hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

レコードの勝ち

ふと、アンプを変えると音質は変わるのかな?と思い「アンプ」「音が変わる」と検索したらいろいろなサイトを見つけた。そのうちの一つに「アンプではさほど音は変わらない」「同じお金を出すならスピーカーに出したまえ」と書いてあったので、よかった、これでアンプを変えようなどという邪な考えを捨て去ることができると思った。しかし、横を見ると「Bluetoothレシーバーであなたも聞き放題」と書いてあったのを見て気になったので調べてみたらとんでもないことが分かった。「とんでもない」はちょっと大げさかな。

 

つまりはアンプにBluetoothレシーバーなるものを繋ぐと、スマホの音源をレコードを聴いているステレオコンポで聴けるというわけだ。これは、と思った僕は10時過ぎにケーズデンキに突撃だ。聞いてみたら、店の人もよく知らなかった。やっと見つけたら下は900円、上は3000円くらいの何だかちゃっちい感じの物だった。アンプに繋ぐケーブルも付属していなかったので、さっさと店を出てヤマダ電機に突撃した。そこでも店の隅っこに少しだけ置いてある。まだ普及してないのか?と思いながらもケーブルも付いている4500円のブツを購入した。

 

スーパーで食材を買い、すぐに家に帰って取り付けてみた。簡単に取り付けることができたので早速聴いてみた。

 

結論はレコードの音質の足元にも及ばない、である。何だかデジタル臭いというか、高音がシャリシャリしていていて、低音が全く聴こえない。おまけにボリュームを上げると「ブーン」というハム音が聴こえる。これでは僕がスマホ用として愛用しているBOSEにも負けているかもしれない。でも曲によっては聴けないこともないので、段々慣れてはくる。ところが、だ。ビートルズの「プリーズ・プリーズ・ミー」をかけてみると、1曲目の「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」でポールのカウントが遠くから聴こえるではないか。これではまるでカラオケである。一応MONOにしてもみたが、変わらない。「ア・ハード・デイズ・ナイト」では本来の聴こえ方がしたが、ソロになると聴こえなくなった。結論その2、ビートルズには使えない。しかし、カラオケだと思えば少しは楽しめる。

 

これは調理中には使えるかもしれないが、普段聴くにはレコードに勝るものはなし、だ。改めてレコードの圧倒的な音の圧とか豊かさ(←うーん、抽象的)を感じた。僕のレコードブームはいつまで続くのかは分からないが、アンプを買うより安上がりだと思うほかない。それにしても何十年も前に塩化ビニールにプレスされた音源をダイヤモンドで作られた針でガリガリと擦って音を出す。こんな代物がまだ鮮明な音で聴けるなんてすごいことだよな。ということは僕が昔々に売ったレコードもどこかの家庭で聴かれている公算大である。こうして全国各地にいろいろな人のレコードが出回っているのだろう。僕の今持っているレコ―ドも10年弱で妻に売り飛ばされることだろう。その時は「六可レコード」の人に来てもらいたまえと言ってある。

 

 

 

今日は月に1度の精神科受診日である。15時30分からだったが、心持ち早く行った。こういう時はササっと終わるか小1時間待たされるかのどちらかである。今日は前者であった。

 

僕は「5月下旬から頑張ってきた」「6月一杯は頑張るだろう」「その後はいつものやつ(病休)でお願いしたいです」と言った。校長から「去年は7月13日から休んどったわ(だから7月もう少し頑張って)」「9月に来るんやね。頑張ろうね」と言われたこと、その言葉に妻がひどく立腹していることも伝えた。

 

主治医は「ゆるゆると生きることができないんやね、あなたは」と言い、「今日診断書書けばいいん?」と聞かれた。いやいやそんなつもりではありません2週間後の7月1日に受診して決めたいですと言ったら、「分かった」と言ってくれて、その後は中国ドラマの話になった。最後は「奥さんに『怒らんときまっし』って伝えて」と言われた。

 

 

というわけで今は16時30分。ここからはフリーである。だからというわけではないが今はフリーを聴きながら記事を書いている。フリーはいいねぇ、渋くて。すき間だらけの音なのにどうしてこうも気持ちがいいのだろう。時代は違うがこのすき間感はテデスキ・トラックス・バンドに似ている。

 

 

今日は久しぶりにペペロンチーノを作ろうと思っている。しかしその前にまずチューハイで乾杯だ。

 

 

 

ではでは。