hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

心が弱っている時に入り込むモノ

心が弱っている時に入り込むモノといえば・・・まずはこれをご覧ください。あ、1分くらい見れば十分です。

 


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お分かりいただけただろうか。心が弱っている時に入り込むモノ、それは購買欲である。正確に言うと、入り込むモノじゃなくて、自分の心から湧き上がるモノなんだけどね。購買欲というのは、なけなしの金をはたいて、何かを買いたくなっちゃうという欲のことである、もちろん。今回それはエレキギターだった・・・。だって38800円だったんだもん。ちょっと高いおもちゃということで許してもらおう。でもなー、あー、またやっちゃったって感じだ。今月は車のオイル交換もしないといけないし、医療費がいくらかかるかも分からないのに・・・。もう今日は「・・・」だらけの文章になってしまいそうだ。

 

これというのも「かずきのギターチャンネル」を観たのがよくなかったのだ。ここ数カ月観てなかったんだけどな。何であの日に限って観ちゃったんだろう。これ見たら欲しくなっちゃうよね。だって、可愛いじゃない、色といい形といい・・・。それにハムバッカーの音ってどんなんだろうっていう興味もあったしね。もしかしたらピストルズの曲に合うんじゃない?な~んて無理矢理こじつけている自分もいたりする。弱ったものだ。

 

それにしてもかずきみたいなシュッとした青年に言われると、絶対欲しくなる人(特に女子)がいるに決まっている。僕みたいな老人なんかも危ない。僕はもっと年老いたら、きっと何とか詐欺のいいカモになるだろう。

 

ところがこれが欲しい!ってなってあっちこっち探していたんだけど、ないんだよね。あるにはあるんだけど、「初心者セット」とかいって、ミニアンプやらシールドやらいろいろ付属品があるものばかりで、ギター単体で売っているところがない。しかし、やっと見つけた。サウンドハウスというところだ。ここが信頼できるメーカーなのかどうかも分からないまま、ポチっとしちゃった。

 

そしたら、注文受付のメールが来たんだけど、商品お取り寄せの為、納期未定とのことだった。僕としてはもう明日明後日にも来るものだと思い込んでいたので、ちょっとがっかりした。衝動買いなんてするもんじゃないですな。

 

 

もうひとつ、アマゾンでポチっとしたものがある。こちらは安いので罪悪感はない。千数百円である。何かというと「液漏れのしない醤油さし」である。探せばいろいろあるものですな。迷いに迷って(←もうこの時点で買うことを心に決めている)決めた。早く届かないかな。

 

でも、もうこれ以上は絶対買うまい、早く給料日になってくれと、心から願う僕であった。

 

 

 

今日は、音楽ネタは書かないと決めて書いているのだけど、1こだけ書かせてもらおう。手早くいくね。ザ・ローリング・ストーンズである。彼らのバンド50周年記念ライヴがさりげなく発表されていた。

 

タイトルは「GRRR LIVE!」。2012年から2013年にかけて行われた公演のうち、ニューヨークとニュージャージーのステージを収録したものらしい。ゲストは「シャイン・ア・ライト」みたいに豪華である。僕の知ってる人では、ジョン・メイヤーレディー・ガガ、ミック・テイラー、そしてご当地ヒーローのブルース・スプリングスティーンが登場する。

 

2012年なので、当然チャーリー・ワッツ存命時だ。よかった、まだチャーリーのドラムが聴ける。しかし、10年前のライヴを今頃出すのか。まあ、ストーンズはもうそんなこと関係ないか。調理中に流して聴いていたが、「ギミー・シェルター」でレディー・ガガが見事にシャウトしてるんで包丁の手が止まったぜ。それに「何だか暑苦しい声だな」と思っていたらブルース・スプリングスティーンだった(「タンブリング・ダイス」)。彼はストーンズと共演できて嬉しかったのだろうか。そりゃもちろん嬉しかったに決まってるか。

 

聴きどころはあるといっちゃあある。いつもと同じといっちゃあ、同じである。でもこうやって聴けるのも最後かもしれない(「最後かもしれない」で何年喰ってるんだ)ので、とりあえず流しっぱなしにして聴いてみようと思う。

 

今週も「音楽修行シリーズ」は続けたいと思っている。今のところ、10㏄のベスト、スコット・ウォーカーカーリー・サイモンジョニー・キャッシュ、そして再びモリッシーあたりをチェックしたいと思っている。このラインナップは僕にとっては先週より敷居が低い。

 

 

じゃあ最後に昨日と今日観た興味深い番組について書き留めておきたい。

 

昨日は、NHK「漫勉」2月4日放送の「手塚治虫」の回を観た。浦沢直樹がMCを務める例の番組である。故人を扱うことは初めてだそうで、手塚のアシスタントをしていた3人の漫画家と浦沢で、手塚の生原稿を分析するという内容だった。

 

内容について細かく書いておきたいところだが、今日は我慢しておこう。

 

僕が思ったのは漫画家の業とでも言うべきものである。業、と書くと何やら物々しいか。うーん、浦沢で言うと、少年時代に手塚作品に触れ大衝撃を受ける。つまりは「むっちゃ面白い!」「何でこんな線が描けるんだ」「このコマ割りにはどんな意味があるのだ?」「自分も描きたい。とにかく描く!」等の溢れんばかりの熱情を持ち、実際書き続けられた少年が浦沢直樹だったということだ。そしてその後、漫画家浦沢直樹が誕生し、今も尚、執筆活動を続けている。うん、やはりこれは業と言うしかないのではないだろうか。

 

今漫画家を職業としている人は多かれ少なかれ、そして形はどうあれ、みんな浦沢少年のような時代を過ごしてきたはずだ。しかし手塚治虫はそんな浦沢の遥か上を歩いていたことが細かい分析によって明らかになっていく。その展開が堪らなくスリリングだったし、感動的だった。

 

乱暴な言い方をすると、「漫画を描くという才能を掴んだ人は、漫画を描き続けなければ生きていけない」ということである。これはなかなか怖い。いくら高収入でもちやほやされても、そんなのにはなりたくはない、と思った。これはもちろん漫画に限ったことではない。音楽家でも画家でも〇〇家と名乗っている人ならきっとみんな持っているのではなかろうか。

 

才能っていうのは大きな欠落なのだ、とかつて村上龍は語っていた。そうなのかもしれない。自らが望んだこととはいえ、何らかの業を背負って生きている人はそんなに幸せそうに見えないもん。こういう風になったことないので分からんが。でもとにかく感動した。(←大雑把だな)

 

 

以上が昨日観た番組で思ったこと。もう一つは今朝観た番組だ。「漫勉」同様、NHKで放送された「ズームバック×オチアイ」という番組である。「落合陽一、オードリー・タンについに会う。」という回だった。これも大変面白い内容だったので近いうちに書いてみたいが、今日は、「オードリー・タン、かっこいいぜ!」と思ったところだけ書いておこう。

 

落合陽一が過去、リモートで2回対談していたオードリー・タン(もちろん台湾のデジタル閣僚、というか超大物?)のもとに行き、遂に対面で話し合うことになったところから番組は始まる。

 

落合「ハイ!ナイストゥミ―チュー!やっと会えたね!」

オードリー「ハイ!ナイストゥミ―チュー。高画質で!」

落合「笑 高画質で!」

オードリー「実寸大で!(フィジカルスケール!)」

落合「笑 フィジカルスケール!」

 

低い声でクールに且つにこやかに落合を出迎えるオードリー・タンは大物感満載だ。

 

ここで前回の最後の場面が映される。

 

取材班からの「もし会えた時、お土産を渡すなら何を?」という質問にオードリーは次のように答えていた。

 

「My undivided attention」(あなただけに全集中します)

 

こんな風に言われた落合は顔を崩して「確かに・・・」と言うほかなかった。その落合を見てこちらも顔を崩して子どものように笑うオードリーは魅力的だった。こうやって人を蕩けさせるのか。

 

 

実際に会って、さっきのような会話を交わし、オードリーはこう言う。

 

「さあ、高解像度の対話を楽しみましょう」

 

 

どうですかみなさん?オードリー・タン、かっこよくない?