hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

自分を疑ってかからねばいけないようだ

学校で恐ろしいことが起こった。1年で一番重要な日である計画訪問(教育委委員会の人がわんさかやって来て授業や学校の様子を見に来て、授業についてダメだしされる日)の日を間違えていたのだ。これはブログに書くのを憚れるほど恐ろしい出来事だ。このブログを教育関係者が読まないことを祈るばかりだ。もし読んだ教育関係者がいたとしたら、驚き、呆れるに違いない。

 

これまでにも勝手な自分の思い込みで、事務ミスをすることは多々あった。その度ごとに「あり得ない」とそんなことをした自分に驚き、落ち込んだが、今回はちょっと「考えられない」ほどの大きなミスだ。しかも凡ミスだ。

 

僕は何故か分からないが、計画訪問を11月15日月曜日だと思っていた。病休が終わり、9月に入ってすぐに、その日に向けて授業の進度を確認して15日にどこを学習するか決めて、指導案を書いた。それが火曜日に6年担任と日程の調整について話し合っていた時にどうも話が嚙み合わない。6年担任が「8日月曜に計画訪問だから・・・」と呟いた時には、心の中で天地が引っくり返ったよ。

 

ショックを受けたまま「このままじゃ、当日やるはずのところまで授業が進まない」と思った僕は、「この日とこの日も授業させてもらえない?」と頼み込んだ。それから焦って予定を調整して何とか当日に授業するところまで進めることができるめどが立った。

 

火曜日の授業は日程調整のことで頭がいっぱいでテンパりながら授業をしていた。1勝3敗だった・・・授業が終わってからも細かい日程調整をして、くたくたになりながら帰路に着いた・・・。もしかしたらこれは認知症の始まりか?

 

 

というわけで、気を取り直して佐野元春である。最近〇周年が多いと文句を言っていた僕だが、佐野元春に対しては素直に言える。おめでとう、40周年。おいおい、昨日はジョージ・ハリスンが云々って書いてたじゃないか、と思われる方もいるだろうが、今から書くのは先週の土曜日にWOWOWで放送された「ヤァ!40年目の武道館」についてのレポートだ。ジョージは毎日聴いてる。聴けば聴くほど素晴らしいね。

 

レポートを書くに当たって、その時取ったメモをもとに書こうと思う。メモだよ、メモ。いやらしい人間になったものだ。僕は番組を観ながらメモを取るようになってしまったのだ。音楽誌に勤めているわけでもないのに。素直に番組を楽しめばいいのに、ついブログに書きたいと思うと知らないうちにペンを取っていた。

 

今のところ8曲聴いた。せっかくだからこの調子でメモを取りながら観ることにして、また今度レポートすることにしよう。

 

このライブ番組は、今年3月に行われた武道館公演と大阪城ホール公演を収録したものである。本当は昨年この40周年記念ライブを予定していたが、コロナ禍で延期された。今回やっと実現にこぎつけたわけだが、入場する時や客席の様子を見ると感染対策は十分なされていたようだ。

 

1曲目は「ジュジュ」。アレンジを少し変えて、元気よく「今から始まるよー」というムードを醸し出している。コンサートの期待が高まる演奏だ。が、佐野の声はまだ十分出ていない。

 

2曲目から8曲目までを先に紹介しておこう。

 

2 ナポレオンフィッシュと泳ぐ日

3 新しい航海

4 レインボー・イン・マイ・ソウル

5 ハートビート

6 ワイルド・ハーツ

MC

7 愛が分母

8 ヤァ!ソウルボーイ

 

僕にしては珍しく心に刺さる歌詞が多い。「ナポレオン~」の「世界は少しずつ形を変えていく 俺たちは流れ星 これからどこに行こう」、「新しい航海」の「どんなときもどんなときも ガレキの中に荒地の中に 君が見えてくる」、「レインボー・イン~」の「年が過ぎても何も変わらない」、などなどだ。コロナ禍の今だからこそ、の選曲にもなっているようだ。それにしても観客は声を出せないものだから、曲が終わってからの拍手が異様に長い。

 

曲が終わってから佐野がする独特の礼(左右にそれぞれ軽く会釈するのだが、文章で上手く表現できない。でもチャーミングだ)も健在だ。MCで佐野は「1980年代は『ハートランド』、1990年代は『ホーボー・キング・バンド』、そして2000年代は『コヨーテ・バンド』が僕を助けてくれました」と言っていた。そうか、最初の2つのバンドは10年だったんだ。そしてコヨーテ・バンドは何だかんだ言って20年続いているのか。コヨーテ・バンドのメンバーはエライと何故か思ってしまった。

 

そして「よかったら一緒に歌ってください。心の中で」と言って「愛が分母」を演奏し始めた。この曲から佐野の声の調子が良くなってくる。シャウトもするようになってきた。よかったよかった。

 

この後、「ヤァ!ソウルボーイ」を演奏したがここまでで45分。あとはまたのお楽しみにした。

 

佐野は今年の2月、つまりライブをする1か月前に「無闇に恐れないで 無駄に油断しないで いつものフローでいこう」とファンにメッセージを送っている。3月ってコロナはどうだったっけ?と今はよく思い出せないが、ライブをするには厳しい状況だったに違いない。それでもライブを敢行した佐野元春とそのスタッフには心から敬意を表したい。

 

 

明日、車が届く予定だ。僕の家から100mほど離れた車屋さんに。きっと僕は見に行くだろう。

 

 

計画訪問のことは、誰にも言うまい、と固く決意をした僕だったが、今朝妻に思わず喋ってしまった。妻は「早い時期に分かってよかったって思えばいいじゃない。私なんて思い違いはしょっちゅうするよ」と言った。その通りだな、と思った。

 

そして今日、教頭が僕のいる教室に訪れた時も、思わず「実は・・・」と言ってしまった。教頭(女性)は「ガハハ」と笑い、「よかったんね、今気づいて」と妻と同じことを言ってくれた。何とか11月8日まで、持ちこたえたいものだ。