hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

秋眠日記2023-③

只今17時20分。土曜日のこんな時間だったらまだ少しは心に余裕がある。なんと久しぶりにうたた寝をしてしまった。何年ぶりのことだろうか(大げさ)。

 

 

今日は9時過ぎには学校にいたかな。誰も来ていなかった。少し寂しかったが集中できると思い、プリント作りに勤しんだ。しばらくすると僕の1こ下の先生が来たが、すぐに自分の教室に行ってしまった。

 

 

結局12時過ぎまで集中して仕事をして4枚のプリントを作ることができた。今までの仕事っぷりを考えると大体4,5枚作るのが精一杯みたいだ。印刷した後はグッタリしてしまう。脳みそを使うのも楽じゃないぜ。ブドウ糖の補給が必要だ。あと3枚作れば6年生の分は完成するんだけど、どうしようかな。一応家でも仕事ができるように教科書等は持ってきてある。もしかしたら明日家でプリントを作るかもしれない。

 

 

僕は今日は大変いいことをしたな、と思い、これなら地元のレコード屋さんに行ってもいいかな、という気分になっていた。1枚500円で売られているレコードをチェックしてあるのでこの際購入しようと企んだわけだ。性懲りがないね。

 

 

多分この時間だったら、若い店主は古道具屋の方に行っているだろうな、と思っていたが行ってみると、やはりそうだった。というか誰もいないじゃないか。不用心だな、と思いながら500円コーナーの棚をチェックしていると「いらっしゃい」と後ろから声がかかった。店主の父(僕が勝手に思っている)だった。この人は古道具屋の主人だけど、非常にかっこいい人である。喩えて言うならミッキー・カーティスみたいな風貌をしている。あるいは田中泯かな。密かに憧れている人だったので何とかお話しできないかな、とも思っていた。

 

 

僕は4枚のレコード(スティーヴ・ウィンウッド、チープ・トリック、プリテンダーズ、ジョニー・ウィンターである)をレジに持っていった。計算をしているのを待っている間にふと横を見ると椅子が置いてあるのに気づいた。何となく座ってみた。なかなかいいじゃないか。そして横に置いてあるもう一つの椅子にも座ってみた。これはギターの練習用に使えるな、なんて思っていたら、カウンターから声がかかった。

 

 

「それ、なかなかいいですよね。学生が作ったものですよ」とミッキー・カーティス風店主の父が言った。「そうなんですか」と言い、代金を払うと、わざわざカウンターから出てきて裏を見せてくれた。「ほらね」と見せてくれたところにはシールが貼ってあった。「あっ、ホントだ。中学生が作ったんですね」と言うと、「作りがしっかりしていてなかなかいいよ。ほら、ここなんか見て」と言う。そして「こっちは座った?」と僕が最初に座った椅子の方を指さした。「座りました。これもいいですよね」と言うと、「こっちは(皮)を張り替えたんだけどね」と言い、値札を見せてくれた。3200円だった。これ、いいな。レコードを聴くのにもってこいじゃない?

 

 

僕は「売れちゃう前にまた来ます」と言うと、店主父は「分かりました」とだけ言った。僕の気持ちはあっという間に持っていかれちゃったよ。椅子と店主父に。これは買わねばなるまい。しかし今日はダメだ。

 

 

というわけで、明日と明後日頑張って無事計画訪問が終わって、少しでも達成感を持てたなら、月曜日の帰りに購入しよう!と思った。今はとにかく頑張る材料ができて嬉しい、それだけだ。しかし大きな難関がある。もちろん妻の了承を得ることだ。僕は今座椅子に座ってレコードを聴いている。その座椅子をどうするつもりなのか訊かれるだろう。座椅子、どうしようかな。結構気に入っているんだけど、底に埃がたまるのが難点だと思っていた。それを理由にしようかな。そして断捨離することになるかな。うーん、悩ましい。

 

 

さあ、今日の秋眠日記はこれくらいにしておこう。

 

 

 

 

いや、ここで終わっちゃいかん。妻にさりげなく、というか唐突に「この部屋にこれくらいの高さの椅子が来ることになります」と言っちゃった。いろいろ御託を並べて結局「もし、計画訪問で少しでも達成感を持てたら買おうと思う」ということで納得してもらった。わーい。明日はとにかくどこにいようと頑張ることにしよう。

 

 

それでは、おやすみなさい。