hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

結成60周年を祝おう

午前4時である。昨晩はいつもより遅くに眠剤を飲んだのでまだ眠たいはずであるし実際眠い。しかし例によって現金な僕は休日モードになると元気になってしまう。今日はザ・キンクスを聴きながらこの記事を書いてみようと思う。アルバムは1969年の「アーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡」という長ったらしいタイトルの作品である。

 

ザ・キンクスに触れる前に昨日のことを書き留めておこう。

 

昨日、卒業式が終わってから自分の教室を整理して、さて年休を取ろうかという時に5年担任2人に来年度のクラス編成を見てくれないか、と声をかけられた。どれどれ、と見せてもらう。どちらもなかなか厳しいクラスになっている。「こことここはもう動かせないんです」という箇所もあったが、それはよくあることだ。僕は「担任するとしたらどっちを持ちたい?」と聞いてみた。

 

2組の先生は「どちらも嫌だ」と言った。それは分かるし、そうだろうなとも思った。そして「私、〇〇と〇〇がダメなんです」と特定の児童の名前を言った。その時に違和感を抱いた。仮にそう思っていたとしても関係の薄い僕に言うかな?ってそう思っちゃったのだ。今までかなり話をしてきてお互いの苦しさも共有している者同士が言うのなら分かるが、そうじゃない僕にそんなに簡単に言われると、言った方の教育観も透けて見えるような気がした。

 

透けて見えるっていうか、欠落しているところって言えばいいのかな。この人は子どもにどんな風に育ってほしいのか、そのためにどんな取り組みをしていきたいのか、という気持ちが薄いんだろうなって思わざるを得ない。となると、学級経営に関してもそんなに熱い思いは持っていないんだろうなぁ。そんなことを思いながら帰った。

 

教員というのは、4月からの子どもの姿を変えてなんぼの仕事であると僕は思っている。だから3学期に4月と同じことを言わざるを得ない状態というのは、学級経営が上手くいかなかったということだ。それに自覚的な人は、関係の薄い同僚に簡単に「〇〇がダメ」とは言わないだろう。

 

ってなことを生意気にも思ってしまったのだった。

 

 

只今15時。さっき病院に行って診断書を出してもらった。月曜日、校長に出して2週間弱粛々と家で過ごすことになる。少しは身体を休められるかな。今日の主治医は優しかった。特筆すべきことは何も言われなかった。

 

 

 

というわけザ・キンクスについて書いてみよう。

 

「ザ・キンクス、60周年を祝うキャンペーンがスタート 第1弾はメンバー選曲の作品集」というニュースを見かけた。

 

あのキンクスがお祝い事だとぉ~。とまず驚いた。メンバー選曲ってレイ・デイヴィスとデイヴ・デイヴィス兄弟が一緒に曲を選んだのか?ほんとかよ?記事を読んでみよう。

 

「英国を代表するロック・バンドのひとつ、キンクスの結成60周年を記念する2年間にわたるキャンペーンがスタート。その第1弾として、オリジナル・メンバーのレイ・デイヴィス、デイヴ・デイヴィス、ミック・エイヴォリーの3人が選曲した2部構成の作品集『The Journey』が発売されます。1964年から1975年までの楽曲を収録する『The Journey-Part 1』は3月24日(金)のリリース。・・・・」

 

おいおいほんとかよ。来週の話じゃないか。そうか、選曲したのか。まあ顔を突き合わせて曲を選ぶっていうのはなさそうだけど、それにしても何らかのコミュニケーションを取ったわけだ。すごいね。デイヴィス兄弟。

 

ああ、読者の皆さん、この兄弟は仲が悪いことで有名なんですよ。だから世界中のキンクスファンは驚いているはずです。っていうかキンクスがキャンペーン?それも2年にわたって?と誰もが思っているはずです。さてレイ・デイヴィスは何とコメントしているのか。

 

「自分自身に問いかけてみてくれ、この旅は本当に必要なのか?…必要だ!」「時代を超えた魔法のようなキンクスの音楽の中から、刺激的な選曲ができたと思って喜んでいる」だって。

 

レイ・デイヴィス、ちゃんとコメントしてるじゃないか。ふぅ、ドキドキするね、全く。でも1964年から1975年までって・・・。第2弾は1976年から1996年の「トゥ・ザ・ボーン」までになるのかな。いやいや第3弾までいってほしいね。いや、待て。せっかく2年もかけてやるのなら、来年はザ・キンクスの総まとめアルバムを作ってほしいぞ。さすがにそこまではしないとは思うけど、これをきっかけに何らかの形でキンクスにスポットが当たることを切に願う僕であった。

 

前にも書いたが1964年は僕が生まれた年で、キンクスはこの年に「ユー・リアリー・ガット・ミー」を発表している。これでピンと来ない人はヴァン・ヘイレンがカヴァーした曲だというと「ああ、あれか」と思ってくれるだろうか。でもそれすらも数十年も前のことだもんな。

 

ああ、「トゥ・ザ・ボーン」を聴きたくなってきた(アップルミュージックにはないのだ)。何で僕はこんな素敵なCDまで売っちゃったんだろう。早速アマゾンで検索して一応カートに入れておいたよ。今月はレコードを買いすぎちゃったからなあ。でも遅かれ早かれ注文するんだろうな。

 

このニュースで僕は結構元気が出てきたぞ。