hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

「ホワイトアルバム」に取っ捕まった

今日は少々ちぐはぐな日だった。朝は、5時起床。何となくビートルズを聴きたくなり、青盤を取り出す。「アビイロード」コーナーに入る前に聴くのを止め、「ホワイトアルバム」にしてみた。これも何となく聴いていたが少しずつ僕の心に何かが生まれてきた。今日はこれをまず書いておきたい。

 

 

ホワイトアルバム」というのはもちろんビートルズの「ホワイトアルバム」である。僕が持っているのは発売50周年記念作品と銘打たれたジャイルズ・マーティンによる2018ステレオ・ミックスというやつだ。これを今日は2回フルで聴いた。

 

 

聴いて思ったのは「まろやかで艶やかな音だな」ということだ。これはB&Wスピーカー効果なのか、はたまたジャイルズによるミックス効果なのかそれとも両方の効果なのか、よく分からない。でも僕はジャイルズによるミックスをB&Wのスピーカーが上手く再生しているという印象を受けた。

 

 

「まろやかで艶やか」が特に顕著なのはアコギの響きである。特にポールのアコギナンバーが心に沁みた。もうひとつはリンゴのドラムである。うるさいくらいの存在感だったっけ?リンゴって、っていうくらいのドラムを聴かせてくれる曲がある。そのうちの「ロング ロング ロング」は「ジョージの声とリンゴのドラムだけかよ」くらいの勢いだった。

 

 

C面はバンドサウンドが爆発している曲が多いが、それでもギザギザしていない。そう、このアルバムは全体的にギザギザしていないのだ。これってどういうことだろう。朝、ビートルズの青盤を聴いた時に1曲目「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」から「何だかギザギザしているな」と思いながら聴いていただけに、尚更その後に聴いた「ホワイトアルバム」のまろやかさが気になる。ケチをつけているわけではないよ。

 

 

もしかして、と僕は思う。これはジャイルズが現代人でもザ・ビートルズを楽しんで聴けるように、を心がけてミックスしたのかな。それがギザギザを消し、まろやかさを生んだ。だとしたらそれは成功している。このアルバムが1960年代に作られたなんて初めて聴いた人には分からないだろう。そういう音になっている。何の縁かは分からないが、とにかく2018年ミックスのレコードの音が僕の「ホワイトアルバム」の音になったわけだ。

 

 

今日は「ホワイトアルバム」でトリップできた。それで少々のちぐはぐさも雲散霧消だ。やっぱり曲を飛ばさないで聴くといろいろ思うことがあるもんだなあ。

 

 

 

さて、じゃあ今日のちぐはぐさも書き留めておこう。僕は、金沢に行きたかった。狙いはマイケル・ジャクソンのレコードと「天下一品」のラーメンだった。この2つの店は近くにあるのだが、僕としては1日の早い時間にけりをつけておきたい。故に昼頃に行きたい。でもレコード屋は12時開店だ。12時と言えばお昼時だ。

 

 

その前にシャワーもしたい。洗濯もしたい。ああ、こんなことならいっそ諦めて散髪にでも行こうか、などと段々頭が混乱してきた。だから「落ち着け、まだ9時じゃないか」と言い聞かせながらシャワーをした。しかし洗濯するのを忘れていた。「ああ・・・」と思った僕だが、気を取り直し洗濯をした。

 

 

あとは金沢に行くか、散髪にいくか、だ。悶々としている間聴いていたのが「ホワイトアルバム」だった。

 

 

「ええい!」と思い12時に外に出た僕が向かったのは金沢だった。3連休初日だからか、車が多い。でも金沢の町中にいくわけじゃないから大丈夫だ。「天下一品」に到着。しかし、車は停めることができたが、長い列が出来ている。あっさり諦めた僕は、レコード店に向かった。10分程で着いた。

 

 

勇んでドアを開けると、今日と明日は臨時休業と書いてあるではないか。何で3連休に店をやらないんだ、と半ば怒りつつ車に戻った。ここはすごすごと帰るしかあるまい。それにしてもとんだドライブだったぜ、と思いながら「天下一品」を通り過ぎると駐車場が劇的に空いているではないか。僕は決心し、信号でUターンし、店に行き、無事「こってりチャーシューメン」にありつくことができた。家に帰るためには再びUターンしなければいけない。「めんどくせー」と思いながら家路に着く。

 

 

ここでふと、「今は散髪屋さん、空いているかな?」と思った。近くまで行って電話すると「今から大丈夫です」と言うのですぐに散髪屋に向かい、「こんにちはー」と入ると、まだ客がいるではないか。僕は「車で待ちます」と言い、30分程スマホをいじっていた。コンコンとドアがノックされた。やっと僕の番だ。

 

 

首尾よく散髪をし、帰宅したのが15時。そこから再び「ホワイトアルバム」だ。

 

 

今日は頭の中でいろいろ考えたが、結局したことはラーメンを食べたことと散髪をしたことと「ホワイトアルバム」を聴いたことだけだ。シンプルなことこの上ない。でも僕の頭は疲れている。だから少々ちぐはぐな日だったというわけだ。

 

 

あ、あと久しぶりに「ベストヒットU.S.A.」を観た。「ゲスト:ピーター・バラカン」と書いてあったからだ。これは面白そうだ。喋りたがり屋の小林克也ピーター・バラカンが2人揃うとどうなるのだろうか。

 

 

結果は喋りでは小林、内容ではピーターに軍配が上がる内容だった。ピーター・バラカンはいろいろな活動をしていると小林が言い、ピーターに促す。内容はとても興味深いものだった。

 

 

まずはスカの隆盛時代(1979~1980年)のライヴドキュメント「ダンス・クレイズ/2 Toneの世界―スカ・オン・ステージ!」の紹介である。ピーターが訥々と喋ると、小林が人差し指をピーターに向けていちいち蘊蓄を垂れる(書いてたらキリがないので割愛)。ピーターも頑張るが頷くばかりだ。

 

 

「ダンス・クレイズ」でのザ・スペシャルズのライヴから「コンクリート・ジャングル」が紹介された。テリー・ホール、周りは赤い炎なのに一人だけ青白い炎でかっこいいぜ。去年はチンピラロックって書いてごめん。バンドはすげー上手いじゃないか。


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次は僕も知っている「リヴァイヴァル69~伝説のロックフェス」のドキュメンタリーだ。これは只のライヴ映像だけかと思っていた(昔観た)が、このイベントが実現するまでのあれこれを明らかにした作品らしい。ウッドストックの1カ月後に実現させた無茶苦茶さ加減も余すところなく描かれているらしい。予告編だけ紹介された。

 

 

次はCCRのドキュメンタリー&ライヴ映画である。ピーターは「ドラムが上手いんですよ」と言っていた。これにも小林は何か蘊蓄を垂れていたな。まあいいか。

 

 

最後はイベントの紹介である。「ライヴ・マジック!2023」というこのイベントは今回で10回目だそうである。そしたら10月25日に富山でそのイベントをやるって書いてあるではないか。25日は水曜日だ。週の真ん中の夜に富山かぁ・・・いやいやこれは行けないでしょ。20年前、いや10年前だったら楽勝で行ってたんだけどねー。でもニューオーリンズの音(ジョン・クリアリーという人)を浴びたいな―、JUNさんと行けたら最高なのに、とまたしてもうだうだ考える僕であった。

 


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読み返すと「ホワイトアルバム」のことよりどうでもいい事の方が多いな。ということで3連休初日は終わろうとしている。明日は学校に行けたらいいな、と思っている。