まずはここに訪れてきてくれた人に感謝を。勿論誰かに読んでもらいたくて書いたので、アクセス数という目に見えるものに一喜一憂しながら、お話をアップしてきました。
ことの発端は、前任校で同僚だった男性教諭から、「先生の授業は文章化できないんですよ。」と言われたことでした。「何それ、褒めてんの？」と言ったら、「子ども達らとのやり取りとか、学習に対する姿勢についての話とか、見習いたいことがたくさんありました。それを若い先生に見てもらいたいんです。」
文章化できないかぁ。だったら自分で自分の授業を文章化してやろうじゃないか、というのがこのお話を書くきっかけとなりました。
最初は論文調で、「この時にはこうする。」「こんな風に考えて授業をしている。」などと書いていましたが、この文章は誰に向けて書いているんだ？ていうことにはたと気づき、だったら「お話」にしちゃえばいい、と思い直し、書き直すことにしました。
そこからは、あれも書きたいこれも書きたいとなり、結果何だかとっちらかった作品になりましたが、どこかでけりをつけなければいけません。それに誰かに読んでもらいたい気持ちも強くなっている。ということで、SNS嫌いの私もこういう形をとらせてもらうことにしました。
お話を書く、という行為は長い旅を続けるのと似ていました。
今の教育現場は、I C Tがどうだ、学び合いのある授業がどうした、などの話題に花が咲いています。「400」で書いた授業は確かに絶滅危惧種なのでしょう。でも、こんな授業は本当に必要ないのか？という思いがお話を書いている途中にも日に日に高まりました。私はこれからも、フォーハンドレッドとして生きていくつもりです。その体力をつけるための半年間でした。
最後にチアイ。キミが産まれなかったら、このお話をドライブさせることは出来なかったよ。今も俺の周りに居て見守ってくれてるのを感じてるよ。サンキュー。いつかまた夢の中で会おう。
時候の挨拶もしない『俺』hanami
