hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

今日のトモフスキーは1stアルバム「ネガチョフ&ポジコフ」です

今日は1stアルバム「NEGACHOV&POSICOV」について書こう。

 

これは、自分の中にいるネガティブ思考な人間(王様)を「ネガチョフ」、ポジティブ思考する人間(王様)を「ポジコフ」と名付け、ネガチョフが歌ったり、ポジコフが歌ったり、両方が一緒に歌ったりするアルバムである。

 

1曲目はアルバムタイトル曲「NEGACHOV&POSICOV」。これからこういう人間が歌いますよ、という紹介ソングだ。

 

♪ネガチョフのネガは、ネガティブのネガです

♪ポジコフのポジはポジティブのポジです

♪僕の中に住んでいる 2人の王様

 

♪ネガチョフが起きてる間は ポジコフはグッスリ寝てるよ

♪ポジコフが張り切ってる日は ネガチョフは ボーっとしてるよ

 

♪ネガチョフが言います 「自分の中から楽しさ作り出さなきゃダメだよ 恋愛とか言い景色とかが無きゃ楽しめないなんてちょっと頼りないね ダーメだよ ダーメ」

♪続いてポジコフが言います 「いやいやいや 自分一人だけで創れる楽しさなんてたかが知れてるよ せっかくこの世に生まれたんですから いろんなヒトに会いましょう いろんなトコに行きましょう」

 

♪ヒトづきあいは僕をくもらす(NO!NO!NO!みがいてくれる)

♪そんなの気のせい(君こそ気のせい)

 

 

という風にネガチョフ(自分を深く掘り下げる)とポジコフ(周りと関わっていく)が交互に登場する。以下「自家発電」「いらない」「忘却toハピネス」「チーム」「ほめてよ」「年表の色」「意味のない組み合わせはある」「うしろむきでOK!」「ガソリン」「ワルクナイ、ヨワクナイ」「今度はサイゴまで」と興味深いタイトルの12曲が収録されている。全て人との関係性というか距離の歌であり、目から何枚も鱗が落ちる言葉が満載だ。

 

「自家発電」では「相手がいなくても景色が今一つでも 僕にはそんなコト退屈の理由にならない 自分の中から娯楽は吹き出す」「『もっと心開け!』と言われた 別に閉じてるわけじゃないのに 弱っちい奴に限って僕の強さを『ネガティブ』と呼ぶ」とネガチョフが歌う。

 

圧巻は「ガソリン」である。

 

「人づきあいが今一つなのは 僕がそもそもカラッポだから」

「ダメな出会いを吹き飛ばすココロも 素晴らしい出会いに開くココロも」 

「どちらも持たずに手ぶらのままで 人とつるむからわけが分からない」

「狭いこの部屋からもっと狭い世の中へ 出かけるなら今度こそガソリンの準備」

「心がないくせに 心を開こうなんて無茶な事」

「作るよここに心をいくらでも見せびらかそう その時はちゃんと見てよ眺めてよ覗いてよ」

 

「一人で唸ったり一人で笑ったりしてたらすぐにガソリンは出来た」

「狭いこの部屋からもっと狭い世の中へ ばらまく出来立てのガソリン」

「作ったのはネガチョフ 運ぶのは俺ポジコフの仕事」

「いつかはガソリンたちが音を立てて混ざり出す弾け出す 一人では出せないようなとんでもない猛スピード」

 

「ネガチョフが作るポジコフが運ぶガソリン」

「ネガチョフがいるポジコフがいる二人は笑う」

 

ネガチョフもポジコフも歌っている曲だが、本当は最初、こんな一節から始まる。

 

「それでも水銀燈が どこまでも続いてるから

八月の虫みたいに 終わらない僕の散歩」

 

この歌やこのアルバム以上にこれからのトモフの活動をも暗示する素晴らしい一節だ。これをかっこいいロックサウンドで歌うわけだからもう堪らない。声は、ジョニー・ロットンを日本風にして少し甘さも出してみました、風である。いい声だよ。

 

 

                                 (続く)