僕は確かこの前の月曜日だかに腰が痛いよーという記事を書いたはずだ。腰って徐々に治っていくもんかな、とも書いた記憶がある。今は?何だか知らないが今は腰は痛くない。普通に動ける。では一体何時から?どうも倦怠感が襲ってきたとき以来だ。すると何か?僕の身体に何か異常事態が起こると腰って治るもんなのか?朝っぱらからクエスチョンマークばかりで申し訳ないがどうもそういうことらしい。身体って不思議だなぁ。
昨夜、妻から「これ食べる?」と言われて渡されたのが「チョコバッキ―」というアイスである。僕はクランチタイプのチョコアイスが好きだったので一瞬躊躇したがネーミングが気に入ったので食べてみた。「何これ?一口目からおいしいんだけど」と言うと「職場の人から紹介してもらったの。他の人も全員知ってたわよ。私だけ知らなかった」と答えた。
僕が食べたのはバナナアイスをベースにチョコを散りばめたものだった。バナナとチョコって何かと合うな。他に2種類あるそうだ。「『シャトレーゼ』って全国展開してるのかな?」と聞くと「本社が山梨だと思うからしてると思うよ」。みなさんはチョコバッキ―をご存じですか?
今日は「ルイーズ」「悲しみよさようなら」「万物流転」の3曲だな。そう思って意気込んでいたんだけど、申し訳ない。過去記事で結構力を入れて書いた文章があるんだよね。まずはそれを読んでいただけるとありがたい。「ルイーズ」「悲しみよようこそ」について言及している。
というわけでさっきの2曲は曲紹介のみとさせていただく。まずは「ルイーズ」です。「ルイーズ」っていうのは世界初(1978年)の「試験管ベビー」として知られるイギリスの女性の名前だ。「テストチューブレディ」というのはつまりはそういうことだ。
思えばギターを持っていないパンタってこの時期だけじゃないかな。しかもイケメンだ。続いて「悲しみよようこそ」です。作詞にはパンタの盟友橋本治も絡んでいる。
俺、もしかして「悲しみよさようなら」って昨日書いてた?書いてたよな。
「世界革命戦争宣言」を歌っていた男が、その後も硬派な歌を歌っていた男がこんなスウィートな歌を臆面もなく歌うなんてそりゃ怒り出すファンもいるよね。
次は5曲目の「万物流転」か。これは頭脳警察として発表されている。「第2期頭脳警察」と言うべきかな。1975年に解散した頭脳警察が、1990年11月に突如再結成してアルバム「頭脳警察7」を発表したことから始まった。それは1991年5月頃(5月21日にアルバム「歓喜の歌」を発表)までの限定的なものだった。間に「LIVE IN CAMP DRAKE」という秀逸なライヴアルバムも残している。
「万物流転」は「頭脳警察7」の最終曲だ。この言葉は哲学の概念で「この世にあるすべてのものは、絶え間なく変化してとどまることがない」ということでパンタレイとも言う。これをファンに指摘されたパンタは「そうか、パンタレイか。俺の事じゃん」と思い、曲にしたとインタビューで答えていた(と思う)。
~鏡の中から叫ぶ おまえの声 聞こえない
移り変わる時代(とき)を捨て 唇も凍えてる
森の木々は朽ち果てて 季節まで売りつくし
獣は生血を求め 街路樹に身体を隠す
風が咲かす炎(ひ)の花に 香しく 目を閉じて
おまえは霧の中にまで 釣り糸を垂らしてる
形も色も匂いも 何もかもないものと
戯れてるおまえを見て 哀しさを殺してた
神話をさまよう 一角獣(ユニコーン)みたいに
Ahh 転げ落ちていくよ どこまでもどこまでも
Ahh 水を掴むように やるせなく そう万物流転(パンタレイ)~
こういう幻想的な詩を書かせたらパンタは無敵だ。あと誰がいる?友部正人か遠藤ミチロウくらいかな。恥ずかしながら僕はこの曲の全貌をまだ感じとることができない。でも断片的に風景を思い浮かべることはできる。
この曲は長らくライヴアルバムにも収録されなかったし、コンサートでやっているのかどうかも分からなかった。でも初めてライヴアルバムに収録された時は狂喜したものだ。何といってもサビが痺れる。サビだけ書き出すとこうなる。
~Ahh 転げ落ちていくよ どこまでもどこまでも
Ahh 水を掴むように やるせなく そう万物流転(パンタレイ)
Ahh 何も変わらない それなのに それなのに
Ahh 風を掴むような むなしさで ほらパンタレイ
Ahh 転げ落ちてゆくよ どこまでもどこまでも
Ahh 気づかないふりして 今夜だけ そうパンタレイ
Ahh 何も変わらない それなのに それなのに
Ahh 変わったふりしてる おまえのため ほらパンタレイ~
アルバムに収録された時は、トシのパーカッションが非常に効果的だったが、ライヴではパンタのアコギから始まる。これも素晴らしい。
過去記事でも書いているが、僕の一番のお気に入りはこの曲だ。
頭脳警察は、その後も不定期に活動を続けているし、アルバムも発表している。
ああ、でもパンタがアイドルのプロデュースをしていたことや、壮大なコンセプトアルバムを作ったことや彼の病のことについてはなんにも書けなかった。やはりもう一度挑戦したい広くて深い海である。しかしながらパンタの歌声やその内容は今も普通に聴ける(古くなっていない)ということは特筆すべきことだと思う。
以上、僕が選んだパンタの5曲でした。よい日曜日を!