「今週頑張ったこと」なんて、小学生じゃあるまいし、などと思わないでね。ちゃんと頑張ったんだから。水曜日に歯医者に行った。木曜日に運転免許の更新に行った。金曜日に人間ドックに行った。この３つだ。
ところで今は12月23日の午前1時である。だからまだ人間ドックには行っていない。もしかしたら行けないかもしれない。最強寒波がやって来るからだ。今は風が段々強くなってパラパラと霰が降っている音がする。しかし予報によると、今日の日中が大変らしい。取り敢えず何とかして人間ドックには行きたい。
それじゃあ、歯医者の話から始めるとするか。勿論今年一番の音楽を聴きたい期だから、ジョナサン・リッチマンを聴きながら書こう。
水曜日の歯医者は3回目だ。1回目は虫歯になったところをガンガン削る、2回目はもう1回削り、炎症を起こしているところに薬を注入する（多分）、３回目はきっと型をとる、だと思っていた。だが、そうではなかった。まずナンバー2みたいな人がやってきて、僕の歯をまたガリガリと削り始めた。「うーん、まだけずるところがあるのかなあ」と思いながら待っていたら、ナンバー1の人がやって来た。
「じゃあ、始めますね。風送ります」と言ってから、何か棒のようなもので僕の歯をガシガシと押したり削ったりし始めた。何をしているんだろう。「うがいをして下さい」と言って待っていると再びガシガシだ。一向に型を取る気配はない。そうこうするうちに「レントゲンを撮りますね」と言われた。釈然としないままレントゲンを撮ってまた待っていると再びナンバー1がやって来て写真を見せながら、「神経にお薬を入れました。今度は型を取ることになると思います」と言った。
そうか。虫歯って、削るだけではダメなんだ、と思った次第である。看護師からは、「上から被せ物をしてますのでなるべく右側（反対側）で噛むようにして下さい」と言われた。来週の予約（月曜の15時）をしてから家に帰った。
つまりは、虫歯の治療は、悪いところを削って、薬を注入して完全に治してから型を取って被せ物を詰める、ということなのだろう。しかし、この一連の流れは説明してほしかったなあ。大体これで合ってるかも分からない。結局この歯の治療は年を跨ぎそうであることが判明して少しがっかりした。
気づくとリビングで寝落ちしていた。現在午前5時である。外に出てみると、まあまあ雪が積もっている。この調子だと朝は外に出られるだろう。しかし予報通り日中は結構積もりそうな勢いで雪は降っている。風は強く気温も低い。
さてと。次は昨日行った運転免許更新だ。先日も書いたが僕は運転免許センターに行って120分の講習を受けなければいけない身である（はっきり書くとゴールドになったことは1回もない）。午前に行きたいから、受付に間に合わせるには7時半には出発しなければいけない。出るのが少し遅れた僕は後悔した。ひどく道が混んでいたからだ。そりゃそうだよな。みんなの通勤時間だもん。自分が思っているより遅く着いた僕は焦っていたが、中に入った途端非常にシステマティックに物事が進んでいった。素晴らしいね、免許センター。動きが洗練されているよ。30分もかからずに必要な事務処理が済んだ。
残すは9時50分からの講習のみとなった。僕は120分じっとしていられるだろうか。
不安は的中した。
まず、教官（？）のような人のやる気のない声だ。こんな声を聞かせられたらたまったもんじゃない。人を落ち込ます声、というか眠くさせる声、というかそういう声を人前で喋る人が発するのは犯罪的だ。自分の職業にも関わるだけに見逃すことはできなかった。
それからお決まりのDVDだ。部屋が暗くなったことでこれ幸いとばかり目を閉じていた。これで前半が終わった。休憩10分の間には珍しく喫煙室を探して煙草を吸った。
後半もやる気のない声から始まった。どうせまたDVDだろ、と思っていたがその通りだった。しかしこれがよかったんだよね。ドラマ仕立てで。「ちょっとした判断ミスで人生棒に振る」みたいなタイトルだったんで、「観ると辛くなりそうだから、また目を閉じてるか」と思ったけれど、思いっ切り感情移入しちゃったよ。
働き者のパパは今日も公共事業の仕事をゲットする。社員からおめでとうと言われ、社長からは厚い信任を得たようだ。今度の大事な夜の会合にも付き合えと言われた。家に帰ると可愛い男の子と妊娠中の妻が出迎える。「あ、今お腹蹴った」という妻。「どれどれ」と妻のお腹に耳をあてるパパ。幸せな様子がこれでもかと描かれる。
そんなパパが大事な会合に社長と出席する。取引相手の社長はパパにもビールを進める。今日はアルコール抜きで家に帰るつもりでいたパパは断るが（社長にもちゃんと言ってあった）が、社長から「一杯だけ付き合おうか」と言われ、渋々付き合う。
そして・・・。という風に、実に事故を起こす前段階で細かくパパのいい人っぷりが描かれていたので、その後の悲惨な結末は身につまされる思いを抱かざるを得なかった。飲酒運転は絶対やめよう（してないけど）。スピード違反ももうしないぞ（これは気をつけねば）、と変なところで真面目で単純な僕は思った。
というわけで、ドラマにやられた僕は、自分の運転ぶりを反省して家路に着いた。まあフィアットに乗り出してからは違反ゼロだからな。この調子でいけば人生初のゴールド免許を取得できるかもしれない。5年間頑張るぞ。さてと。外を見てくるか。只今6時半である。
一応スノーワイパーを持って出たら、ああ、積もってる積もってるって状態だった。10ｃｍ以上は積もっていたかな。フィアット君の上に積もった雪をどかして、スコップで周りを雪かきして、家に戻った。何とか人間ドックには行けそうである。
人間ドックから帰ってきた。ドックについては書かなければいけないことがたくさんありそうである。書くのは明日にしよう。それより、健診センターに着いたら、テレビ（めざまし８）で石川県が映っていたので驚いたよ。そうか、全国ニュースになっちゃうくらいのことなんだ。
でも、これくらいの雪は今までにも何回も経験しているぞ。道路も想像通りだったし。普段雪が降らない府県で大変なことになっているのは「ミヤネ屋」で知ったが、石川県は想定内だから、大騒ぎしないでほしいと思った。こっちは出勤もしてるし（僕は人間ドックだったが）、店も営業している。車もたくさん停まっていた。
今日はこれでおしまい。タイトル通り今週はよく頑張った。明日はギター教室だ。絶対行こう。
