hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

いきなりレコードで聴く

今日は、昨日作った6年生用のプリントに思いをはせることから仕事を始めた。単元は「長く続いた戦争と人々の生活」だった(多分)。満州事変から太平洋戦争までの学習である。教科書の最初はいきなり焼け野原になっている広島の写真から始まる。その後も空襲で逃げ惑う人々のイラストや、疎開していた児童の食事のメニューとかが載っていてツラい内容になっている。これを3学期早々から学習してよいものだろうか。

 

 

僕は教頭に相談してみた。教頭は「分かった。校長に話しておくわ」と言ってくれた。結論から言うと、「そのまま学習してくれ」だった。その時は「分かりました」と言ったが、何だか釈然としない。自由進度学習なので、僕が喋る機会はほとんどないが、それでも児童の心にはどう響くのだろうか、と思ってしまう。

 

 

もう一度校長に言ってみるかどうか、悩ましいところである。僕としては歴史を3学期後半にずらして、「国際」の学習から始めてもいいんじゃないか、その方がスッキリ学習できるのではないか、と思っている。

 

 

今日は、そのあと5年生の「情報」の学習プリントを作った。こちらの方も「情報」の学習のあとに、「自然災害を防ぐ」という今一番やりたくない学習が待っている。2月上旬になると思うがこれを学習するのはちょっとつらい。こういうのは教委は考えないのだろうか。

 

 

プリントを作ったあとは、教務&4年学担の先生と校下の安全確認を行った。僕たちが担当したところは異常はなかった。他の先生は木を切ったりしていたようだ。

 

 

そんなこんなで午前中の勤務を終えた僕は、ハードオフに行ってみるかと思い、車を走らせていたら、家の石垣を始末している場面に出くわした。小松市でもいろいろなところが破損しているようだ。

 

 

何だかせつない気持ちになった。でもヤフーニュースで芸人で元自衛官のやす子が「日常を一所懸命生きること」が大事だと思う、というようなことが書いてあり、救われた。というか、今の自分たちにはそれしかできないことを痛感した。あとは時期をみて募金をしようと思う。自分にできることしかできないんだ、と再確認した。

 

 

 

そういうわけでタイトルの話にいこう。僕の最近のレコードの買い方がほんのり変わってきている。今までは、知っている音源で間違えのない作品を買っていた。たまにちょっと冒険するか、くらいの気持ちで聴いたことのないレコ―ドも買っていた。

 

 

しかしその割合は今や大きく逆転している。聴いたことがないアーティストの聴いたことのない作品を「えいやっ!」と買うことが非常に多くなった。それが先日六可レコードで買った3枚のうちの2枚だった。オレンジ・ジュースとルパート・ハインである。今日はオレンジ・ジュースが当たりだったことを少し書けたら、と思っている。そうなんですよ、当たりだったんですよ。

 

 

名前は聞いたことはある。何となくパンク以後に出てきたバンドだということも知っていた。僕は、勝手にヤング・マーブル・ジャイアンツとかトレーシー・ソーンみたいな感じかな、と思っていた。半分は当たっていた。

 

 

一応冒険なのでアップルミュージックで検索してみると「必聴アルバム」になっていたので、ヨシッと思い買ったんだけどね。タイトルは「リップ・イット・アップ」。1983年に発表されている。タイトル曲がシングル曲なんだけど、全英チャート8位にランクインしている。僕が買ったのは日本盤でライナーノーツが付いていた。読んでみて驚いた。

 

 

アルバムのタイトルが「キ・ラ・メ・キ・トゥモロー」となっているのだ。これはあれか?アイドル路線のグループだったのか?

 

 

ライナーノーツを読んでみても、日本でそんなに推していたとは書いていない。しかしこのタイトルはやはりアイドル路線でしょ。確かに心地のいいサウンドだが、アイドルではないと思うな。これはもう聴いてもらうしかないかな。

 

 

ヒット曲の「リップ・イット・アップ」です。


www.youtube.com

 

 

例えるとしたら、僕はスタイル・カウンシルを思い浮かべるな。センスがよくて、ブラックミュージックの要素もある。ただしヴォーカルはデヴィッド・ボウイからの影響大である。顔はもしかしたらアイドル顔かもしれない。

 

 

知らないアーティストの作品をいきなりレコードで聴くという冒険はまだまだ続きそうだ。