hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

行ってきたよ

只今14時45分。10時45分に家を出たから、4時間外にいたことになる。

 

順番はこうだ。

 

ギター教室→コーヒー屋さん→シマムラ→ロッキー→六可レコード→食材購入

 

順番に書いていくとするか。その前に頭痛がすることを書き留めておこう。朝方から左の眼とその上、そして左耳が痛くて堪らない。目覚めてからは大分痛みもひいたが、まだ痛みはある。僕はほとんど頭痛にならないので、ちょっと心配ではある。明日までには治っていて欲しいものだ。

 

 

まずはギター教室からだな。今日は「ボディーズ」の次に「No Feelings」をやるはずだからそっちの練習も家で軽くしておいた。「ボディーズ」はイントロを耳コピしたので行ってから先生に「これでいいですか?」と聞くつもりだった。

 

・・・まあ「ボディーズ」は合格した。次の「No Feelings」が大変だった。僕にはシンコペーションが弾けないことが発覚してちょっとショックだった。先生に口ずさんでもらって、それを楽譜を見ながら聞いて覚えて弾いてはみるが、右手がおかしい。「これって普通にダウンアップでいいんですよね?」「そうです。まだ身体に馴染んでいないんですよ。それにhanamiさんは弾いてる時に余計なことを考えています」と言われてしまった。確かに言ってることは分かる。素直に弾けばいいんだけど、どうしても上手くいかない。右手を捏ね繰り回すように弾いているのが自分でも分かる。しかしここは、是非マスターしておきたいところなので、動画発動である。イントロからAメロまでを弾いてもらう。しかしまだ心配だったので、「『チャーンスカチャーン』って口ずさみながら弾いていただけませんか?」と頼んだ。

 

そんなこんなで久しぶりに頑張ったギター教室であった。次はコーヒー屋に行った。珍しく誰もいなかったので久しぶりにいろいろと話した。東京のコーヒー事情に驚き(100gで普通に2000円を超えているらしい)、商売事情も教えてもらった。今の僕に商売は難しそうだということがよく分かった。

 

 

お次はシマムラだ。半袖シャツと靴下を買いに行く。シマムラに行くとつい余計なものまで買ってしまう。というか僕は買い物下手なようだ、ということに今頃気づいた。抑制ということを知らない。そんなにジャブジャブお金を遣うんじゃないよ、次があるんだから、と言い聞かせる。

 

 

そしていよいよ、今日最大のイベント、「レコード ロッキー」再訪である。今日は開いてるかな。道はちゃんと覚えている。首尾よく店に着くと、なんと開いているではないか。おずぞずとドアを開けると店主と目が合った。「こんにちはー。車、隣に停めたんですけど大丈夫ですか?」と言うと「大丈夫大丈夫、家の敷地だから」と答える。これが噂の「ロッキー」かぁ。レコード、CD、カセット、ビデオ等が所狭しと並べられている。

 

どこから見ようか、と思い店の右側に行くと「今日は何をお探しで?」と言うので「パティ・スミスです」と用意しておいた答えを言った。「パティ・スミス?パンクだね。ここら辺にあったと思うよ。今探すからね」と言い、ガサゴソと探し始めた。僕はその間に「ビートルズの『フォー・セイル』が5500円だとぉ~。それはないだろ」なんて思いながら目立つところから見ていく。どれもこれも値段が高い。

 

「お兄さん、まだ他に探してるものある?」と聞いてきたので「ブームタウン・ラッツはありますか?」と聞いてみた。「あるよ。そこ。探してみて。2,3枚はあると思うから」と言われた。そしたらホントにあったよ。2,3枚。でも僕のほしい「モンド・ボンゴ」はなかったので「ごめんなさい。欲しいものはありませんでした」と言うと、またしても「後は?」と聞く。パティ・スミスはまだ見つからないようだ。「リトル・フィートはありますか?」と聞くと、これも即答だ。言われた場所の1枚目に「セイリン・シューズ」があった。3500円か。高いな。

 

じっとジャケットを見ていると店主が「こんなのならあるよ」と言ってパティ・スミスのレコードを僕に差し出した。どうやらブートレッグのようだ。音質が気になったので「ありがとうございます。これは・・・ごめんなさい。買いません」と言い、また後ろを向いてレコードを物色していたら「ローウェル・ジョージも若くして死んじゃって、惜しいねぇ」なんて言ってくる。僕は「そうですね」と軽く相槌を打ちながらレコードを探す。そしたら「まだ探してるものある?」と聞いてきた。僕の答えのストックも尽きていたが、「ドアーズはありますか?」と聞いてみた。

 

「あるよ。でも目ぼしいものはないかもしれないよ。もう高校生が買っちゃったからね。最近の高校生はレコードしか聴かないんだってよ」と言うので「嘘つけ。高校生はサブスクだろ」と心の中で毒づいちゃった。ドアーズはちゃんとあった。「モリソン・ホテル」と「ソフト・パレード」とライヴ盤があった。3000円しない。僕は迷ったが、ここは我慢した。

 

最後に店主はレコードを買う時の秘訣を言った。これは真理だな、と妙に納得した僕であった。

 

「レコードを買う時は出会ったら即買うこと。後で、なんて思ってたらそのレコードとはもう出会えないよ」

 

これはレコード歴の浅い僕でも深く納得した一言であった。この店は確かに値段が高い。それもべらぼうに。しかし品揃えはかなりのものだ。ビートルズもあったし、プレスリーの初期のLPまであった。ここには金沢のレコジャンにはない逸品がたくさんある。今日はリトル・フィートで我慢をしたが、僕はボーナスが出たら、それこそロッキーでかなりの大人買いをするだろうな。それまでにレコードブームが去ってくれたらいいんだが。

 

ああ、そう言えばニール・ヤングの「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」を見ていた時に「こんなの基本だよ。高校生が買うもんだよ。もっと変なのを買わないと」と言われたな。そして「ここら辺(アメリカン・ロックのことを指しているのだと思われる)は私の基本だよ。店の名前は『ロッキー』だからな。『ロッキーマウンテン』の『ロッキー』だよ」と店の名前の由来を教えてくれた。

 

 

ここで家に帰ればいいのに、「ロッキー」のことが言いたくて、そして坂本龍一の「B2UNIT」があるか確かめるために「六可レコード」に行ってしまった。店主はいた。僕は昨日来店したことは喋らずに、店主に「『ロッキー』、開いていましたよ」と言った。「ああ、行ったんですね。品揃えはどうでした?」「さすがでした。しかし値段がバカ高かったです」「やっぱりそうですか。話かけられましたか?」「店に入ったらすぐに何を探しに来たのか聞かれました」「後ろにくっついていませんでしたか?」「いや、僕の言うレコードを探してくれてたんで、それはなかったです」等の話をして、800円のマリア・マルダーのアルバムを買って店を出た。

 

ガソリンは入れる気力はなかったので、そのままスーパーに行き、必要な食材を買い、家に帰った。

 

リトル・フィート「セイリン・シューズ」は買って大正解のレコードだった。でも800円のマリア・マルダーも大正解だった。レコード界は奥が深そうである。

 

 

 

こうして日曜日が終わろうとしている。僕の頭痛はまだ治まってはいない。明日からまた戦いが始まる。心の準備をしておこう。