前にピーター・バラカンのことを書いたら、また彼のカタログ本を読みたくなった。アマゾンで検索してみたらあったあった。
「Taking Stock」~ぼくがどうしても手放せない21世紀の愛聴盤~ というのが本のタイトルだ。
早速購入したが、いつものピーター節が炸裂している(まだ数ページ読んだだけど…)
そして僕は4番目に紹介されているバンドに引っかかった。
The Derek Trucks Band の「Songlines」というアルバムだ。「デレクのギターから放たれる超越的な精神性と、とてつもない幸福感」という副題がついている。ピピっときた僕は、早速アップルミュージックを登場させると、あった。
超越的な精神性はよく分からないが、とにかく聴いていて気持ちいいことだけは確かだ。特にパキスタンのヌスラット・ファテ・アリ・ハーンのカバー「Sahib Ten Bandi/Maki Madni」のインストゥルメンタルバージョンは最高だ。10分という演奏時間が短く感じられる。パキスタンとアメリカがいい感じで融合している。この曲が気持ちよく聴こえるのは、いろいろな(主にアメリカのルーツミュージック)音楽を昔より聴くようになったからだと思われる。とにかくデレクのスライドギターが堪らない。スライドギターとタブラは相性がいいと思った。
この本でピーターはアルバムを52枚紹介している。
勿体ないから老後の楽しみにとっておこう。これで僕も21世紀の音楽を楽しめそうだ。
カタログ本ってどこからでも気分次第で読むことができるのがいいよね。