hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

追い込まれたらできると思っていた

月曜から3日連続して年休を取っている。今日の5限目には4年生の新しい単元が始まる。そのプリントはもちろん作っていない。作るとしたら今日の1,2限しかない。人間追い込まれるとやれるもんですなぁと書きたかったところだが、そんなことはなかった。何とか逃げ道はないかと必死で考える方向にいっちゃった。

 

 

必死で考えた結果、答えが出た。「都道府県があるじゃないか!」と。4年生の1年間で47都道府県を全部覚えなければいけない。漢字もだ。1学期にちょろっとやったがそれっきりだった。これをやれば今日と明日は凌げる。僕はプリント置き場を漁った。そして何とか目的のブツを見つけると思わず笑みを浮かべてしまったよ。さあ、印刷だ。

 

 

まずは地方ごとのプリントだ。どうしようかなぁ表裏印刷にしちゃうか。そうだなあ一人4回は書かせたいなあ、じゃあ200枚か。よし、やるぞ。

 

 

事は順調に運んだ。そしたらもういっこ思い出した。そういえば日本全図のもあったな、それもやっちゃうか。またしても印刷室である。日本全図の答えが書いてあるプリントを50枚。空欄になっているプリントを200枚だ。これで何とかなる。

 

 

そう思ったのが良かったのか、プリント作りもやってみるか、という気分になった。そして学習計画の最終仕上げをして8枚のうち2枚を作っちゃった。結構疲れたのであとは細かい作業(休んでいた児童のテストの丸付けやらなんやら)をしたら2限目が終わった。次は6年生のテストだ。まあ、普通にやるだろう。

 

 

僕は僕でパソコンを持っていって、もうプリントを1枚作った。その後は提出したテストの丸付けをして3限目は終了だ。みんなちゃんと普通にやってたよ。

 

 

4限目は気になっている6年のクラスの授業だ。簡単に今日学習することを説明してそれぞれがそれぞれのペースで学習を始めた。僕は途中で昨日から気になっていたことをみんなに話した。

 

 

「ごめんね、勉強を遮っちゃうけど聞いていい?この席はどうやって決めたの?」と言うと、自分たちで決めたと答える。「そうなん。誰が中心になって決めたの?」と聞くと「みんな」と言う。ここまで答えたのは僕が一番気になっている児童だ。「でも、前に出て司会したのは誰?」と聞くと黙ってしまった。僕は「とにかくみんなで決めたんだね。それにしても(どういう意図で自分たちで決めたのか)分かってない人がいるね」と一番気にかかる児童と周りに追随している児童を睨み倒した。

 

 

そして急いでクロムブックを取りに行き、ちゃちゃっとこの前の計画訪問の時に作ったものをみんなに送った。そして「そろそろ終わりにします。ところで次の次はPR文を書く、という勉強なんだけど」「詳しくはその時説明します。今日はとにかく誰について書くか自分で決めて先生に送ってください」と言った。

 

 

そして「1人でやるのに自信がない人」と聞き、多くの児童が挙手したので「じゃあ、同じ色の人に交渉に行きなさい。上限は3人までです」と言った。みんなわらわらと動いていた。その後どうなったか確かめてみた。

 

 

近松門左衛門を選んだ人は立ってください」「歌川広重を選んだ人は?」と言う風に聞いていった。そして「自分で高めようと思って誰とやるか決めた人は?」と聞くと多くの児童が挙手した。そこで僕は「いつもとおんなじ人と組んだ人は?」と聞くとまたしても多くの児童が挙手した。わけがわからんよ、全く。と思いながら「じゃあ、その日までによく考えた方がいいと思うよ」とだけ言って4限目を終えた。

 

 

掃除の時に、そのクラスで一番言葉が伝わると思われる児童がいたので立ち話をすると、その児童(男子)も同じように思っていたことが分かった。しかし、どうも諦めているようだ。「君の感じていることは分かったし、先生も同じ感覚だよ。あとは担任の先生と話してみるね」と言って立ち話を終えた。そうなのだ、問題は担任なのだ。どうやって切り出していいものやら。でもやらねばなるまい、と心に誓った。

 

 

そんで5限目は4年生の授業だった。都道府県の学習にはみんなが食い付いてくれた。こちらもエネルギーを使ったが、こんな風に頑張れるのは嬉しいことである。

 

 

さて、14時45分になった。昨日帰った時間である。しかし今日はそんな気持ちにならなかった。ただし、ヨガマットに横たわっているだけだったが。まあ定時までいられたのでよしとせねばなるまい。

 

 

この時聴いていたのがビリー・ジョエルだ。なぜだろう?アップルミュージックで勧められたのかな?とにかく僕はビリーのプレイリストを作った。彼のプレイリストは瞬殺で作れる。こんなのだ。

 

 

・The Stranger

・Just the Way You Are

・Big Shot

・Honesty

・My Life

・You May Be Right

・Don’t Ask Me Why

・It’s Still Rock and Roll to Me

・Allentown

・Pressure

・The Longest Time

・Uptown Girl

 

以上12曲、49分である。いつものコテコテのヒットナンバーである。これをたま~に聴きたくなるんだよな。今日がその日だった。おかげで2時間楽しむことができたよ。ありがとう、ビリー。

 

 

ビリー・ジョエルは(確か)長いブランクを経て1993年に「River of Dreams」というアルバムを発表したはずだ。これを帰り道聴いていたけどなかなか良かったよ。僕は、ビリー・ジョエルってロックンロールの人ってイメージなんだけど、もしかしてニューヨークのオシャレな音楽を創る人って思っている人も多いかもしれない。

 

 

今日も1日が終わろうとしている。明日は地獄の金曜日、だが、授業は5コマ(そのうちエネルギーを使う3年生はテスト)だけなので何とか頑張ろうと思っている。

 

 

 

それでは、バイバイ。