hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

「イマジン」(清志郎ヴァージョン)を人前で歌ったことがあるよ

昔々ギター教室に通っていた頃、僕のギターの先生は自身主催の「ジョン・レノン・コンサート」を毎年12月上旬にやっていた。

 

僕がギターを弾くだけでなく歌うことにも興味があることが分かった先生は僕に「こんなのがあるけど出てみない?」と言った。「ジョンの歌じゃなくてもいいよ。ポールのでも」と言われたが、僕に歌える曲はあるのだろうか?そして英語で歌うのだろうか?と頭を悩ませたところ、ピカッと閃いた!「遠藤ミチロウの『ばばあ』がある!」と。それは「ジョンの魂」1曲目の「マザー」のカバーだった。しかしあの「シャウト」部分がある。これも込みでミチロウは歌っている。できるか?俺に。いや、これなら歌える、歌いたいと思った僕は、職場の同僚(ピアノ)を誘ってコンサートに出ることを決めた。

 

当日会場に行きリハをしようとしたら、周りの人がえらく若いことに気づいた。恥ずかしいから一応持ってきたサングラスをして、やけっぱちで「♪ばばあーどこ行くの~ お前は俺を~」と歌い始めたら何だか周りが凍り付いていた、ことだけは分かった。

 

本番はどうだったかは何故だか全く覚えていない。これがヴォーカルとして出演した初めてのステージだった。

 

次の年も誘われた。またしても僕は悩んだ。出たいが英語では歌いたくない。かと言って昨年のように適当なカバー曲もない。頭を絞った僕は、「悲しみはぶっとばせ」を自分で作詞して歌うことにした。歌うというより語るに近いものだったが、「恋心はちゃんと隠しておきな」「俺は反省はするけど後悔はしないぜ」をテーマに詩を書いた。加えてRCサクセションの「マネー」をこれはそのままいただいてもいいだろうと判断し、カバーすることにした。これで2曲歌える!メンバーは1回目の同僚(ピアノ、アコーディオン、ヴォーカル)と僕の従弟(エレキ・ギター)と僕(アコースティック・ギター、リード・ヴォーカル)の3人だ。スタジオで、また僕の家で練習を重ね、当日を迎えた。「マネー」だけはドラムが欲しかったので先生にこんな感じで叩いてほしいと頼んだ。

 

いよいよ当日。リハも上手くいき、比較的リラックスしてステージに上がった。しかし1曲目の「悲しみはぶっとばせ」でトラブルが起こった。エレキ・ギターの音が出ない。しかし僕はもうイントロのGをストロークし始めている。必死に考えた末、そのまま演奏を続けた。途中でエレキが復活したが、あれは痛恨のミスだった。もう少しステージ慣れしていたら、1回止めていたはずだ。もしくはGをストロークしながら何か喋りエレキが復活するのを待ったはずだ。従弟には申し訳ないことをした。

 

しかし、2曲目の「マネー」は上手くいった。僕はドラムをバックに歌うのは初めてだったが、こんなに気持ちの良いものだとは知らなかった。いやあ、ドラムはバンドのエンジンとはよく言ったものだ。従弟は弾きたいフレーズが弾けたようなので少しホッとした。

 

次の年、このメンバーで3回目の「ジョン・レノン・コンサート」に出演することになる。その時歌ったのが、RCサクセションの「カバーズ」に収録されていた「イマジン」と昨年やった「マネー」であった。ふう。やっとタイトルまでたどり着いたよ。

 

                                                                                                                              (続く)