hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

冬眠日記その18 ~音楽も仕事もまだ休めない~

いやー出てたんですね。デヴィッド・ボウイの新譜。どうしよう、って悩んでる暇なんかないか。聴くしかないよな。一番の売りはBBCライブだ(それとも「Toy」かな?)。何だか評判がいいのは僕の耳にも届いている。BBCライブの曲名は是非書かせてよ。20曲あるから覚悟するように。俺も頑張る。

 

Wild Is The Wind

Ashes To Ashes

Seven

This Is Not America

Absolute Beginners

Always Crashing In The Same Car

Survive

The London Boys

I Dig Everything

Little Wonder

 

 

The Man Who Sold The World

Fame

Stay

Hello Spaceboy

Cracked Actor

I’m Afraid Of Americans

All The Young Dudes

Starman

Heroes

Let’s Dance

 

以上10曲10曲計20曲である。ふぅ。今3曲目だが、ゆっくり聴くとしよう。今のところのボウイは低音モードである。それにしても「Wild Is The Wind」はいい曲だ。1曲目にもってくるのもいい。「This Is Not America」から、バンドもボウイも本格的にエンジンがかかってきたようだ。

 

ゆっくり聴くと書いたのに・・・。あー早く気になる曲を聴きたい。ズルしようかな。でもサクサクと曲は進んでいる。もう6曲目だ。まだ朗々低音ボイスのボウイだが、悪くはない。「All The Young Dudes」「Starman」はどういう歌い方をするんだろう。ここはひとつ我慢して順番に聴こう。「I Dig Everything」は初めて聴く曲だがなかなかいい。最初の2曲以外僕にとっては馴染みの薄い曲だが、バンドがいい。リーヴス・ガブレルスのギターが苦手な僕だが、彼も弾き過ぎていない。この時期「Little Wonder」はボウイのお気に入りだったのだろう、ドラムンベースがあまり前に出てこないバンドサウンドになっていた。ここでA面は終了。

 

B面は「The Man Who Sold The World」からだ。これもこの時期よく演奏されていたようだ。だから良くも悪くもこなれている。次はいよいよ「Fame」だ。かなりテンポを落としている。そのためちょっともったいぶった歌い方になっているような印象を受けた。

 

「Stay」は「Fame」と違い、若干オリジナルヴァージョンより速い。しかし相変わらずバンドは安定している。だから疾走感が生まれてとてもよい出来だ。まあ「Stay」はどんな風にやってもいい曲になる不朽の名曲ですな。「Hello Spaceboy」は当時の十八番だったと思う。自信満々である。特にドラムとベースの力強さが際立っている。ピアノは多分長年の盟友マイク・ガースンだろう。上手く隙間を縫って演奏している。ベースのゲイル・アン・ドーシーは何回も書いているが僕のフェバリット・ベーシストだ。このライブでも活躍しまくっている。

 

グラム期のナンバー「Cracked Actor」もやってるぞ(まあまあかな)。「All The Young Dudes」は、オリジナルヴァージョンを彷彿とさせる歌い方でワクワクした。惜しむらくはちょっと歌い過ぎているところがあること。非常に残念!「Starman」は最初のイントロが工夫されていた。悪くない。この曲はその当時の歌い方に合わせて歌っていたように感じた。演奏はパワフル。

 

「“Heroes”」はいきなり抑制のきいた演奏と声で始まる。ずっとこういうアレンジで演奏してたのかな。とてもいい。だんだん盛り上がってきて、いきなりシャウトだ。これはカッコいいぞ。ボウイも全力で歌い続ける。いやあいい出来だよ。「Let’s Dance」も最初「うん?」と思うほどアレンジされているが、カッコいい。そして途中からいつもの「Let’s Dance」になって(←ここが気持ちよい)終わる。「“Heroes”」~「Let’s Dance」はこのライブの白眉だ。

 

結局最後まで順番通りに聴くことが出来た。

 

ライブとしては1997年に録音された「ChangesNowBowie」の方が僕は好きだな。でもこれは取り込んでおこう。聴けば聴くほど味が出るライブかもしれない。何よりもMCがないのがありがたい。ボウイはお喋りだからMCが長いんだよ(ニール・ヤングにも言える)。

 

一応基本データも書いておかないと不親切か。この新譜「ブリリアント・アドベンチャー」はボウイの生涯の作品をボックス・セット化したもので今回はその第5弾。1992年~2001年までの10年間である。オリジナル・アルバムとしては「ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ」(93)、「郊外のブッダ」(93)、「アウトサイド」(95)、「アースリング」(97)、「アワーズ」(99)の計5作。

 

次のCD6~7がさっきまで書いていたBBCラジオ・シアターでのライブ(00年6月27日。その直前に熱狂のグラストンベリーライブがあったらしい)。CD8が話題の「トイ」。60年代のレアな自作曲の再レコーディング集として00年に制作されながら、ずっと未発表だったアルバム。CD9~11はB面曲やリミックスを集めたもの。

 

スタジオ盤では「アワーズ」を聴いてみたが、改めて聴くとなかなか良い。しかしやはりその中でも僕の好きな「Something in the Air」が一番良い出来だと思われる。「郊外のブッダ」は今まで日本では未発表だった。外国では結構評価が高いアルバム。

 

 

というわけで、ボウイの新譜のうちの少しを聴いてみたわけだが、ほんとに丁寧な作品が続いている。それにちゃんと音源も残されていたんだな。死後にこんなに手厚く作品が発表されているのは、あとはプリンスくらいかな。とにかく今もボウイの新譜を聴くことが出来る僕たちは幸せ者だ。いよいよ次作で最後になる(はず)。

 

とか書きながら再聴しているけど、B面はかなりいいな。これはもしかしたら名ライブかもしれない。

 

 

さあ、仕事の話をしなくちゃ。

 

昨日、久しぶりに4年生に「お説教」じみたことをした。チャイムが鳴ったので教室に入ると、担任がまだいてクラスには不穏な空気が漂っている。そのうち担任は何だかよく分からないが怒った口調で子ども達に何か言って僕に「よろしくお願いします」と言って、教室を出ていった。俺は一体どうすればいいんだ?取り敢えず子ども達に「どうする?社会はすればいいの?」と聞いた。クラスの空気は「する」というものだったので、「じゃあ社会をします。でも一言言っておくね。それはとても残念なことだと先生は思っています」とだけ言って授業を始めた。(続く)

 

 

 

本当はタイトルにもあるように、音楽と仕事の両方を書こうと思っていたのだが、音楽だけで終わってしまった。仕事の方は、また明日ということにしよう。

 

とにかく音楽もまだ今年中にまだ誰かと出会いそうだし、仕事では少なくとも来週火曜日までは息を抜けない。もう少しだ。

 

 

 

僕の住んでいる地方は明日の夜くらいから雪になりそうだ。毎週土曜日はほとんど晴れてとても気分が良いのだけど、今回はどうだろうか。ドカ雪って書いてあったしな。心配だ。