何回かこのブログに縁のある人を紹介させてもらっているけど、本当にそんなことをしても良いのだろうか？僕はとても嬉しくて思わず書いちゃうのだけど、やっぱり困っちゃう人もきっといるよな。今回はそんなことがないことを祈ろう。
僕は好きな人からいろいろなアーティストや作家を紹介されるのが大好きだということを以前書いたような気がする。こんな経験は滅多にない。だからこそとても幸せな気分になる。今まで２人とそんな関係（好きなアーティストを教え合うような関係）を持つことができた。そして3人目が現れたんじゃないかと思う。タイトルには「もしかしたら」と書いたが、3人目の線が濃厚である。目出たいことだ。
僕のブログに訪れてくれたsycoさんという人がその人だ。sycoさんも自身でブログを運営している。題して「ハイウェイ40号線上の女～ノースキャロライナを東西に走る40号線を毎日行ったり来たりしてる中年女は何を考える？～」である。言うまでもなくとても素敵でチャーミングなブログである。
毎回テーマごとに何曲か選曲して自分で訳した詩を紹介し、されに映像まで貼り付けちゃうという、懇切丁寧なブログなんだけど、最近ハマりっぱなしだ。
まず、何といっても自分で訳詞しているのが素晴らしい。というか羨ましい。sycoさんの訳詞は何て言うか「日本語がごつごつしている」「ごろごろと転がる日本語」だ。誤解がないように言っておくが、僕はこの訳詞に惚れているのだ。そして思わず音読しちゃうのだ。歌うっていうより読みたくなる、つまり詩としても成立しているのだと思う。みなさんも是非試してみてください。
もう一つの魅力は選曲の素晴らしさである。僕の知らない曲やアーティストがたくさん出てくる。そしてその中に僕の好きなアーティストも時々出てくる。
僕は紹介された曲をアップルミュージックで探し出し、プレイリストを作って聴いている。最近のヒットは、「Girls At Our Best!」と「Adam & The Ants」だ。前者は知らなかった。後者は昔「所詮、キワモノだね。ケッ」と思っていた。でも聴いてみてビックリ。僕の知らなかった世界がそこにあった。そんな曲リストの中にぽつんとデヴィッド・ボウイの「ロックンロールの自殺者」も入っているからそりゃあもう堪らんよ。
ああ、そうそう。sycoさんはイラストも上手なんだ。毎回可愛いイラストが最後に描かれている。一体どれだけ才能あるんだろうって感じです。全然分野は違うが僕は中野翠を思い出した。
最近よく聴いているプレイリストを紹介しておこう。
「Go for Gold」Girls At Our Best!
「Kings of the Wild Frontier」Adam & Ants
「The King of Rock’N’Roll」プリファブ・スプラウト
「We’re Going to Be Friends」ホワイト・ストライプス
「First Day of My Life」ブライト・アイズ
「Rock’N’Roll Suicide」デヴィッド・ボウイ
「That’s Entertainment」ザ・ジャム
「I’m Throwing My Arms Around Paris」モリッシー
「Give Paris One More Chance」ジョナサン・リッチマン＆ザ・モダン・ラヴァーズ
「Paris」フレンドリー・ファイターズ
「Astral Plane」ジョナサン・リッチマン＆ザ・モダンラヴァーズ
「Ooh Ooh La La La」The Raincoats
最後の2曲は僕の好みで入れた。いつか「Ooh Ooh La La La」を訳してくれないかなぁ。（←図々しい）
というわけで、これからもsycoさんのブログにお邪魔させてもらうことにする！
