hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

とにかくマウンドに立ち続けるんだ

のっけから引用で申し訳ないが、野球界のレジェンドである野茂茂雄氏のエピソードから書き始めてみよう。

 

 

野茂選手がドジャースに在籍していた頃の話である。同僚のピッチャー(ドミニカ人)が登板して滅多打ちになって降板した。その選手はベンチに戻ってからチームメイトと談笑していた。滅多打ちをくらったというのに、どういうわけだろうと思った野茂選手は通訳を介して訊いてみた。そしたらこう言われたそうだ。

 

 

「結果がどうであれ、自分は今日無事にマウンドに立って投げられた。それは僕にとっていい日だったっていうことなんだ。打たれたくらいで落ち込んでいられない。試合を楽しまなきゃ!」

 

 

その言葉を聞いて野茂は黙り込んだ。しかしその数か月後「試合を楽しむ」という言葉が野茂選手自身から発せられる。オールスターという大舞台の前にだ。このように彼の価値観が変わったことで日本のスポーツ界の価値観も変わった。

 

 

 

翻って自分に置き換えてみると、僕は価値観が変わる前の野茂選手と同じ心境のままだ。比べる対象が大きすぎるので口幅ったいが。「授業が上手くいかない」と心の中で落ち込んでばかりいる。しかしそれは違うのだろう。それではダメなのだろう。ドミニカ人投手の言う通り、マウンドに立って投げられることこそが大事なのだろう。僕にとってそれはクラスに赴き授業をすることだ。毎日毎時間粛々と授業をすること、それができれば「いい日」なのだ。

 

 

とか書いているけれど、ここ数日の落ち込みは酷かった。それにこんな短時間で心境が変わるわけがない。正直言うともう授業をやりたくない。

 

 

しかし、あと7日だ。7日マウンドに立ち続けることができれば、僕は引退だ。今の僕はあと7回、というよりもまだ7回もあるのかという気持ちの方が強い。もうへこたれそうだ。

 

 

なんてことを数日間くよくよ考えていて、ブログを書くエネルギーもなくて家に帰ってふぅーっとため息をついてばかりの日々だった。寝ても目覚めは悪いし、ずっとギリギリまで寝ている始末だった。今日は珍しく午前3時にパッチリ目覚めたのでこうして記事を書いている。

 

 

24日から4日間はこんな面持ちで過ごしていた。

 

 

書きたいことはあったんだけどね。美空ひばりのこととか、ドラマのこととか、YouTube番組の「みのミュージック」のこととかブルーハーツのこととか。

 

 

 

 

今週の授業は今日と金曜日の2日だけだ(明日は人間ドック)。合わせて11コマだ。どうなるかは分からないが、とにかくやってみるしかない。

 

 

午前の部はこれくらいにしておこう。今から大谷選手今季初のオープン戦が始まるからな。これを観て、元気を出して学校に行こう。それでは。

 

 

と思ったら大谷が第3打席にホームランを打ったではないか。これで学校に行こう気持ちになったよ。ありがとう、大谷選手。

 

 

 

 

 

 

今日は1限目から5限目まで授業だった。今の僕にとっては非常に厳しいスケジュールだったが、奇跡的にやり通すことができた。うん、我ながらよく頑張ったよ。

 

 

5限目が始まる前に教頭が僕のいる部屋に表れてさりげなく僕の調子を聞いてくれた。僕はありのままに話した。3月8日まで、いやもっと前に休むことになるかもしれないこと、その後は長期の病休に入るだろうこと、来年度で退職しようと思っていることなどだ。教頭は「もったいない」と言ってくれた。そして「校長は知っとるん?」と聞かれたので「大体のことは話してあります」と答えた。始業のチャイムが鳴ったので話はそこで終わったが、教頭に話すことができてホッとした。

 

 

明日の人間ドックが終わったら金曜日だ。金曜日は1,2限目テスト、3,4限目6年生を送る会で授業はなし、5限目4年社会で6限目はテストだ。いつもの金曜より楽な日程だ。これを乗り切って、成績をつけて、教室や職員室を整理して、そしたらさよならだ。もう少しだ。その日が来るまでとにかくマウンドに立ち続けるんだ。

 

 

 

ちょっと深刻になりすぎてるかな。

 

 

妻からは「しんどかったら夕飯作らんでもいいよ」と言われている。でも今日は何とか作れそうな感じだ。

 

 

 

 

それでは。バイバイ。