やった。遂に1週間が終わった。月曜日はこんなの無理、って思っていたのだが何とか全部の授業をやり遂げることができた。嬉しい、という言葉しか見つからない。
朝、何気なくスマホを見ると、LINEにメッセージが入っていた。妻からだった。数分前まで家にいたのにどういうことだ、と思って見たら「今日はロックの日」とだけ書かれていた。何とか僕を元気づけようとしたのかな。「よっしゃー」とはならなかったけれど、まあ嬉しいといえば嬉しかった。
そういうのもあってか、1～4限を穏やかに過ごすことができた。特に2限目の3年生と3限目の4年生は気をつけてそぅっと授業をした。
４限を終え、給食を食べようとしたら、前の席の先生（初任者の指導教官）が、「今日の授業よかったんね。みんな落ち着いて勉強してていいなぁって思ったわ」と言ってくれた。先生は、僕の授業中に後ろで掲示物を貼っていたので授業の様子が分かったのだ。僕も「そうですね。落ち着いていましたね。4月から見ると大分違うんじゃないですか」と返した。
さらに「やりにくいクラスのランキング1位から落ちましたよ」と言うと、「ちなみに今の1位はどこ？」と聞いてきたので「パワーが有り余っているという点で４年生ですね」と言った。「3年生、今の調子でいくといいね」と言うので「すみませんが、僕のエネルギーはもう尽きようとしています。６月いっぱい持つかどうか、です」というと、「何で？」と聞き返したので「ここ2年は7月の上旬に病休を取っているんですよ」と言った。
「そうなん？でも最後まで頑張ろう。じゃないと〇〇さん（初任の先生）、大変なことになるわ」と何回も言うので「主治医に相談しますね」とだけ返しておいた。何回も「頑張ろう」言ってくれたのはありがたかった。それなりに僕のことを評価してくれているのかな。だとしたら嬉しいことだ。
この先生はサバサバした性格の人（女性）で、毎週金曜日だけ本校に来る。その時はよく僕に話しかけてくれる。クラスのことやドラマのことなど、いろいろだ。今日は「『TOKYO MER』、観てきたよ。よかったわ～」と言うので、「でしょ？もう終わってからは涙がおさまるまで席を立てませんでしたよ」「うんうん、私も」などと盛り上がった。僕がさらに「『ラスト・マン』、一気に観ましたよ。面白かったです」と言い、先生は「『怪物』も観たいな～」と言う。楽しい時間だった。
そして僕は昨日決心した通り、13時20分で学校を出た。まっすぐ家に帰ろうと思ったが、すぐに気が変わった。金沢で今日から音盤祭があるからである。全く3か月で2回目だよ。そんなにレコード業界は盛り上がってるのかい？盛り上がっているんだろう。僕が苦労して（目的地に着くまでにいろいろあったが省略）現地に着いたらもう既に人が溢れかえっていたからな。よし、「狩り」の開始だ。ふと見るとテレビ局の人が撮影しているのに気づいた。やめてくれよ、学校にバレちゃうじゃないか、と思いつつ慎重にレコードを見ていった。
「レコード狩り」、いや「レコード漁り」は30分弱で終了した。だって疲れるんだもん。それにキリがない。でも充実した時間だったなあ。恥ずかしくて何を買ったのかは書けないよ。一応４枚だけ書いておこうかな。
フリーの2枚組ベスト盤が1600円で売られていた。
ジョン・レノンの「メンローヴ・アベニュー」が1200円で売られていた。
UB40の初期のライヴが800円で売られていた。
これは買いだ。しかし「ラバー・ソウル」が何で1000円台なんだろう。聴くのが怖いな。今はフリーを聴きながら記事を書いているが、フリーはいいねえ。レコードだと音の隙間が感じられて気持ちいい。短命なバンドだったけれど、これならどのスタジオ盤を買ってもOKだな。ああ、名盤「フリー・ライヴ」も聴きたくなってきたぞ。僕にとってポール・ロジャースとロジャー・ダルトリーは２大苦手なヴォーカリストだったんだけど、今では耳に馴染んで、なかなかいい按配に聴こえてくる。不思議なものだ。
というわけで、僕は今日の午後の勤務をサボってレコード漁りに行って来ました。明日明後日は引き籠って映画でも観ようかな。食材も妻に買ってきてもらうと嬉しいな。そう言えば、明日は6月10日。大事な日である。僕達の結婚記念日だ。いつもこの日にお祝いのケーキを買うのが僕の大事な使命だ。どうしようか迷ったが、帰り道に店の前を通ったので、今回は「ロックの日」に買うことにした。僕のフェイントに妻はどう反応するだろうか。因みにうちでは今日が「ロックの日」、明日が「ムトーの日」と名付けられている。ムトーとは、武藤敬司（名プロレスラー。妻も知っている）のことだ。
今日は妻の帰りが遅い。夜の会合があると言っていた。彼女が帰宅する頃には僕はもう眠っていることだろう。とにもかくにも1週間は終わった。今日は今から祝杯だ。
ああ、そういえば、10時半に見知らぬところから着信があったんだった。よく確かめてみると、睡眠内科からだった。恐る恐る電話をすると、「hanamiさん、CPAPはつけてますかねー。通信エラーかなと思いまして」と言われた。僕はただただ恐縮して「すみません、付けてません」と言うしかなかった。そしてどさくさにまぎれて「来週の診察日を再来週にずらすことはできませんかね」と言ってみた。OKだったので、ホッとした。再来週までに何回かはCPAPを付けて寝よう、寝なければと思った。しかしなー、心のどこかで諦めているのも確かだしな―。主治医に「もう付けるのは止めます」とも言いにくいし。でもこんな状態で月4000円もとられるのは癪だ。
まあCPAPのことは置いておいて（←ダメか）、来週も何とか授業ができることを祈って今日の記事を終えよう。アディオス！
