hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

冬眠日記その40 ~フリートウッド・マックを研究中~

20日(木)

 

朝方、まだぼぅっとしている時に聴く音楽はスコンスコン体に入ってくるって書いたことがあるけど、今日の1枚はフリートウッド・マックだ。何故このバンドなのかはよく分からない。今日の勘だ。でも中期がいいってJUNさんに教えてもらったので、当てずっぽうで1971年作の「フューチャー・ゲームス」(アルバムのタイトル名でもある)が入っているアルバムを聴いてみた。これがなかなか気持ちいい。一聴して「おおっ」と思うキャッチー且つドラマティックなメロディではないが、繰り返し聴きたくなる。これは聴いているうちに仲良くなりそうなバンドであると直感した。ベストテイクはやはりタイトル曲だな、今のところ。

 

僕は初期の作品しか聴いたことがなかったのでちょっとびっくりだった。初期はゴリゴリのブルースロックだったからね。7曲目の「Lay It All Down」ではその片鱗が窺えるがそれ以外は、浮遊感溢れるサウンドである。何回か聴いていくうちに体に馴染むという点で僕にとってはジョージ・ハリスンに似ているかもしれない。あと、大音量というより、小さな音量で聴くといいかもしれない。

 

もう1枚見つけた。「Spanish Model」というエルヴィス・コステロの「ディス・イヤーズ・モデル」のスペイン語ヴァージョンだ。これがいい、というか面白い。男性ヴォーカルもあるし、女性が歌っている曲もあるし、2人でデュエットしている曲もあるが楽しく聴くことができた。コステロ自身は「Hand in Hand」が良かったとインタビューで語っている。僕は1曲目「No Action」(女性ヴォーカルがメイン)~2曲目「Chelsea」(これも女性ヴォーカルメイン)がオリジナルと違う繋ぎでかっこいいと思った。演奏はオリジナル通りジ・アトラクションズのものを使っている。一通り楽しく聴くことはできたが、結局はオリジナルのコステロヴァージョンを聴きたくなるんだよなあ。家に帰って眠剤を飲んでから、再びフリートウッド・マックを少し聴いてみた(「ペンギン」というアルバム)。本日は4211歩。

 

 

21日(金)

 

只今5時45分。コーヒーを飲みながらこれを書いている。つまりさっきまでは何とかうつらうつら眠ることができたというわけだ。早速フリートウッド・マックの「枯れ木」を聴いてみる。1曲目から飛ばしてるなあ。そしてこのアルバムもいいな。やはりボブ・ウェルチの貢献度は高いのかな。そろそろ彼らのことを少し調べてみるか。ウィキに登場願おう。

 

フリートウッド・マックは、イングランド出身のロック・バンド。50年以上のキャリアを持ち、初期はブリティッシュ・ブルース・ロックとしてスタートした。1970年代半ば以降はソフトロック路線に転換して成功を収め、世界的な知名度を誇る」

 

そしてウィキでは「初期/ブルースロック、ピーター・グリーン時代」「英国活動期、ボブ・ウェルチ時代」「全盛期/1975-1977年」「安定期/1978-1987年」「停滞期/1988年以降」と区分されている。僕が聴いているのは「英国活動期、ボブ・ウェルチ時代」の作品である。

 

つまり1971年5th「フューチャー・ゲーム」、72年6th「枯れ木」、73年7th「ペンギン」の3枚である。ボブ・ウェルチ時代はあと、73年8th「神秘の扉」、74年9th「クリスタルの謎」まで続くみたいだ。僕が聴いた3枚のうち「枯れ木」が今のところ一番気に入っている。

 

クリスティン・マクヴィーが歌っている曲は彼女が作ったものだろうか。これもいい。あとの2枚も今日中に聴いてしまいそうだ。この5枚でベストを作ったら気持ちよいプレイリストになりそうな予感がする。それにしてもボブ・ウェルチは1971年から1974年までこのバンドに在籍し、グループ脱退後にハード・ロックバンドのパリス(1975-1976)を結成し、2枚のアルバムを発表して、1977年以降ソロ活動に入るのだな。ボブにとって1970年代はかなり充実した音楽人生を送っていたのだな、と改めて思った。

 

というわけで家に帰って早速「神秘の扉」も聴いてみた。もしかしたらこれが一番好きかもしれない。尻上がりに「おおっ」という曲が登場する。そして僕としては意外なことだが、あまりヴォーカルにこだわっていないという不思議な聴き方になっている。ギターが心地よい。それにリズム隊がサウンドが変化してもしっかり対応している風に聴こえる点も頼もしい。もう1枚の「クリスタルの謎」を聴くのも楽しみになってきた。

 

今日は家に帰ってすぐに日本酒を飲み始めたので2478歩。明日はいよいよ七回忌である。位牌は実家から持ってきた。お布施とお菓子は母が用意してくれたのでありがたく頂戴することにした。お寺さんまで小1時間かかるのでなかなか億劫である。雪が降らないか心配だが頑張ろう。

 

 

フリートウッド・マック。かなりのめり込みそうである。初期のブルースロック時代も聴いてみたい。ああ、時間が足りない。