hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

イントロ24秒の奇跡から始まった(←大げさ)

「タンチクチターンタン×3」(タンはスネア、チクチはハイハット、べードラは無視)というキレのいいドラムから始まり、4回目にアコギ?ドブロ?風のスライドギターが絡みつく。エレキのスライドもそこに絡みつき、キーボードがパーンと入る。この間約24秒。

 

こんなイントロからテデスキ・トラックス・バンドのデビューアルバムの1曲目「Come See About Me」は始まる。この後スーザン・テデスキのヴォーカルが入るが、この最初の24秒だけを何回聴いただろう。

 

デビューアルバムの1曲目のイントロなんだから、バンドの自己紹介のようなものである。僕はまんまと彼らの罠?にかかってこうやってデビューアルバム(タイトルは「REVELATOR」)を聴きながら記事を書いている。

 

ジャケットには11人の男女が並んでいる。そう、彼らは大所帯なバンドなのだ。しかしYouTubeで観る(スライのメドレーを演奏していた)と「そうだよな。みんなこのバンドに必要な人間だよな」と思ってしまう。演奏途中に各自のソロを披露する場面があったが、まあその演奏技術の高いこと。しかも楽しませてくれる。ベースなんかは普通に演奏している時はじみ~に弾いているのに、ソロでは大活躍だった。

 

そろそろこのバンドのことをもう少し詳しく紹介しなければ。レッツ・ウィキ!

 

「テデスキ・トラックス・バンドはフロリダ州ジャクソンヴィルを拠点として活動するブルース・ロック・グループ」で、「以前はデレク・トラックス&スーザン・テデスキ・バンドとして知られていた」。

 

「バンドは、デレク・トラックスとスーザン・テデスキの夫婦を中心として2010年に結成され、主にそれぞれのソロ活動時のグループのメンバーで構成される」そうだ。彼らはそれぞれこのバンド以前からソロ・バンド活動もしているのだ。つまり「結婚した二人が、音楽を共につくり、ツアーや録音をしつつも一緒に過ごす時間を増やせるようにするため(このバンドを結成したの)であった」。

 

「ファーストアルバム『レヴェレイタ―』はグラミー最優秀ブルース・アルバム賞を獲得している」

 

その後、共演の輪は例えばハービー・ハンコックなどにも広がっている。

 

まだこのバンドの初心者の僕はやはり、スーザン・テデスキとデレク・トラックスに目がいってしまう。スーザンは、ジャニスとまではいかないがハスキーな成分たっぷりの声が素敵で多分ライブだとその魅力が一層爆発するタイプなのではないだろうかと、映像を観て思った。彼女のリズム・ギターとギター・ソロも渋くて好きだ。

 

対するデレク・トラックスは、ギター・フリークの間ではもうかなり有名なんだろうな、というスーパーなギタリストである。僕は彼の前に出る時はガガっといってバリバリ弾くが、歌に入るとすぐに後ろに下がる謙虚なところが好きだ。音もパキパキ系の僕の好きなやつだ。ブルース&ファンキー&インディアンな奴だ。多分。

 

デレク・トラックスのこういう面から、彼らはもはや南部サウンドオールマン・ブラザーズ・バンドからも離れた何て言うかな、「何々風」とは言えないところまで自分たちのサウンドを育てていっているのではないかと僕は(無意識に)思った。

 

だから記事を書くまでにここまで時間がかかった。僕自身彼等を「ブルース」とか「南部」、「スライドギター」というレッテルをはって、記事を書こうとしたからだ。

 

よしっ、ある程度のことは書いたぞ。さあ、幸せな時間が僕を待っている。

 

 

 

頑張って書いてみたけど1塁ベースまでは行けたかな?