hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

カバー曲について(ちょっと)考えてみる

只今朝の8時である。こんな時間にパソコンに向かっているなんていつぶりだろう。すごいな。

 

今日は4時半に目覚めたので、余裕を持ってウォーキングに行くことができた。7時には家に戻っていたかな。その後珍しくすぐにシャワーと洗濯をして、その上皮膚科の予約までしてしまった。やはり自分がコロナに感染していないと分かると体も頭も動くのかもしれない。でもそのすぐ後に今日は大谷選手が投げる日だと分かって「ああ・・・どうしよう。予約、キャンセルしちゃおうかな」とも思っている。

 

っていうかもう家にいるのに飽き飽きしちゃってるんだよね。昨日はドライブに行ったとはいえ、自分のペースで行ったわけではないし、今週妻は家の2階に籠りっきりだ。家に誰かいるのといないのとでは大違いである。これでも僕は一応妻に気は遣っているつもりである。

 

昨日はフリートウッド・マックの「ベア・ツリーズ」を聴いてから寝ると書いた。一応聴いてみるか、くらいの軽い気持ちで聴いたのだが、これがすごく良かった。当たりのレコードである。

 

レコードにも当たり外れがあることを知ったのはブロンディのベストアルバムを聴いてからだ。ブロンディのベストなんだから悪いはずはなかろうと思って聴いたのだが、思ったよりワクワクしなかった。それでずぅっと考えていた。僕はレコードに何を求めているんだろう?

 

それで昨日「ベア・ツリーズ」を聴いて思った。多分僕は演奏とか歌も大事だが、録音の仕方やミックスやマスタリング、カッティング、果てはプレスまで含めた方面で起こるマジックをレコードに求めているのではなかろうか。その部分でハッとするというかワクワクするんではないだろうか。みなさんはどうでしょう?レコードのどこにワクワクしますか?

 

 

そろそろタイトルの話にいかねばなるまい。カバー曲である。昨日は今日考えてみると書いたので、ウォーキングの最中に考えてみた。でもあんまり知らないということが分かった。今日は僕の知っている限りのカバー曲について書いてみよう。

 

 

まず1曲目はヴァン・ヘイレンの「ユー・リアリー―・ガット・ミー」だな。これは外せないな。僕の青春の1曲である。でも前にも書いたことあるんだよね。

 

ラジオでいそいそとエア・チェックしていた時に初めて聴いたのだが、その迫力ある音に僕は痺れた。「こういうのを聴きたかったんだよ」と思った。YouTubeで「ユー・リアリー・ガット・ミー」って検索するとほとんどがヴァン・ヘイレンヴァージョンの動画が出てくる。それくらい世の中に認知されている曲だ。元歌はキンクス

 

つまり、これは先にカバーヴァージョンを聴いて元歌を知る、というパターンである。このパターンはよくある。ビートルズなんかモロにそうだ。最近「モータウン・ベスト」というプレイリストを延々聴いていたが、その中にいくつもビートルズがカバーした曲が出てきた。

 

ビートルズはどういう思いでこういった曲をカバーしたんだろう。「いい曲じゃん。でも俺達ならもっとかっこよくできる」と思ったのだろうか。それとも無邪気に「あーこれ、やってみたい!」だったのだろうか。それともハンブルクで「とにかく持ち歌を増やそうぜ」と思ったのだろうか。いずれにしてもビートルズのヴァージョンの方が圧倒的に迫力がある。そして声とコーラスで無敵の歌に仕上げている。オリジナルを作った人もビートルズヴァージョンを聴いてきっとぶったまげたに違いない。でもこれ以上ビートルズについて書くのは危険だからやめとこう。

 

 

2曲目は昨日も書いたが、ブライアン・フェリーの「悪魔を憐れむ歌」である。元歌は勿論ローリング・ストーンズだ。これは最初に元歌を知っていて(それもかなり聴き込んで)、その後カバーヴァージョンを聴くというパターンである。オリジナルヴァージョンを聴き込んでいるとなると、かなりハードルが上がる(「オリジナルの方を聴きたい」ってなっちゃう可能性が高くなる)が、ブライアン・フェリーヴァージョンは彼らしい粘っこい歌い方で僕は好きである。

 

このパターンで印象に残っているのは先ごろ亡くなったシネイド・オコーナーの「ナッシング・コンペアーズ・2U」である。元歌はプリンスである。というかプリンスが誰かに提供して、自身もセルフカバーした曲である。とはいえ元歌を先ほどのストーンスほど聴き込んでいたわけではない。このシネイドヴァージョンは誰が聴いても名曲でしょ。

 

 

 

次に日本の音楽シーンに目を向けてみよう。燦然と光っているのはRCサクセションの「カバーズ」であろう。全曲カバーで、全曲日本語詞だ。清志郎の才能全開のこのアルバムを聴いて羨ましく思った(?)泉谷しげるは自身の曲をカバーした「セルフ・カバーズ」を発表する。ここからセルフカバーというパターンが増えてきたんじゃないだろうか。

 

 

その前に・・・。やっぱり大谷選手をリアルタイムで観たいので、皮膚科はキャンセルした。

 

 

ピッチャー大谷は残念ながら4回で降板した。右手指の痙攣らしい。心配だ。7回表マリナーズが1点を取ったが、その裏大谷の盗塁をきっかけに逆転した。頑張れ、エンジェルス。

 

 

と思ったら、1点欲しい場面で大谷がホームランを打った!興奮したなぁ。俺、もしかしてリアルタイムで彼のホームランを見たのは初めてかも。さすがだよ。勝利への執念が他の人と全然違う。そして観客の期待通りのことをやってのける。

 

 

と思ったらマリナーズが最終回に満塁ホームランを打って逆転した・・・。現地で観戦している人は唖然としただろうな。これが「なおエ」なのか。残念でならない。

 

 

 

さて。気を取り直して本題に戻るか。

 

 

RCの「カバーズ」はどの曲も素敵でこの1曲、というのは選べない。今日の気分で言うとディランの「風に吹かれて」かな。山口富士夫のギターがかっこいいナンバーである。泉谷の「セルフ・カバーズ」は何と言っても「春夏秋冬」だろう。下山淳のギターとアレンジが素晴らしい。

 

 

他にもホワイト・ストライプスの「ジョリーン」(by オリビア・ニュートン・ジョン)とかジミ・ヘンドリックスの「ライク・ア・ローリング・ストーン」(by ボブ・ディラン)とかいろいろありそうだが、今日はこれでお終い。

 

 

今日はトッド・ラングレン「ハーミット・オブ・ミンク・ホロウ」を聴く日になりそうだ。しみじみといいアルバムだなあと思って聴いている。

 

 

 

じゃあね!おやすみ。