんだ
そしてまた朝陽が差し込んでくる時間になると 僕は起き上がり同じことを繰り返す
アーメン
こんな調子で延々と夢を持ちながらも受け入れざるを得なかった現実を歌い続ける。一体何番まであるんだっていうくらいだ。そして最後はこう締める。
僕は«幸せなバカ野郎»になるんだ そしてお金を懸命になって稼ぐとしよう
広告が狙いを定めて 消費者の心と魂に売り込みをかけるこの街で
そこにあるものならなんだって信じるんだ 金で買えるものならなんだってね
真実の愛こそ信じられると思われてたのに
神様 あなたはいらっしゃるのですか?
祈りを捧げよう
«本当の心を偽っている人たち»に
始めはとても若く力強かったのに 降伏してしまった僕らのために
この歌が作られた1976年という時代背景も反映しているのだろうが、僕は今でも聴けるな。この敗北感満載のような歌を書いたからこそ、「孤独なランナー」へと続いていったのだ。そして75歳の今になってもジャクソン・ブラウンはこの歌を歌い続けている。彼にとって今も歌うに値する歌なのだろう。
僕が聴いているのは今のところ次の5作品だ。
1972年:ジャクソン・ブラウン・ファースト
1973年:フォー・エヴリマン
1974年:レイト・フォー・ザ・スカイ
1976年:プリテンダー
1978年:孤独なランナー
80年代は、「ユー・アー・フレンド・オブ・マイン」が有名なのかな。この曲はブルース・スプリングスティーンのバンド、Eストリートバンドのサックス奏者、クラレンス・クレモンズのソロ作品でジャクソン・ブラウンとデュエットした曲である。こういうのもまた1980年的サウンドっていうんだろうなあ、と思わせる曲である。
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今日はこれくらいかな。ジャクソン・ブラウンについてはまた挑戦することになるだろうと思う。少しずつ彼に近づいていきたい。
それでは。