「Raw Power」byイギー・ポップ
「You Got Me Rocking」byザ・ローリング・ストーンズ
「Fire」byジミ・ヘンドリックス
どれもロックの名曲である。
この3曲はフリクションの「DEEPERS」（2009）というミニアルバムに収録されている。この時期のフリクションは、ベースがレック、ドラムが中村達也という2人編成だった。中村達也が叩くのだから凄いことになるのは予想できたが、レックってこんなに恰好良かったんだ。デビューアルバム（「軋轢」）のボーカルが鼻についてそれ以来聴かなかったけど、今回はあのボーカルスタイルが合っている。そして何より凄いのがベースだ。エフェクトをかけてギターのように、そしてうねるようにベースを弾きまくるレック。相変わらず手数は多いが重いビートを刻む達也のドラム。これでベースとドラムだけ？凄すぎる。特に「fire」はいろいろなところでも書かれているようだが…。やはり「凄い」としか言いようがない。
後にこの2人は「2013―Live Friction」をリリースする。
普段の僕は、カバー曲を聴くと原曲を猛烈に聴きたくなるが、今回はそんなことはなかった。いつまでもこの3曲をループして聴いていたくなる。
この3曲はスマホに残しておいた音源だけど、ちゃんと僕も分かっていたんだな。これは一生聴くことになることを。
4回も「凄い」と書いてしまった。いやあ、描写力ないなあ。
イギー・ポップなんかもう興味ないぜ、という人にもお勧めです。
