hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

チンクエチェント1周年~今の学校の風景

我が家にチンクが来て今日で1年。今日まで順調に走ってくれている。それにいつ見ても可愛い。そしてまだ僕は彼女に夢中だ。

 

購入した時は、50000後半㎞走っていた。もうすぐ70,000㎞になる。大体年に10000㎞走っているからこんなものかな。讃岐には今年も行けないので残念ではある。早くチンクで讃岐に行きたいな。

 

しかし相変わらずフィアットにはよく出会う。どうかすると前の車がそうだったり、数分の間に2台見かけたりする。すれ違う時は、やはりドライバーを見てしまうな。大体僕のようなおじさんか、いい歳のおばさんが乗っている時が多い。若い人率は低い。何故だろう?

 

もうひとつ気づいたことは、どんな色でもチンクエチェントには似合うということである。僕は次の車を買うとしたら違う色のチンクに乗りたいと思っている。赤でもシルバーでも黄色でも可愛いものは可愛い。

 

それに今のところ運転に関するトラブルはないと言ってもいいのが嬉しいところである。車屋さんは部品が日本製だから故障しにくくなったと言っていた。この調子で走ってもらいたいものだ。

 

外食をしなくなったので、妻が助手席に座ることはない。一番助手席に座っているのは母である。そろそろ妻にも運転もしてもらいたいんだ。

 

 

 

今日は、マラソン大会だった。とことん疲れた。9時ごろに運動場に出て、坂道の落ち葉を竹ぼうきで掃いて大会に備えた。それからトランシーバーを手にしつつ、12時までコースの監視をした。「下り坂だから無理すんなー」「いい調子いい調子」「ラスト頑張れ!」などと声をかけ、「トップ通過しました」「最後尾通過しました」とトランシーバーに向かって喋っていた。3時間ほど立ちっぱなしだったというわけだ。そしたらもう腰が痛くて痛くてどうにかなりそうだったよ。ご老体ですな。

 

しかし後からびっくりしたことがあった。6年女子は31人登校していたが、その内走ったのが19人だったそうだ。12人は見学していたのだろうか。うーん・・・世も末ですな。今までこんな話は聞いたことがない。全校としても欠席が結構いたし、嫌なことはしない、ということが普通になっているのだろうか。きっと友達から何か言われても恥ずかしくないのだろう。それよりも無様に走っている姿を見られるのがよほど嫌なのだろう。高学年女子になるほど、僕が声援するとキッとした目で睨んでくる率が高くなっていた。「自分は走らないで声だけかよ」と思っていたのだろうか。そうだろうな。

 

 

今、学校現場はニュースでいろいろなことが書かれている。教師について、児童について、保護者について。そのどれもは、ほとんどが事実である(全部とは言わないけど)。教師については僕の勤務する学校はそれほどでもないが、妻の学校は相当ひどいらしい。それも男性教員がダメダメらしい。その結果児童はかなりすごいことになっていると言う。妻は教頭なのに毎日授業に出て(メンタルをやられて担任が休んでいる)、児童にひどい言葉をかけられ、男性職員(30代だよ、30代)に半笑いで何か言われ(すぐにマウントを取りたがるらしい)、それでも負けずに毎日学校に行っている。一番腹が立つのは、すぐに校長に不満を言いに行くことだと言っていた。そして校長から「カバーしてやりなさい」とか「労ってやりなさい」と言われるそうだ。「休めば?」と言うと「絶対に休まない。休んだら負けになる。私は絶対にあいつらに負けたくないの」と言う。心配である。

 

児童は、平気で「クソ〇〇」とか「あー、帰りたい」とかいろいろ言っているらしい。そして普通に授業中廊下をうろついている児童が何名もいるらしい。そこら辺は僕の学校も似たようなものかな。こっちはとにかく不登校が多い。学校に来ることができても教室に入れず、調理室だの被服室だのにいて、勉強(のようなこと)をしている。ここにも大人がいなければいなから、常に人手不足である。そしてそこで丸付けをしていようものなら「ウチの子をちゃんと見てくれていない」とクレームの電話が来るそうだ。教務は毎日のように学校に来ないで寝ている児童に電話をかけている。

 

昨日はついに「電話機に録音機能をつけたから、ややこしい電話が来たら録音するように」と校長から言われた。こちらも世も末だ。

 

田舎の地方都市でもこんな状況だから大変なところは日本中いたるところにあるんだろう。

 

自分の体験や妻の話を聞いていると、どうもそういう児童やクラスは男尊女卑の傾向が強いようである。男性教諭より女性教諭の方に辛く当たっていることの方が多い。これは一体どういうことなんだろうか。家庭環境に何か原因があるのだろうか。

 

とはいえ、今の児童の姿は、教員たちの教育活動の結果なわけである(さっきもチラッと書いた)。そのことについて話し合うのが至極全うだと思われるが、正直言ってそういう気力もないように僕には思える。勿論その中には自分も入っている。毎日砂漠にコップで水をやっているような徒労感を抱きながら今日も教員たちは授業をしている(人が多いと思う)。全国の教員達のほとんどは疲弊しきっている。それが今の状況だと思う。もちろん中には上手くいっている学校や先生もたくさんいるだろうけどね。そしてその人達の話を聞いて「よしっ、頑張るぞ!」と思っても、次の日学校に行ったらキツイ現実が待っている。なんにも変わらない。

 

 

何だかチンクエチェントから暗い話になっちゃった。いかんいかん。明日はご褒美の休日だ。有意義に過ごさなくっちゃ。

 

 

ああ、そう言えば昨日生命保険の人と会ったのか書いとかなきゃな。ふふふ。ちゃんと大人の対応ができたぜ。バックレなかったよ。と言ってもこっちがシャワーをしている時に「ピンポーン」って鳴らしてくるから逃げきれなかっただけなんだけどね。

 

僕の生命保険のあれこれを妻もタッチできるようにするという簡単な話だった。世の中認知症等で本人がまともに対応できない状態なのに妻がタッチできない事例が多いらしい。そうか。僕としてはどんどん妻に僕の生命保険にタッチしていってほしい。まず確実に先に死んじゃうのはこっちだろうからな。

 

 

今日はパティ・スミスの日だった。朝から「ダンシング・ベアフット」が頭の中で鳴り続けていた。というわけで、お送りします。パティ・スミスの「ダンシング・ベアフット」です。おやすみなさい!ご飯作ろっと。


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