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現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

デヴィッド・ボウイのアルバムランキング

ポール・ウェラーのことが書いてある記事を探していたら、デヴィッド・ボウイの全アルバムを順位付けしているブログを見つけた。その人はあろうことかポール・マッカートニーの全アルバムまで順位付けしていた。順位付けにはそんなに興味はないんだけど、ついつい読んでしまい、「おい、そりゃあないだろ」と思ったりもして結構楽しかった。いろいろ思うのは個人の見解があるので当然であろう。だから僕も負けずにやってみようと思う。普段はこんなことしないんだけどね。今日はデヴィッド・ボウイのアルバムを大胆にhanami流に順位付けするぜ。

 

とはいえ、聴いていないデビューアルバムや、あんまり聴いていない後期の作品をその順位の中に入れるわけにはいけない。対象は僕がまずまず聴いてきたボウイのアルバム、ということに決めよう。

 

ノミネート作品を列挙しておこう。

 

ハンキー・ドリー(1971)

・ジギー・スターダスト(1972)

アラジン・セイン(1973)

・ピンナップス(1973)

・ダイヤモンドの犬(1974)

・ヤング・アメリカンズ(1975)

ステイション・トゥ・ステイション(1976)

・ロウ(1977)

・ヒーローズ(1977)

・ロジャー(間借人)(1979)

スケアリー・モンスターズ(1980)

・レッツ・ダンス(1983)

・ジギー・スターダスト・ザ・モーション・ピクチャー(1983)

・トゥナイト(1984

ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ(1993)

・アースリング(1997)

・ザ・ネクスト・デイ(2013)

・ブラックスター(2016)

 

以上18作品である。それでは発表します。

 

第18位:ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ(1993)

確か「ボウイが戻ってきた!」みたいにメディアから歓迎されたアルバムじゃなかったっけ?その前がティン・マシーンだったのかな?だからこそ、ボウイ久々のソロアルバム!ってなったのだと思う。僕はそれに乗せられてありがたがって聴いていた。ちょっと無理していたな。でも後年になって「Pallas Athena」はいい曲だと思うようになった。

 

第17位:アースリング(1997)

確かドラムンベースに夢中になってた時期だよね。えらくボウイが入れ込んでいるのが分かったので、これもありがたがって聴いてた。でもせわしなく聴こえるんだよねえ、ドラムンベース。「ブラック・タイ~」よりかは聴いていたけど、これも少し無理をしていたかなあ。「セヴン・イヤーズ・イン・チベット」(マッタリ系)が好き。

 

第16位:ロウ(1977)

「ロウ」が16位?ゲベから2番目?お前はこの作品の良さが分からないバカなのか、という声が聞こえてきそうだ。そうなんだよな。僕はどうも「ロウ」の良さが分からないのだ。リアルタイムで聴いていたらまた違ったかもしれない。1曲目の「スピード・オブ・ライフ」から早くヴォーカルが聴きたいってなってしまう。「ビー・マイ・ワイフ」は後年良さが分かるようになった。

 

第15位:ピンナップス(1973)

大学時代に参加していたバンド「SIDE B」の兄弟バンド(ってことでいいですよね?JUNさん)「クークス」が「アイ・ウィッシュ・ユー・ウッド」を演奏していた。それを聴いてぶっ飛んだ僕は早速JUNさんにレコードを借りた。全曲カヴァーのアルバムだったのもカッコいいと思った。「ロザリン」「フライデイ・オン・マイ・マインド」「ソロウ」がお気に入りだ。

 

第14位:トゥナイト(1984

このアルバムはメガヒットアルバム「レッツ・ダンス」の次に発表された。ここからボウイの衰退が始まったと言う人もいるが、僕は好きでよく聴いていた。僕の癖は、大ヒットアルバムの次作を割と好きになること、だ。「Loving the Alien」「Tonight」の2曲があればご飯3杯はいける。

 

第13位:ザ・ネクスト・デイ(2013)

前作「リアリティ」が2003年発表だよ。10年ぶりのアルバムだよ。買わなきゃいけないでしょ。僕は最初シングルの「ホエア・アー・ウィ・ナウ?」に馴染めなかった。しかしアルバム1曲目の「ザ・ネクスト・デイ」には痺れた。とはいえちょっと無理して聴いてたことは事実だ。けど、くどいようだが10年ぶりだよ?それだけでランクイン決定だ。

 

第12位:ブラックスター(2016)

アルバム「ザ・ネクスト・デイ」で僕はもう満足していた。ボウイは頑張ったじゃないか、と。だからその後の細かい動きは追っかけなかった。そしたら3年後にアルバム発表だ。しかも、これを聴いたのは本人の死後だった(正確に書くとこのアルバムはボウイが亡くなる2日前である1月8日にリリースされた。僕が聴いたのは1月10日以降だ)。一度書いたがこのアルバムは父の死と密接に結びついている。だから聴く時は性根を据えて聴かなければいけない。そういう意味では敷居の高いアルバムである。

 

第11位:ヒーローズ(1977)

「英雄夢物語」が11位?お前は「ロウ」の時もそうだったがやはり本物のバカかもしれんな、という声がハッキリと聞こえてくる。何で11位になったんだろう?このアルバムより好きなアルバムが10枚あるってことだよな。1曲目「ビューティ・アンド・ビースト」~「ジョー・ザ・ライオン」~「“ヒーローズ”」の流れは完璧だ。「V2シュナイダー」も好きだし、最後の曲なんて一番好きかもしれない。実はこのアルバムが最初に買うボウイ作品だったかもしれない、しかしそうはならなかったことが関係しているのかもしれない。

 

 

この調子で1位まで書いたら、大変なことになりそうだ。これは前編にして後編は後日、ということでよろしく。しかし結構無理して聴いてたアルバムが多かったな。

 

 

 

ボウイ関連で書きたいことがまだあるんだよ。今日はそれを書いておしまいにしよう。

 

 

「Divine Symmetry」というアルバムがいつの間にか発表されていた。11月下旬らしい。これは僕の大好きなデモ音源満載、ライヴ音源満載のアルバムだ。時期は多分初期(どれくらい初期かは分からない)からハンキー・ドリーまで。昨日調べてみたが情報がない。でもきっとあれだよな。ボウイの死後着実にリリースされている作品の一環だよな。今年はこれなんだ、きっと。

 

早速「ハンキー・ドリー」のデモ音源から聴く。すごい。「Changes」や「Life on Mars?」のデモなんて初めて聴くぞ。「Waiting for the Man」はもうこんな時期からやってたんだ。ジギーの公演用に取り入れたのかと思っていた。声がルー・リードしてて可愛い。

 

一通り、気になる楽曲を聴いてから、初めから聴き直してみる。聴いたことのない曲が続くがなかなか良い出来である。大体はアコギかピアノだけでボウイが歌っているが、これはどの段階のデモなのだろうか。曲としては既に完成している。やっぱりバンドのメンバーに聴かせる用に録音したのかな。

 

 

もう1回調べたらあった。見つけたよ、情報。どうしようかな。引用させてもらおうかな。ごめんね、タワーレコードさん。

 

「ボウイにとって極めて重要な年となる1971年、その年のボウイの姿を捉えた貴重な音源の数々がここに」

「名作『ハンキー・ドリー』への発売と繋がっていく約12カ月のボウイの姿を、48曲もの未発表音源を含むホーム・デモ音源やBBCラジオ・セッション音源といった貴重な音源の数々で紐解く・・・」

 

そうか。「ハンキー・ドリー」に至るまでの音源だったのか。それにしてもよくこんなもの残ってたな。僕のように狂喜している人が世界にはたくさんいると思う。

 

ボウイの声は既に宇宙人(火星人?)声である。サビの音が高すぎて、オクターブ下げて歌う箇所があるのが可愛い(どの曲か忘れた)。かっこいいロックンロールの「クイーン・ビッチ」(これもクークスがやっていた)はデモの段階では何だか牧歌的でユルい。

 

でも「ハンキー・ドリー」と「ジギー・スターダスト」ってほぼ同時期に制作されたものじゃなかったっけ?ということはこれのジギー版もありそうだな、と気の早い僕は思ったのであった。これを聴くと正規版の「ハンキー・ドリー」を絶対聴きたくなる。ああ忙しい年末だ。取り敢えず全曲取り込もうっと。

 

 

この時期、ボウイの身には確かにこの世の物ではない何かが宿っていた。

 


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どう?このジャケット。神々しすぎて言葉が出てきませんな。