hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

怖いもの見たさという意味での興味はある

昨日に引き続き親戚話を書いておこう。

 

今朝姉からLINEが来た。読んでみたところ、僕の想像以上に骨肉の争いは続いているらしい。息子の代になってもひどいことが続いていたらしい。LINEの最後の方には父は僕達を守ってくれていたと書いてあった。父方の親族の話だけで大河小説になりそうな勢いである(1回だけ読んで怖くなったので、なかったことにした)。

 

父方の親族は食べ物関係の商売をしていた。当然長男が後を引き継いだ。残りの兄弟のうち一番下の弟が自分のところでも同じ商売を始めた。女子2人は焼き物関係の商売人に嫁いだ。2番目の男子は隣の県に行って商売を始めた。下から2番目だった父は、食べ物屋や焼き物とは全く関係の無い自転車屋を始めた。この時点で何らかの確執があったのだろうか。少なくとも父は他の兄弟と距離を取ろうとしていたのだろう。

 

僕達姉弟はどこの親戚にも顔を出していた。ところがある日、一番下の兄弟のところにはもう遊びに行ったらダメだと母から言われた(ような気がする)。まだ小学生だった僕は訳も分からず、そのままその親戚とは疎遠になった。亡くなった従弟とは結構親しくしていたのだが、母から言われた時以来遊びに行ったことは1回もない。どうやら一番下の弟が長男に反旗を掲げて独立したらしい。だから縁を切ったというわけだ。

 

長男と一番下の家の距離は歩いて3分程だ。その両家が断絶した。それは今も続いている。長男の家は長男の家の中でいろいろあったらしい。一番下のところもいろいろあったらしい。その他の姉や兄のところもなかなか激しい人間関係だったらしい。自分の親戚のことなのに「らしい」ばかりなのが自分でも怖い。どうやらそんな血が僕の中に流れているようだ。

 

しかし、父はさっきも書いたようにそんな激しい血縁関係から距離を取っていたと思われる。そのことで随分馬鹿にされたというか、下に見られていたというか、そんな存在だったらしい。しかし父からは親戚関係の愚痴めいた話は一切出てこなかった。僕が働き出して一緒に呑みに行くような機会が増えても親戚関係の話はしなかった。

 

姉は僕より数万倍親戚付き合いが上手いから聞き出したいところだが、今の僕と姉の関係ではそこまで話すことができない。

 

この激しい血縁関係の話をもっと聞き出せば、結構面白い物語になると思う。

 

それにしても僕はそんな環境で育ちながら、どうしてこんなにものほほんとした人間になったのだろう。両親のおかげだろうか。きっとそうなのだろう。父は僕に対して何を思っていたか、どういうつもりで育てたのかは今は知る由もない。でもさっきも書いたように僕にもその血が流れていると思うとちょっと怖くなるな。そしてはっきりと自分は後を継ぎたくはない(というか商売人にはなりたくない)と思っていたことは確かだ。父も自転車屋を継いで欲しいとは思っていなかったはずだ。結局僕は教員という道を選んだ。

 

 

ここまで父方の親戚の話を書いたが母方の親戚の方もなかなかの確執があったことが後々分かった。後々というのは、結婚してからだ。母方の親戚の方も行ってもいいところと行ったらダメなところがあった。そして誰かが亡くなると、何だか知らないが通夜や葬式に参列させられたりした。僕は相当おぼこい奴だったのだろう。しかし、この頃にはハッキリと親戚付き合いは嫌だ、という気持ちになっていた。

 

 

今、僕が行ってもいいところは、母方は2か所、父方はゼロだ。これが葬式とかになると流動的になる。わけが分からんよ、全く。自分には子どもがいないことに心底ほっとする。こういう確執は一族に流れる業とでも呼ぶべきものなのか、それとも世間でよくあることなのかは分からない。親戚サイドから僕を見るときっと虫けらのような存在なのだろう。そりゃそうだ、こっちは積極的に嫌っているんだから。

 

 

唯一こういう話ができそうな人は母方の従弟だった。しかし彼女は数年前に若くして亡くなった(昔書いたことがある)。もう親戚関係のことで話ができる人は父方の方はいない。もうすぐ60歳になる僕が「あーあ・・・」って思っているのはいいんだけど、その下の子ども達まで同じような思いをさせるなんて結構許しがたいな。

 

あ、ここまでどちらも祖父のことに触れてはいなかったが、父方の祖父も母方の祖父も一族の代表として表面上は上手くやってきたのだと思う(はっきりとしたことは分からないが)。どちらも祖父が亡くなってから箍が外れたのだ。そう考えるとよくある話なのかもしれない。

 

どちらにしても僕のように親戚関係に辟易としている従弟はいるんじゃないかな、と思っている。一人思い当たるのは父の葬儀の際、僕が何も話し合い(細かい席次とか)に介入しようとしなかったことを諫めた人だ。その人の言うことは取り敢えずできるだけ聞こうと思っている。

 

もう一人は、母の妹の子どもだ。僕より年下だけれども、僕より頼りになる。実際僕のプライベートな危機を何度も救ってくれた。もしかしたら今日このブログを読んでくれているかもしれない。

 

この2人は僕よりもうんと情報を持っているはずである。少なくとも母方の親戚付き合いのドロドロが分かるかもしれない。しかしそんな話を聞く機会はやってこないだろうな。

 

 

何だか一族ものの本を読みたくなった。思いついたのは北杜夫の「楡家の人びと」だ。外出したついでに本屋に行き、試しに1巻を買ってみた。

 

 

今日はジェイク・バグばかり聴いていたな。ホントに気に入ったよ。何といっても曲がいい。聴き流していると手が止まる曲がととても多いんだ。この夏中に彼についての特集記事を書きたいものだ。それにしてもまだ20代の若者である(はず)。この調子で作品を作り続けてほしい。

 

 

今日は1日何も用事がない日だった。そのせいだろうか、久しぶりに無為な時間を過ごしていた。家のことでやったことは薬缶をピカピカにしたことくらいだ。今からちょっと働いてみるかな。

 

 

とか記事に書いてもやらないことがあるんだよね。昨日、夕食を作るぞ、と書いたのに結局「お惣菜買ってきて」と妻に頼んでしまった。今からちゃちゃっと掃除して、今日こそ夕食を作るのだ。

 

 

お終い。

 

 

 

 

 

掃除はちゃちゃっとできたし、夕食も作った。これでよし。