原田知世?僕の永遠のアイドルだよ

 彼女のデビューは、映画「時をかける少女」だと思っている人が多いのではないだろうか。それは違うよ。フジテレビで夕方放送していた青春コメディっぽい番組(調べたら1982年7月「セーラー服と機関銃」、その後続けて「ねらわれた学園」に主演)に出演していたのだよ。知っている人はどれくらいいるだろう。

 

僕は、この番組で原田知世に恋をした。こんなことは初めてだ。高3の夏だった。

 

まずそのルックスに痺れた。クリッとした目が多かった当時のアイドルとは違って彼女の目はキツネ目(通じるかな)でシャープな顔つきをしていた。ああ、俺はこんな顔の女子が好きなんだ、と初めて分かった。声もキンキンしていない。

 

そしてこれも知っている人が少ないと思うが、このドラマの主題歌を歌っていた。大ヒットした「時をかける少女」は3枚目のシングルになる。この2曲(「悲しいくらいほんとの話」「ときめきのアクシデント」)もいい曲だったんだよな。もう覚えていないけれど、「時をかける少女」より聴いていたことは確かだ。

 

それで、いよいよ「時をかける少女」で映画初主演する。3rdシングルの主題歌(B面が「守ってあげたい」だったと思う)も映画も大ヒット。ここら辺で彼女の認知度はグッと上がる。

 

その後、「ダンデライオン」「愛情物語」「天国にいちばん近い島」と立て続けに映画に出演、そして主題歌を歌うという風に活動していくことになる。

 

僕は、その頃には歌はそこそこ聴くが映画は観ていなかった。正直言って彼女は大根だったからである。勿論見ているだけでうっとりしていたが、ロック・ミュージックを聴くことに忙しかったので、原田知世からは遠ざかっていたように思う。でもコンサートには行ったよ。動く原田知世を見て嬉しかった。

 

その後も、「私をスキーに連れていって」等話題作に出ていたが徐々にフェイドアウトしていった(ように僕は思った)。

 

そんな彼女が水曜夜10時からのドラマ「デッサン」に出ると(大沢たかおと共演)いうので「これは久しぶりに見なけりゃいかん」と思い、ドラマを観て主題歌を聴いた僕はびっくりした。「シンシア」(21枚目のシングル)というタイトルの曲だった。今までとは傾向の違うこの曲は、何というか本格的にオシャレになっていた。1997年のことだった。この頃からトーレ・ヨハンセンと一緒に活動するようになった彼女はその後もオシャレな音楽を作り(作詞も手掛ける)、鈴木慶一高橋幸宏等とも一緒に活動するようになり、現在に至る。「シンシア」は今でも愛聴している。

 

女優としても着実に活動を続けている(大根じゃなくなっていた)。歌手と映画を両立させていたアイドルといえば古くは山口百恵などが挙げられると思うが、これほど長期間にわたって活動している人は珍しいのではないか。しかもどちらの質も高い。デビューした時はこんな風になるとは思わなかった。特に音楽の方で。

 

現在53歳。まだまだ彼女の素敵な作品に出会えそうだ。