hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

They are not Beatles

これは、大学時代に僕が作ったカセットテープのタイトルである。

 

まずビートルズの方を書くと、当時僕が持っていたビートルズ関連のレコードは、ジョンの「ジョンの魂」「ウォール・アンド・ブリッジズ」とポールの「バンド・オン・ザ・ラン」「タッグ・オブ・ウォ―」くらいだった。100枚以上持っていた中で4枚である。そしてなんとビートルズのレコードはその中に1枚もなかった。

 

一方僕が持っていたのは、ドアーズ、デビッド・ボウイルー・リードイギー・ポップジョニー・サンダース等の荒んだロックだった(Theyの方)。

 

あの時の僕は、松村雄策ビートルズ話を楽しんで読みはするが、レコードまで買おうとはしなかった。誤解を恐れず書けば、何だかチャラい感じがしたからだ(←我ながら不遜だったな)。

 

だから、さっき書いたアーティスト達の曲を集めて、「They are not Beatles」というタイトルにしてよく聴いていた。残念ながら捨ててしまったけれど、今でもよく聴く曲も入っていた。

 

さっきは、「チャラい」と書いたが、僕はこのテープを作った時は、はっきりとビートルズに反感を持っていたのだと思う。勿論今考えるとバカじゃないの?ってことになるけど。ほんとにバカだったのだ。あの当時は。世の中の誰もが認めるビートルズを認めないことがかっこいいと思っていたのだ。

 

後にバンドリーダーが持っているビートルズのレコードを全部借りることにした。何故突然借りることになったかというと、これも恥ずかしい話だが、当時の彼女にビートルズの事を聞かれ上手く答えられなかったからだった。

 

しかしデビューアルバムからラストアルバムまで全部聴いた僕は、「ビートルズには(ロックの要素が)全部入っている」と思った。思ったがその後レコードを買うわけでもなくCD時代の後期に入ってからやっと自分のお金でビートルズの作品を購入することになる。やはり荒んだロックに一番やられていたのかな。

 

ちゃんとビートルズサウンドを意識して聴くきっかけになったのは、中山康樹の「これがビートルズだ」を読んでからだった。筆者の主観が思いっきり入っていて笑えるくらいだったが、楽しく読むことができた。それからだ。ビートルズを真剣に聴きだしたのは。

 

いかん。「They are not Beatles」だったのに。ビートルズの話になってしまった。

 

とにかく僕の音楽ライフに本格的にビートルズが入ってきたのはそれからである。何だかタイトルから離れていくばかりだな。一応「続く」にしておこう。