hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

やれやれ、だぜ

今は病院の小さな個室にいる。9時35分。あと1時間くらいでPCR検査と血液検査の結果を教えてもらえる。

 

昨夜はあれから、耳たぶの下の部分とその近くの顎がさらに腫れ、触ると熱を感じるようになった。体温は37度7分まで上がったが、ノーシンを飲んだら夜中には下がっていた。

 

 

と、ここまでは病院の小さな個室でスマホにポチポチと書いたものだ。暇だったからね。

 

 

 

さあ今から本気を出すぞ。何から書こうかな。昨日のことから書くか。

 

家に帰ってから何回か妻にLINEしたが全然既読がつかない。しようがない、あっちも忙しいだろうからな。とか思いながらも、俺コロナかもしれんのやぞ、お前にも大いに関係あるぞ、とちょっとだけ怒っていた。だからだろうか、ようやく電話がかかって来た時に開口一番「すまんけど、寿司が食べたい」と口走ってしまった。「ちょっと高級っぽいやつ」とも付け加えた。人間病気になると気弱になってそして我儘になるものだな。

 

「分かった」と言った妻だが、待てど暮らせど帰ってこない。僕は痺れを切らして茄子と豚肉を炒め始めた。それを食べようかという時になってようやく妻が帰ってきた。妻は色々行ってくれていた。高級っぽい寿司とお惣菜とアクエリアス2リットルを3本と熱さまシートをテーブルの上に置いた。アクエリアスはありがたいがそんなに飲んだら俺、糖尿になるぞ、と思った。

 

妻は「消毒消毒」と言いながら忙しくあちこちを拭いてまわっていた。僕は今の病状を言いたくて仕方なかったが、妻が消毒しながら話しかけるもんだから、黙って聞くしかなかった。「校長曰く、もう(あなたが)ホテルに行っても遅いよ」とか「とにかく隔離。トイレも別で」とかいろいろとレクチャーされた話す。僕はうんうんと頷きながら自分の病状を割り込ませる。

 

耳たぶと顎の腫れを見せ、同情してもらおうと思ってもろくに見ない。分かったよ。とにかく好きなようにやってくれ。僕は眠剤を飲んでいたからもう睡魔がやって来つつあった。寝室に入った僕に妻からLINEで「とにかくマスクをしていて」「できるだけ換気をして」「寝室からは出ないように」「何か変わったことがあったらすぐに連絡して」と矢継ぎ早にメッセージが届く。いやあ、薄情だなあと思いながらも、僕は僕で「耳たぶ 腫れる 顎の横 腫れる」と検索して自分の病状を探っていた。すると「耳下腺炎」というものがあることが分かった。「これじゃないかな」と思った僕はすぐにこれだ、これに違いない、と思うようにして眠りに就いた。いつものように何度も中途覚醒はしたものの、いつもより眠ることができたように思う。

 

6時30分に目覚めた時にリビングに行ったが、コーヒーを飲む気にはなれなかった。ほどなくして妻も下りてきた。そして普通にご飯を作ってくれた。妻は今日は休むことが決定しているのでどこかのんびりしている。僕は僕で8時ジャストに病院に着いて、一番に診察を受けたいと思っていたので少し焦っていた。妻の方は今日は徹底的に家事をすることに決めたようだ。「ルンバをかけるから準備しておいて」と僕に指令を出す。急いでパソコンやらスマホやらギターのシールドやらとにかく絡まりそうなものを何とかしてから家を出た。

 

 

やっと病院だ、と思って8時ジャストに電話をかけたら「発熱外来は8時30分からです」とピシャリと言われた。しようがないので車の中で音楽を聴いていた。その後8時30分ジャストに電話をかけてから、物事はスムーズに進んだ。僕は車まで来てくれた看護師に病状を伝え、PCR検査、尿検査、血液検査、レントゲン、CTと流れ作業のように色々な検査を受けた。そしてやっと個室に入れられたというわけだ。

 

PCR検査、嫌だなあ、でも仕方ないしなあ、と思っていた僕だが(初めてのPCR検査だったのだ。僕は胃カメラもダメな男なのだ)、何とか我慢できる痛さと気持ち悪さだった。

 

 

個室でポチポチとブログを書いていたところ、思ったより早く医師が来た。「まずPCR検査ですが・・・陰性でした」と言われた時はさすがにホッとしたよ。「・・・」ってためて言うなよなって思ったくらいだ。あと血液検査の結果を見せてくれ、「多分ウイルス性の頸部リンパ節炎症だと思います」と言われた。2,3日安静にするように言われ、カロナール錠を処方してくれた。ここまでで10時過ぎ。こんなに早く結果が分かるものなのか?凄いな。

 

すぐに家に帰って妻に報告した。妻は「よかったんね。PCR陰性の証明書ある?」と言い、僕が差し出すと、スマホでパシャリと撮り「今から学校行ってくるわ」と言った。そんなに働きたいのか?僕は試しに「今日くらい2人でどっか行かない?」と行ってみた。妻は冷めた目で僕を見て「あなたは安静にしてなさい。家から出ちゃダメ」と言った。そうか。そうだよな、と思い、妻が家を出た後、校長に「陰性でした。頸部リンパ節炎症と言われました」とメッセージを送った。

 

まだ10時30分過ぎだ。体は元気、というか昨日ほどの倦怠感はもうない。漫然と過ごすのもなんだかなあ、と思いながらも漫然と過ごし、ちょっとだけ片付けをし、昼食後薬を飲んだら眠くなって、気づいたらリビングで寝落ちしていた。

 

というわけで、腫れはまだおさまっていないが、とにかく僕はコロナじゃなかった。確か昨日児童のことを疑った文章を書いた。いやあ、疑ってごめんなさい。でも何で「頸部リンパ節炎症」になったんだろう。疲れかな。それに体の弱っている時こそ、コロナに気をつけなければいけないのかもしれない。よしっ、気をつけよう。

 

夕食は作ったが、食欲はないなー。僕にしては珍しいことである。

 

あ、それから発熱外来では後日請求書を送るそうだ。一体いくらかかったんだろう。

 

 

えー、お騒がせしました。終わります。