hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

鉱脈を見つけたようだ

昨日YouTubeで、映画「欲望」でのジェフ・ベックというかヤードバーズの「トレイン・ケプト・ア・ローリン」の演奏を見た。例のギターを壊すシーンである。昔々に1回見たきりだったので何だか新鮮に映った。ジミー・ペイジも確かに映っている。次にデヴィッド・ボウイのコンサートにゲスト出演をして「ジーン・ジニー」を弾いているジェフを見た。かっこいいスライドギターを弾いていた。多分キリがない位の動画が出回っているのだろう。高橋幸宏も同様である。こちらの方は見ていない。

 

昨年12月18日にテリー・ホール(63歳没)、今年に入って1月10日にジェフ・ベック(78歳没)、11日に高橋幸宏(70歳没)と1カ月の間に3人の偉大なミュージシャンが亡くなった。日本人でロックを聴いている人は少なからず動揺していると思う。彼らのいいリスナーとは決して言えない僕にしたってそうだ。そして動揺している自分に驚いている。今まで大先輩やお兄さんだと思っていた人が突然亡くなってしまうんだから、驚いて当然ではある。

 

でもミチロウや清志郎松村雄策と同じように、彼らには今まで残してきた多くの作品がある。その作品が僕たちの心の中にいつまでも生き続けていくのだと思う。聴こうと思えば、見ようと思えば、読もうと思えばいつでも彼らに会いにいけるのだ。

 

それにしてもこういう形で「死」が身近に感じられるようになったなんて。ちょっと予想していなかったな。

 

 

 

タイトルの話にしよう。きっかけは例によって特にない。iPhoneに入っているアーティストをカタカナ順に見ていたら、早々に見つけた。ヴァン・モリソンである。僕のiPhoneにはヴァンのどんな曲が入っていたっけ?と思い見てみると「ムーンダンス」だけだった。そんなはずはない、少なくとも「クレイジー・ラヴ」も「ジャッキー・ウィルソン・セッド」も入っているはずだと思い、アルファベット順の方を見たがない。またしても謎の曲消え事件である。

 

しようがないな、と思いアップルミュージックを検索したら、3月にニューアルバムが出るというではないか。どれどれと思い、先行の2曲(「Streamline Train」と「I’m Movin’ On」)を聴いて驚いた。この声、一体何歳でこんな声が出るんだ?それに何てゴキゲンなサウンドなんだ。シンプルな構成だけどかっこいいったらありゃしない。

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調べてみると、ヴァンは現在77歳だった。彼が多作なのは知っている。これはいつものように「はじめてのヴァン・モリソン」から聴くしかない、と思いそのリストをシャッフルで聴いてみたら2曲目が僕の耳に引っかかった。何だこの艶のある声は。この曲が入っているアルバムは?そしてウィキペディアで探して「Into the Music」(1979)というアルバムに辿り着いた。僕が引っかかった曲は「Full Force Gale」という曲だ。

 

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ヴァン・モリソンのことを少し紹介しておこう。(ウィキペディアより抜粋)

 

ヴァン・モリソンはイギリス(北アイルランド出身)のミュージシャン。高い音楽性と歌唱力で、多くのミュージシャンからの尊敬を集める。1993年にロックの殿堂入りを果たし、1996年に大英帝国勲章OBEを受賞した」

 

 

音楽評論家のピーター・バラカンが彼の大大大ファンで「一家に1枚」と彼のライヴアルバムを推薦していたな。1冊のロック・カタログ本に不自然なくらいの数のヴァン・モリソン作品を盛り込んでいた。

 

「Into the Music」は数えてみると彼の11作目のアルバムだった。ついでに最後まで数えてみると実に42枚のスタジオアルバムを発表していた。ライヴアルバムは5枚発表していた。このアルバム群のほとんどはかなりクオリティの高い作品であるはずだ。ポール・ウェラーとおんなじだ。僕は鉱脈を見つけたのだ。ポール・ウェラーだってまだ聴きこなしていないというのに、全く大変なものを見つけてしまったものだ。また忙しくなる。

 

 

一応ポール・ウェラーの進捗状況も書き留めておこう。目下のところ一番聴いているのは「トゥルー・ミーニングス」である。これは一言で表すと「アコースティック版ポール・ウェラー」である。彼のアコギ、そしてそれに絡みついてくる優しいストリングスが心地よい。僕はこれを料理を作る時のBGMにしている。ああ、料理といえば、最近赤ワインを飲みながら料理をするクセがついてしまった。所謂キッチンドリンカーだね。

 

 

今日、ユーキャンの申し込みの封筒を郵便ポストに投函してきた(さりげなく重大なことを書いてみた)。

 

 

アディオス!