1956年3月、エルヴィス登場!

さあ、ラジオの前のみなさん、今日はすごい若者を紹介しますよー。もしかすると今年一番の大スターになるかもしれません。その若者の名前はエルヴィス・プレスリーテネシー州はメンフィス出身です。今日は彼のデビュー・アルバムをじっくり聴いてもらおうと思っています。それでは1曲目「BLUE SUEDE SHOES」です、どうぞ!

 


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どうです?こんな速く演奏してどうするの?って感じでしょ?私にはまるで意味が分かりませんね。これには原作者のカール・パーキンスも驚いたでしょうね。ここからA面を全部流しちゃいますね。2曲目の「I’M COUNTING ON YOU」はお年寄りの方も安心して聴けますよ。何なら夫婦でダンスでもしちゃってください。

 

 

おっとこんなことをしゃべっていると、3曲目「I GOT A WOMAN」が始まっちゃいました。これも1曲目同様若い女の子が喜びそうですね。ステージではなんと彼は腰を振りながら歌うそうです。それを見てキャーキャー騒ぐ女の子がたくさんいるそうで、いやー私には信じられませんねー。そんなはしたないことをしてお金を稼ぐなんて世も末ですね。それにしてもよくこんな速い曲がウケるもんです。しかし終わり方はかっこいいですよ。それは認めましょう。原曲は黒人歌手のレイ・チャールズです。

 


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4曲目「ONE SIDES LOVE AFAIR」はこの若者の歌の上手さが際立っていますねー。ピアノもゴキゲンなサウンドを奏でています。これは老若男女誰にでも受け入れられるんじゃないでしょうか。元気よくダンスしましょう。誰でも踊れますよ。さあ、レッツ・ダンス!この曲はエルヴィス・プレスリー本人も一番気に入っているそうです。

 

 

お父さん、お母さん、お待たせしました。甘い歌声が聴けますよ。5曲目「I LOVE YOU BECAUSE」です。どうです?昔のことを思い出しませんか?いいんですよ、キスなんてしちゃってください。子ども達に見せつけてやりましょう。

 

 

6曲目「JUST BECAUSE」は何と形容すればいいのでしょうか?これはカントリーなのか?それとも新しい音楽なのでしょうか?とにかく私としましては、この曲を気に入る人が全米中にいるのではないかということしか言えません。それにしても速いテンポです。しかし私もそろそろこのテンポに慣れてきました。ギターが味わい深くていいですねぇ。チェット・アトキンスでしょうか?それともスコティ・ムーアでしょうか?

 

 

7曲目「DON’T BE CRUEL」です。この曲は「JUST BECAUSE」ほどテンポは速くないので私も安心して聴くことができます。

 

A面もラストになりました。エルヴィスのデビュー・シングル曲「HEARTBREAK HOTEL」をお届けしましょう。3月3日に68位に登場したばかりでまだヒットには至っておりませんでしたが、このアルバムがヒットしている今聴いてみるとどうでしょうか。この歌い方、彼には今までの歌手にはない何かを感じます。末恐ろしい若者が出てきたとだけは言えるでしょう。しかしベースの渋さが際立った曲ですね。

 

 

 

 

このデビュー・アルバムはシングルのチャートアクションから考えてヒットする保証がなかったため、サン・レコードで録音されていた5曲と、RCAでの2回のセッションで録音されたカバー曲が5曲、その場で作られた新曲2曲が収録されている。

 

しかし蓋を開けてみると、10週連続1位を獲得し、発売からおよそ1年間チャート・イン。RCAのポップス・アルバムのうち、ソロ・アーティストとしては史上初の100万ドル以上の収益を記録し、RCAのポップス部門最大のヒットとなった。これを受けて8月31日は6作シングル・カットされた。

 

 

エルヴィスはアレンジから演奏に参加し、何度も録音を繰り返したらしい。そしてスタジオで歌う際にも激しく身体を動かしており、それを見たチェット・アトキンスは妻に電話すると「こんなものは二度と見られないぞ、って言ったんだ。それだけエキサイティングだった」と語っている。

 

B面もやりたかったけど、力尽きたのでやらない。因みに僕が聴いているのはオリジナル盤ではないので、そこんところはご了承ください。それにしても素晴らしいアルバム・ジャケットだと思いませんか?ザ・クラッシュの「ロンドン・コーリング」のジャケトは、このアルバムのオマージュであるが、気持ちはよく分かる。

 

 

 

今日はこれで終わろう。暑い日だったね。