hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

花田裕之はかっこいい2

ルースターズ解散後、何と布袋寅泰プロデュースで思いっきり華々しくソロデビューしたのにもたまげたな。あれはもうルースターズの呪縛から解かれ、開き直った末の決断だったのだろう。彼のフォトジェニックなところも全面的に晒し、派手なサウンドで「売ろう」という意思を感じた。結構無理もしていたんじゃないかなと思ったけど、針を振り切った彼に対して応援する気持ちで一杯だった。かっこいいと思った。山本耀司のファッションショーにも出ていな。確か。しかし残念ながらこのプロジェクトは尻すぼみになりアルバムは2~3枚で終わったように思う。

 

その後何年かしてスペースシャワーTVを観ていたら髪をロングにしてストーンズのカバーをダルそうに歌っていたのを見た時は正直失望した。これじゃあどこかのアマチュアバンドがかったるそうにかっこつけて歌っているだけじゃないか、花田も終わったのかな、と思った。

 

しかし彼は、フジロックでのルースターズラストライブ(!)の前後から「流れ」というツアータイトルで全国各地を周るようになった。このタイトルを聞いた時ピンときた僕は早速ライブを聴きに行った。一人でアコギを持って座り、時にハーモニカも吹いて淡々とプレイする花田の姿はどこか飄々としていて、あぁ今楽に自分らしく生きているんだろうな、と思わせるものだった。

 

2004年に出た「NOWADAYS」はとてもリラックスした、というかその時の花田らしくて聴いている方もリラックスするようなアルバムだった。今でも時々聴く。

 

花田裕之は決して偉ぶるわけでもなく、彼のロックンロールをプレイしている(昔からそうだったが)。そこが彼のかっこよさだ。