只今15時15分。やっと家に帰ることができた。今日は8時台に休日出勤したぞ。それで教頭と少し話をしてからは、自分の教室でひたすらプリントを作っていた。5枚目で力尽きたので、作った分を印刷して学校をあとにした。遠出をしたいなーと教頭＆教務に言ったら、「早く行かんと雨降ってくるよ。お昼は何食べるんや？」と言われた。暫く考えて「ラーメンかな」と言ったらあれやこれやとおいしいラーメン屋を教えてくれた。
しかし、車に乗った途端にラーメンが食べたくなった僕は校下のラーメン屋（結構有名）に向かっていた。そこで中華そばを食べて、さあ、遠出だ、どこに行こうと思ったが、勿論行き先は決まっている。金沢のレコード屋だ。今まで2回行って2回とも閉店だった店だ。
そこに向かって真っすぐに行けばいいものを、どうしてだか僕は「途中に天下一品（ラーメン屋）があるな」と思ってしまった。おいおい、それはないだろ、と思ったし、この時間帯なら混んでいるから入れやしないと思ったところ駐車場に停まっていた車は少なかった。僕は瞬時に判断をしてハンドルを切り、店の駐車場に入った。しばらく考えていたが、決心して店に入った。ラーメンのはしごなんて初めてだ。でもさっきの中華そばは何だかしょぼかったし、我慢できなかったんだ。
そこでこってりラーメンを食べて満腹になった僕は、レコ―ド屋に向かった。今日は開いていた。颯爽と中に入ってすぐにマイケル・ジャクソンのコーナーに行った。しかしお目当てのブツはない。そりゃそうか。あれを見つけたのは夏だったもんな。売れてるに決まってるか。
よしっ、探索活動を始めるとするか。僕は金沢に向かう前に車屋に行って（車検に出していた）自分の車に乗り換えて行った。その時車検代が思いのほか安かったのに驚いてだか知らないが、気が大きくなっていたのだろう。気がつくと10枚ほどのLPを手にしていた。この店のいいところは値段が安いことだ。1枚780円のボブ・ウェルチのアルバムを見つけると手にとってしまうでしょ？
こっちの方もラーメン同様我慢できなかった。しめて1万ちょいだ。2枚組でも1200円ほどで売られていたからブルース・スプリングスティーンの「ザ・リバー」もアバの2枚組ベストも買ってしまった。ニッティ・グリッティ・ダート・バンドなんて3枚組1280円だよ。平均すると1枚1000円ちょいだったのかな。
ここで終わればいいものを僕は地元に帰ってシマムラに向かっていた。スウェットが欲しかったのだ。今頃気づいたのだが、今まで履いていたスウェットには後ろにチャックが付いたポケットが付いていて、それが床に傷を付ける原因となっていた。早めに買わなきゃ、と思っていたので善は急げとばかりにシマムラに向かったのであった。
家に居る時はずっと履いているものだから、サイズもきちんと測ってよしっと思うまで試着した。そしてついでに靴下と上着も買ったのであった。タガが外れちゃったんだよね。こういう時ありますよね？
そして車屋に行って、お金を払い家に戻ってきたというわけだ。
今はニッティ・グリッティ・ダート・バンドのバンジョーとフィドルの音にまみれ、その後ジャパンの「孤独な影」を聴き、さっきとの落差にめくるめく、ということをしている。幸せだ。お次はファン・ボーイ・スリーだ（セカンドアルバム「ウェイティング」）。これは買いですぜ。この前ザ・スペシャルズの再結成アルバム「アンコール」を聴かなかったら買わなかったであろうアルバムであるが、うーむ、テリー・ホール、かっこいいぞ。サウンドもクールでいいねぇ。あと、何となくだけどテリー・ホールとトロンボーンは相性がいいんじゃないかな、って思ったよ。
このレコード達を聴いている途中に炬燵の位置を元に戻した。ここ数日、炬燵がどうも音を遮っているような気がしてしょうがなかったからだ。元に戻ってからはそんなことはなくなった。今まで通りの快適な音になった。模様替えをしてちょっと新鮮な数日だったが、音が気持ちよく聴こえることが第一優先事項だからこれでいいや。妻は帰って来てなんて言うだろう？
11月2日だか4日だかにビートルズの最後の曲が発表される。噂通りタイトルは「ナウ・アンド・ゼン」である。もう流出している音源だが、僕は聴いたことがない。楽しみだなあ。リアルタイムでビートルズの音源を聴くのは「フリー・アズ・ア・バード」「リアル・ラブ」（←うろ覚え）以来になるのかな。あの時（「アンソロジー」が発表された時）、僕は今ほどビートルズを聴いてなかったもんな。とにかくどんな風に聴こえてもOKな気持ちを作っておこう。ポールやリンゴも感慨深かったろうな。
それにしてもこの曲の煽りPVを観たが、昔の映像がとことん鮮やかになっていることに驚いた。ここはひとつ頑張ってもらって（誰に頑張ってもらうんだ？）ビートルズのあらゆる映像を現代の技術で蘇らせてほしいものである。
今日はまずまずの1日だったな。いや「まずまず」なんて自己肯定感が低すぎるか。言い直そう。
今日はいい1日だった。
