hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

今日からケイト・ブッシュかな

僕のiPhoneにはケイト・ブッシュの曲が2曲入っている。「Wuthering Heights(嵐が丘)」と「バブーシュカ」だ。この2曲を聴いていればケイトはOKだろうと判断したわけだ。逆に言えば、この2曲は外すことができないということでもある。それくらいこの2曲の名曲っぷりは凄い。一聴して名曲と分かる、今聴いても素晴らしい曲だ。「嵐が丘」が明石家さんまの「恋のから騒ぎ」という番組で使われていた時はびっくりしたなあ。

 

ところが様相が変わった。2週間前の「ベストヒットUSA」でケイト・ブッシュがとりあげられていた。その番組を最近観たからだ。そこで紹介された曲「Running Up That Hill」はなんでも海外ドラマ「ストレンジャー・シングス(未知の世界)」で使用され再ブレイクし、今チャートを賑わせているという。

 

そこでアップルミュージックで「はじめてのケイト・ブッシュ」というプレイリストを聴いているが、どうも先に挙げた2曲では済まないようだ。今日からケイト・ブッシュを聴く日々が始まるかもしれない。

 

ケイト・ブッシュ、僕は彼女のいいリスナーとは言えないけれど調べてみるか。レッツ・ウィキ!

 

彼女はイングランド出身のシンガーソングライター。何と現在63歳である。ピンク・フロイドのギタリストであるデヴィッド・ギルモアに見いだされレコード・デビュー(1977年)。19歳だった。デビュー・シングル「Wuthering Heights(嵐が丘)」はいきなり全英4週連続1位を記録。同曲を収録したデビュー・アルバム「The Kick Inside(天使と小悪魔)」も40万枚というセールスとなり、一躍注目を集めた。

 

僕は、ジャケットは知っていたが(当時は)あんまり好きな顔立ちではなかったので聴かなかった。でもデヴィッド・ギルモアと仲良くなっちゃたりとかそんな話は知っていた。「Wuthering Heights(嵐が丘)」を初めて聴いたのは大分経ってからのことだ。

 

その後1978年に「ライオンハート」、1980年に「魔物語」をリリースする。「魔物語」収録の「バブーシュカ」が渋谷陽一サウンドストリートで紹介され、初めて「おおっ、これはすごい」となった。その後1982年に「ドリーミング」という超凝ったアルバムを発表する(「うーん、すごい」とは思ったが当時はそれ以上でもそれ以下でもなかった)。僕がケイト・ブッシュを聴いていたのはそこまでだ。

 

その後1985年「愛のかたち」、1989年「センシュアル・ワールド」、1993年「レッド・シューズ」というアルバムを発表する。ここで彼女は長い沈黙に入る。僕はケイト・ブッシュのことは忘れていた。そうしたら2005年になって12年ぶりにアルバムを発表した。「ロッキングオン」では松村雄策がアルバムレヴューをしていた。僕は買うかどうか迷ったが結局買わなかった。今、簡単に聴ける環境にあるがそれでも聴いていなかった。

 

だから「ベストヒットUSA」でケイト・ブッシュがとりあげられていると知った時は驚いた。あ、でもひとつ思い出した。ピーター・ガブリエルのサードアルバムを聴いた時にケイト・ブッシュのコーラスが聴こえてきて驚いたんだった。ピーター・ガブリエルは当時まだマイナーな存在だったから、ケイトがそこに絡むというイメージがなかったからだ。しかし、彼女の声は素晴らしかった。その後もピーターの名曲「ドント・ギブ・アップ」に参加している。

 

もういっこ思い出した。彼女は映像作品にも意欲的でちゃらちゃらした作品は作らなかった。リンゼイ・ケンプにも師事した彼女のダンスは独特で世間から高い評価を受けていた。しかし僕としては彼女のグラマラスな肢体があまりにも顔のイメージとかけ離れていて、妙に興奮したことを覚えている。

 

今も「はじめてのケイト・ブッシュ」を聴きながら記事を書いている。「ベストヒットUSA」の時にはあんまりピンと来なかった「Running Up That Hill」。これはいい。再ブレイクするはずである。ちょっと1980年代の匂いはするが、そこも含めていい曲だ。他にも「うん?これ名曲じゃない?」というのがある(まだ聞き流している状態なのではっきりしないが)。

 

今日からもう少し真面目にケイト・ブッシュを聴いてみようかな。

 

ところでケイト・ブッシュというと僕は、矢野顕子ビョークを思い出してしまう。特に「Wuthering Heights(嵐が丘)」のヴォーカルは「もろ矢野顕子じゃないか!」と思うくらい似ている。自分に厳しいところも共通しているような気が(勝手にだが)する。ビョークにはもう少し野性を感じるんだけど、それにしてもケイト・ブッシュという存在がなかったらビョークは認められなかったかもしれない(そんなことないか)。

 

でもこの女性ヴォーカリストというか女性アーティストで自分に厳しく作品を発表している人って何となく怖いんだよね。ジョニ・ミッチェルにしてもそうなんだけどね。「正しでしょ!何か悪い?」って言われているような気がするのだ。昨日の話じゃないけど、世の中の男はこんな女性たちの前ではヒモ的行動に走らざるを得ないんじゃないかって思うんだよね。だから今まで聴き込むことがなかったのかもしれない。ここはひとつ開き直ってヒモ的態度で彼女達を聴いてみようかな。

 

 

 

今日の夕食は「ささみきゅうりキムチ」と「オクラとツナの梅和え」だ。味見はしてないんだけど多分食べられるだろうと思う。(だんだんテキトーになっている)