hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

冬眠日記その41 ~ボブ・ウェルチ再評価か?の巻~

昨日はフリートウッド・マックだけでは我慢できずにボブ・ウェルチまで聴いてしまった。アップルミュージックで検索してみると、ラインナップが充実しているではないか。前まではアルバムは「フレンチ・キス」と「スリー・ハーツ」だけだったのに、いっぱい出ている。一番上は「ザ・ベスト・オブ・ボブ・ウェルチ」になっている。昨年の10月に発表されているぞ。しかもリマスター版だ。早速「エボニー・アイズ」を聴いてみると・・・。何だかギターが分厚く聴こえる。それにヴォーカルもよく分からんがエフェクトかけまくりな感じがする。うーん、そうきたか。これはちょっとやり過ぎだな。

 

それにしても何故今、ボブ・ウェルチなのだろう。ソロアルバムも全部発表されているようだし、こちらとしては嬉しいのだが釈然としない。「ライヴ・イン・ジャパン」なんて作品まである。このアルバムではパリス時代の曲もやっている。最後の「エボニー・アイズ」では日本語でお礼を言っている。いやあ、貴重だな。

 

別のベストアルバムでは「Wild Is The Wind」までやっている。うん?これは聴かねば、と思って聴くと、デヴィッド・ボウイとは随分と趣が違う。多分こちらの方がオリジナルヴァージョンに近いのだろう。しかし僕はボウイヴァージョンの「Wild Is The Wind」が無性に聴きたくなって、ついついその曲が収録されている「ステイション・トゥ・ステイション」に手を伸ばしてしまった。やっぱボウイ、いいよなーと思いながら当然他の曲も聴くことになる。「ステイ」、サイコーとか思っているうちに1曲目から聴くことになってしまった。フリートウッド・マックからどこまで行くつもりだったんだろう。でも、しかし、「ステイション・トゥ・ステイション」は素晴らしいアルバムである。全曲いい。特筆すべき作品であるのは確かだ。

 

というわけで気分を新たに今朝はフリートウッド・マック「枯れ木」を気合を入れて聴くことにした。すると今更なんだけど、「あれ?この曲ボブのソロにもあったよな」という曲に気づいた。「センチメンタル・レディ」である。そうか、ボブはフリートウッド・マック時代の曲のリメイクもしていたんだ、と思った次第である。

 

 

さあ、ボブ・ウェルチのことは後でもう一度触れることにして、七回忌である。行ってきたよ。偉いぞ、俺。朝11時の約束だったので、念のために9時45分に家を出た。予想通り、10時30分にはグーグルナビがあと3分で到着するぞと伝えてくれている。しかしそこからが長かった。除雪機も入れないような小道をぐるぐる回ること20分、ついに音を上げた僕はお寺に電話した。「近くまで来ているはずなんですけど、よく分かりません」「分かりました。外に出ますね」と言っていただいたのでしばらく待つと、思っていたより近いところから和尚さんが出てきた。誘導してくれて助かったのだが、寺に入る門が異常に狭い。それでも和尚さんは「おいでおいで」をしてくれている。「マジか」と思いながらそうっと運転し、やっと寺に着くことができた。結局七回忌が始まったのは11時を少し回った頃だった。早目に出発しておいてよかったよかった。

 

和尚さんは2代目の人だ。初代の和尚さんは今、入院しているらしい。かなりの高齢のはずだ。2代目和尚さんは平日は会社で働き、土日にお寺の仕事をしているという。大変っぽいが、これでお布施をもらえるなんて、ちょっと羨ましいぞ、とも思った。持って行ったお布施の分なのかどうか知らないが、「般若心経」の後、お経を4巻読みますと言われた。4巻。一体どれくらいの長さなんだ、と思っていると、和尚さんの方から「時間は30分から40分くらいです」と言われた。

 

うちは、臨済宗である。ここら辺では大変珍しい宗派である。臨済宗の特長としてまず確実に言えることはお経が異様に長い。幼少の頃はその長さが当たり前だと思っていたのだが、働くようになり色々なところにお通夜に行くようになると、臨済宗のお参りはかなり長い、というのがよ~く分かった。しかも一向宗っていうの?その宗派は、お坊さんがお経を唱えるのと一緒になって参列者も唱和しているから、初めてその様子を見た時はビビった。何かの新興宗教のようだった。まあ臨済宗も音楽を鳴らしたりといろいろな趣向はあるし、初めてみる人はギョッとするとは思うんだけど。父が亡くなった時にお参りに来てくれた人には「お経長くて、ごめん」と思ったものだ。

 

てなことを思い出しながら座っていると、やがてお経は終わり、「お焼香をして下さい」と言われた。和尚さんの言う通り、35分で全ては終わった。僕は丁寧にお礼を言って寺を去った。実家に行き、位牌を返し、寺から頂いたたものを渡した。これで僕の一日は終わったような気持ちになった。

 

 

しかしその後何とか気持ちを持ち直すことができた僕だが、相変わらず一人の時間がどうしても必要である。夕方のこの時間に一人でいると心が落ち着く。音楽を聴きながらキーボードをパタパタ叩いているとさらに落ち着く。それにしても世の中でボブ・ウェルチ再評価の動きが見られるなんて・・・。嬉しいことではある。

 

明日はどうしようか。もう1回クリント・イーストウッドの「クライ・マッチョ」を観たいんだけど。うーん・・・・。新規感染者数更新中だしなぁ・・・。今日は悩みながら寝るとしよう。

 

 

はてなブログには「こよみモード」というのがあって、1年前にどんな記事を書いていたのかが分かるようになっている。1年前の今日は「ボレロ」について書いていた。もう随分昔のことのように思う。あの頃は字数はともかくバリバリ書いていたなあ。