hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

リーダーシップを持たなかったスーパーギタリスト

今日は「ベック・オラ」を聴きながらウォーキングをした。桜は昨日の朝より開花していた。少し気が早い気もするが、どうも木によって違うみたいだ。全然開花していない木もあった。そんな風景を見ながらイヤホンで「ベック・オラ」を聴いていて閃いたことがある。ジェフ・ベックってもしかしてバンドを率いるリーダーとしては今イチだったのかもしれないな、と。

 

 

だって僕が聴きたいのは、ジェフの炸裂するギターなのに、なかなか登場しないんだよ。ひたすらバックに徹しているようにさえ聴こえる。勿論スーパーギタリストなのだから最高のバックである。でももっともっと前に出しゃばってほしいとも思うんだよね。

 

 

あ、「ベック・オラ」と「ワイアード」しか聴いていないジェフ初心者なので間違っていたらごめんなさい。それに、ギターを弾きまくればリーダーとして相応しいのかと問われれば、そうではないと答えざるを得ない。

 

 

僕が言いたいのは、そうだなあ、ジミー・ペイジみたいな商売っ気があればよかったんじゃないかなあということである。気の利いたリフのひとつもあれば、ブレイクしたんじゃないかなあ。ジェフだって売れたいという思いはあったはずだ。確か「トゥルース」はそういうつもりで作られた作品だと読んだことがあるぞ。それにジミー・ペイジにとっては、前作の「トゥルース」がツェッペリンサウンドを作るうえで滅茶苦茶ヒントになった(らしい)。

 

 

ジェフは気難し屋さんとしても知られるってことも読んだことがある。あざといことはやりたくなかったんだろう。でも「ベック・オラ」は渋いね。渋い。僕は好きだな。特にB面が好きだ。A面はこの前書いた「All Shook Up」も「監獄ロック」も入ってるんだけど、ニッキー・ホプキンスの曲も入っている。人が良すぎるよ、ジェフって言いたい。

 

 

ダメだな。今日はあまりにも基本情報が少なくてただの勘で書いている。まあいつものことだけどさ。昨年の夏に「ワイアード」を聴いた時にはぶっ飛んだけど、それからジェフを追っかけたりはしなかった。そろそろ「トゥルース」や「ラフ・アンド・レディ」「ブロウ・バイ・ブロウ」なんかを聴く時期なのかもしれない。おっとベック・ボガート&アピスもあったな。

 

 

 

「俺達のサウンドで世界を驚かそうぜ」とロバート・プラントジョン・ボーナムを口説いたジミー・ペイジも好きだけど、いつまでもギター小僧の風情を醸し出し続けていたジェフ・ベックも好きになりかけている今日この頃です。

 

 

 

多分これからジェフ・ベックに対する印象が変わってくると思うんだよね。そこを期待しつつ今日はこれで終わります。

 

 

 

それでは。

 

 

 

なんて書きながら「ブロウ・バイ・ブロウ」をかけてみたら、1曲目から素晴らしいじゃんか。やっぱり僕はジェフにはファンキーな魂が宿っていると思うな。やっぱりもっと聴き込む必要がありそうだ。