ファーストアルバムの後もいろいろありながら(メジャーから4枚作品を発表した後、自主制作で作品を発表するようになった、とか)、現在まで20作以上のアルバムを発表しているトモフ。もうここに書きたい歌詞がいっぱいあるんだよ。それを書かせてちょうだい。3曲だけにするからさ。
♪骨
燃料は実は既にずっと前から空っぽなんだ
なんとなく似てるモノを詰めて無理矢理進んでくんだ
行き先も実は既にずっと前から失くしてたんだ
着いた場所、着いた場所で ここが目的地だ、って言い張るんだ
偶然の在庫は無くなって 気まぐれも全部使いきって
そんなでもまだまだ 骨は走っている
♪脳
ココロとカラダがつながってるなんて 全然信じられないピンとこない
でも医学の世界じゃそれは常識 感情が免疫力を左右する
気が滅入っているとヤラレル それで落ち込んだらもっとヤラレル
怖ろしいしくみ でも真実らしい
悲しみの分だけ強くなれるよ、なんて全部ウソだった、幻だった 神はいなかった
ああ残酷だ 不公平だ 無慈悲だ
ユウウツが別の新しいユウウツを作り出すなんて やってらんない でもやるけどね
♪スポンジマン
何が起こったっていい どうせ全部吸い取るから
スポンジマン スポンジマン Yes,I am スポンジマン
降ってくる空から 湧いてくる地底から 数え切れないロマンが
面倒臭がるのはもうやめだ! よけきれないから吸いとるんだ
ここから先はひとつ残らず血にするんだ スポンジマン スポンジマン
Yes! スポンジマン!! シュッ!
これについて解説がいるだろうか?あとはユーチューブで楽しんでくださいとしか言えないよ。きっと楽しんでもらえると思うな。あ、それとトモフはきっとポール・マッカートニー好きだと思う。
もう一つ、トモフの活動について語るのを忘れていた。それは、ライブである。初めてトモフのライブを見たのは「スペースシャワーTV」だった(この前書いた)。その時は、気の合う仲間とバンドを組んで演奏していた。僕も無意識にであろうが、バンドでやることを受け入れていた。宅録しているからってライブは別物だろうと。しかし、ある日こんな告知があってビックリした。それは、「今度渋谷公会堂で『ひとりトモフスキー』をやります」というお知らせだった。
「ひとりトモフスキー」。何だそれ?。一体どんなコンサートになるんだろう。しかも渋公だぞ。人は集まるのか?そこで弾き語りでもするのか?疑問はつきない。しかし何だか特別なモノを感じるぞ。
そう思った僕達夫婦は(妻もファンになっていた)、12月23日にあるコンサートに行くべきか否か悩んだが、「行こう!何とかして」という結論に至った。23日夜深夜バスに乗り込み、東京に着く→23日の夜コンサートを見る→その足で深夜バスに乗る→24日早朝家に着いたらすぐ学校に行く、という強行スケジュールを立てた僕たちは、帰り道は満足感でいっぱいだった。そのコンサートの模様については以前書いた。1996年のことだった。
それ以来トモフは「バンドトモフスキー」と「ひとりトモフスキー」、時々「ふたりトモフスキー」という形態でライブをするようになった。「バンドトモフスキー」は2回、「ひとりトモフスキー」も2回見た。もう何年見ていないんだろう。いつかきっとまた二人でトモフに会いに行くことになると思う。
(トモフスキーの話はお終い)