昔のブルースマンの曲には、「なんとかブルース」というタイトルのものが結構あった。ロバート・ジョンソンの「クロスロード・ブルース」とかサン・ハウスの「デス・レター・ブルース」とかね。これは想像だが、ブルースというのは元々は伝承曲だということに起因していると思われる。つまり自分のオリジナル曲ではなくて、昔から歌われていた曲を拝借して歌う時に「俺はこういう風にやったぜ」という意味で「なんとかブルース」と名付けたのではないかということだ。
そう考えるとザ・ローリング・ストーンズの「ローリング・ストーン・ブルース」も同じように考えることができる。マディ・ウォーターズの曲である「ローリング・ストーン」を「俺達はこういう風にやったぜ」ということである。
自分達のバンド名を考える時に、敬愛するマディ・ウォーターズの曲「ローリング・ストーン」から頂いたストーンズ。その曲をアルバムの最後に「俺達は（俺たちにとってアイデンティティとも言える大事な曲を）こういう風にやったぜ」と「ローリング・ストーン・ブルース」と名付けて演奏する。バンド活動の最後（おそらく最後のアルバムの最終曲という意味）にこれほど相応しい曲はないのであろうか。
などと考えていると、いろいろなブルースを聴きたくなってきて、ロバート・ジョンソンやサン・ハウス、マディ・ウォーターズなんかを小さい音で鳴らして聴いている。聴いていてブルースは日の当たる時間に聴く音楽ではないと思った。特にロバート・ジョンソンはやばい。こんなのを日中聴いていると、引き籠りになりそうである。
とまあ、音楽お話はこれくらいにしておこう。今日は解決しなければいけない事案を３つ抱えて出勤したら、またまた付箋が貼ってあったので４つになってしまった。やれやれだぜ。
まずは4年担任にお話しだ。社会の時に「もんばん」という人間関係作りの演習を行ったのだが、気になることがあったので、報告だ。すると担任は分かっているようで、「実は・・・」といろいろな話をしてくれた。僕からは特にそのことについて何かを言うつもりがないことを伝えた。事案1つ目はこれで解決。
次は教頭のところにダッシュだ。「あのう、（事案が）２つあるんですけど」と言うとすぐに教頭は自分の仕事をやめて聞く態勢になってくれた。
「学力調査の解説を（今頃）やってくれってかっつけられたんですけど・・・。解説の時に解答を配っちゃったらいけませんかねえ」「まあ、配っちゃダメとは明記されてないけど・・・」「妻は解答を配って10分で終わらせたと言ってました」「じゃあ、記述式のところだけ印刷して解説するっていうのはどう？」「分かりました」。OK、１つ解決だ。次がやっかいだ。
「あのう、仕方がないこととはいえ、時間割の入れ替えがすごく多いんです。それで自分は予定変更に弱いので、もうこんなに何回も予定変更されるのは無理だな、って思っているんですけど・・・。『ちょっと体調のこともあってごめん、変更は無理です』って担任に言っていいですかねえ」「あー、分かったよ。それでいいって。なんかあったら私から言うわ」「ありがとうございます」
というわけで時間割変更を依頼された２人に言わなければいけない。今日は２限から６限まで授業だ。どうしようかな。付箋を貼っておこうかな。と悩んでいたら５年の担任とちょうど廊下で出会った。「子ども達、もう（学習を）始めていましたよ」と言われた。それはよかった。僕は「実は・・・」と切り出し、「分かりました」と返答をもらった。
問題は６年生担任の方である。こちらはかなり言いづらい。と思っているとそのクラスの授業になった（４限目）。教室に向かうと誰もいない。「あれっ？」と思いながら自分の教室に戻ると、運動場にそれらしき子ども達がいるのが見えた。マラソンの練習で遅れたんだな。まあいいや、ほっとこう、と思い仕事をしていたら、６年担任がやって来てマラソンの練習をしていて遅れました、11時45分からでいいですか？と言われたのでいいよと答えた。僕は授業変更のことは切り出さなかった。結構呆れていたからだ。
また授業時間が短くなるの？それですみませんもなしかい？という思いで一杯だった。僕は子ども達には悪いが5分遅れて11時50分に教室に行った。そしてマッハの速さでその日の学習内容を終わらせた。
明日から６年生は合宿である。よってこちらはモヤモヤを抱えたまま木曜日まで過ごすことになる。でもいいや、水曜日彼らが学校に戻る時までに付箋に「体調が悪いので無理です」と書いて貼っておこう。我ながらもっと鷹揚になれないもんかねえという気持ちはあるにはあるんだが、致し方ない。
今日は各クラスで勉強の仕方について話した。これについては後日書き留めておきたい。それに６年のもう１人の担任と結構喋った。これも早目に書き留めておきたい。6年担任は「もっと喋りましょうよ」と言ってくれたのが嬉しかった。
さあ、今日は中華飯を作るぞ、と言いたいのだが、大事なウズラの卵を買うのを忘れてしまった。ウズラの卵を忘れる事件はこれで２回連続だ。どうしても白菜とエビしかイメージできないんだよな。そして作る直前になって思い出すのだ。妻には絶対必要だから買ってきてとLINEした。LINEをタイミングよく見るかどうかは神のみぞ知る、だ。僕達夫婦はタイミングよくお互いのLINEを見る、ということがとても苦手なのだ。
ではでは。
