hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

サンタナとじゃがたら

サンタナじゃがたら(バンドの名前です)で何か書けないかな、と思い随分経つ。サンタナのファーストアルバムがあまりにも衝撃的で、この音はじゃがたらのメンバーは必ず聴いているはずだ、と確信したからだ。

 

タイトルだけ書いてそのままにしていたが書いてみるか。

 

サンタナはクラプトン同様僕が手を出さなかったミュージシャンである。だってメロウな感じがしたもの。「ブラック・マジック・ウーマン」?ちゃんちゃらおかしいよってな感じである。その僕が何故サンタナに手を出したか?ゲオでCDを借りる癖がついていたからだ。そこから、フリートウッド・マックジョニ・ミッチェルドクター・フィールグッド等の興味はあるが買うところまでいかなかったCDを借りるようになった。その中にサンタナも含まれていた。

 

そのファーストアルバムを聴いた時の衝撃は大きかった。特に1曲目の「Waiting」のイントロ。パーカッションから始まりやがて鍵盤が唸りを上げる。ギターは?まだなの?と思い聴いていると、来たよ来たよ。と思ったらあっさり終わって再びパーカッションの海の中だ。しばらくしてギターの登場だ。結構荒々しいギターだな、と思ったらあっさり終わってしまった。4曲目の「Savor」では再び1曲目のような嵐がやって来た。ギターもすごいがキーボードもいいぞ。いやパーカッションもだ。これはライブでやったらうけるだろうな。と思ったらそのまま5曲目に突入だ(何だか古舘伊知郎みたいになっている)。ドラムとギターの活躍ぶりが気持ちいい。6曲目で初めてヴォーカルが入る。勢いはそのままだ。ギターのカッティングが気持ちいいぞ。最後の9曲目はギターが語っている。

 

というわけで僕はサンタナのファースト、いいじゃんって思った次第である。印象に残ったのは一番はパーカッション、次にギター、鍵盤だ。ギターは時に荒々しく時に語っているように聴こえるが僕が勝手な先入観を持っていた女々しいギターではなかった。

 

対してじゃがたらだ。じゃがたらについて語るとなるとかなりの根性がいるので1曲だけに絞ろう。それは、ファーストアルバム「南蛮渡来」(1982)の1曲目「でも・デモ・DEMO」だ。イントロの長さは「Waiting」に負けないくらい長い。しかしじゃがたらの場合は、サックスがメインだ。そしていつの間にかギターのカッティングが入っている。アケミのヴォーカルが入っても演奏の熱は変わらない。いや少しずつ熱くなってくる。「日本人て暗いね」「思いつくままに喋り続けろ」とアジテートするアケミ。それに被さるコーラス。パンク、ファンク、アフロが混然一体となったサウンドは最高に気分を高揚させる。

 

それで、この混然一体となったサウンドの中に、サンタナファーストの要素がきっと入っているのではないかと感じた次第だ。

 

前にも書いたが、僕は大学生の頃、じゃがたらのコンサートに行った。そうしたらアケミがいない。それでも他のメンバーだけでコンサートを決行した。コンサートが終わった後の僕は、道にころがっていた瓶を拾い、道路に叩きつけた。それくらい興奮度の高いコンサートだった。アケミがいたじゃがたらを見たかったと思うことが今もよくある。

 

果たしてじゃがたらのメンバーは僕が感じたようにサンタナを聴いていたのだろうか。