このシリーズも「その5」まできたか。思えばレオン・ラッセルの「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」を聴いて感動したぞ、ということを書くためにつけたタイトルだった。
しかし「その2」から早くも主旨がぼやけてきた。僕の脳みその中にある「この1曲」を紹介したい、と思うようになったのだ。もしこの路線でシリーズ化したら、できるだけ多くの人に受け入れられるような曲を選びたいとも思った。
というわけで今日の1曲はボブ・マーリー&ザ・ウェラーズの「ナチュラル・ミスティック」です。「リデプション・ソング」にするか悩んだが、よりレゲエ色の強い「ナチュラル・ミスティック」を選んでみた。こんな曲です。
この曲は、アルバム「エクソダス」(1977)の1曲目である。まずは極上のレゲエをどうぞ、というわけだ。「エクソダス」には「ワン・ラヴ」とかいろいろ人気曲が収録されていて名作と言われている。この「ナチュラル・ミスティック」は知る人ぞ知る超人気曲らしい。
このアルバムの前年に、マーリーは政治抗争に巻き込まれ、銃撃されている。その後イギリスに渡ってレコーディングしたのが「エクソダス」である。エクソダスというのは「脱出」を意味していて、銃撃事件の影響が色濃い作品になっているらしい。A面は彼の政治的な姿勢が窺える曲、B面はラヴソングなど彼の内面が窺える曲が配置されている。
僕は、働き出してから山川健一のエッセイを読んで「ナチュラル・ミスティック」を聴いてみたいなと思い、この曲が収録されている編集盤を買った。
つぶ訳@segawaxさんが和訳している。引用させていただこう。(繰り返すがこんな剽窃行為をしてごめんなさい。こういうのをコピペっていうの?)
自然の神秘が漂っている
耳を傾ければ聞こえてくるはず
もっと多くの人が苦しみ死んで行く
理由は聞かないでくれ
誰もが現実に向き合わなければいけない
彼らの問いに答えようと努めているが、過去を生きることは不可能なのだ
なかなかヘヴィな内容の歌詞だが、もっとディープな和訳をしている人もいる。「DJ AZOO」さんだ。ごめんなさい、もうやっちゃうよ。
空中を吹き抜けてゆく自然の神秘がある
よく耳を澄ましたなら 君にも聞こえるだろう
これは第一のトランペットかもしれないし最後のトランペットかもしれない
もっと多くが苦しまねばならぬ
もっと多くの人が死なねばならぬ なぜなのかは僕に聞かないでくれ
物事はこれまでと同じようにはいかないのだ
嘘はつかない
今こそ皆現実と向き合わなければいけない
彼らの全ての質問の答えを探してみても
過去を生きるのは不可能だということは知っていても・・・嘘はつくな
DJ AZOOさんの解釈は「『人間の理解を超越した神の力である自然の神秘』と『自然界にある神聖な草(←ガンジャ?だよな)を吸って深い精神世界で神と通じ合う』の2つの意味を上手に2重構造にした傑作」ではないか、ということだ。トランペットはどうも聖書の中に出てくるらしい。
正直言ってここまでヘヴィな内容の歌詞だとは思わなかった。これからは「うーん、気持ちいいねぇ」なんて聴き方はできなくなるな。僕は只々自然を賛美している歌だと思い込んでいた。考えてみればボブ・マーリーがのどかな歌を歌うわけないか。
と、まあ僕の「この1曲」を紹介するとなると、歌詞や曲が作られた背景にも言及せざるを得なくなる。そうするとまた剽窃行為に走ることになる。うーん、困った。こんなことばかりしていてもダメだと思う反面、自分にとっては勉強になるしな―という思いも拭いきれない。
でもやはりこういうことは続けちゃいかんよな。ここで一旦「ご飯3杯はいける」シリーズはお休みにした方がいいのかもしれない。今度書く時は、泥棒のようなことはしないでやりたい。(ウィキは別として)
昨日今日はほとんどがテストだった。その時間のうちに丸付けをして返してしまったので気が楽だ。明日も2つテストをする。明日明後日で4学年分の成績をきっちり処理して担任に渡したいものである。
僕が住んでいる地域、勤務している地域はインフルエンザが流行している。昨日は1クラス、今日は2クラスが学級閉鎖になった。高齢者がインフルエンザに罹るとやっかいなことになりそうだ。気をつけよう。それにしても僕は今までワクチンも打ったことないんだよな。こうなったらワクチン接種も考えてみなければいけないのかな。
ここまでの文章は、昨日書いたものである。やっぱり人様の文章を借りるのはどうもいかんよなぁと思い、記事をアップするのは止めにしておいた。でも書いたしもういいや、アップしちゃうぞ。
いいことを思いついた。日本版「この1曲」にすればいいのだ。あとはちゃんと詩集として販売されているものなら引用しても構わないかな?よしっ、これでいってみよう。
じゃあね。(←今日、2学年分の成績を渡したので少々疲れている)